ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

鶏口だけど、牛後も悪くないんじゃないかと思い始めた

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

「鶏口となれども牛後となるなかれ」という故事成語がありますよね。

 

「牛のお尻(大きな組織の末端)よりも、鶏のくちばし(小さな組織のトップ)になるほうがいいよ」と言う意味ですね。

更に意訳すると、「大企業の平社員よりも、中小企業のトップの方がいい」という感じにも言えると思うのですが、私は最近コレに疑問を持っているのです。

 

 

「相対的に」優秀な人間になっている

私は、今勤めている会社の中では、ハッキリ言いまして、超優秀な社員だと思います。

これは決して、自分の能力が高いというわけではなく、周りのレベルが低いから。

だって、百分率(%)のことがわからなかったり、アポの日時を忘れちゃったりする人がわんさかいるのですよ。

 

 

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更にそれは、業界全体が割とそういう感じということもある。

人材業界というのは入れ替わりが激しいので、入社3年未満の社員が圧倒的に多く、4年目くらいから課長とかリーダー的な役割になるくらい、人材の層は薄くなっています。

入社2年目くらいから後輩の教育担当になり、若鳥がひなを育てているような感じになって、ヤバい奴が量産されていくのです。

 

そんな人材業界で10年生き残っている私は化石みたいなもので、私にとって「フツーに仕事をしているだけ」でも、「超優秀な人」になっちゃうんですよね。

絶対的な問題ではなく、単に周りがヤバい人ばかりだからという、相対的な問題なのです。

 

 

私は成長できているのだろうか?

私は別に後輩とか部下とかのマネジメントがしたいわけではなく、どちらかというとお客様に向き合っていたいタイプ。

だから、別に周りがヤバい奴であろうと、自分がちゃんと仕事ができているという実感があれば、お客様の役に立てていると思えれば、満足なのです。

 

でも、本当に私は「切磋琢磨」できているかというと、ちょっと疑問になってきたりもするのです。

 

 

「牛後」って、上がたくさんいるってことでしょ?

「鶏口」って聞こえはいいかもしれないけれども、見方を変えれば「小さな鶏ごとき」だし、「井の中の蛙」「お山の大将」っていう言い方もできる。

 

「牛後」って言うのは末端・底辺かもしれないけれども、こちらも見方を変えれば「大きな牛」だし、別に尻にとどまらず、しがみつきながら前に進んでいくこともできる。

 

自分の前に色々な人がいれば、その人から学ぶこともあるかもしれないし、「追い越す」という楽しみもある。

 

 

他の世界も積極的に見ていこう

そんなことをちょっと考えながらも、「鶏口」は、なかなか手放せないものだったりします。

私は子どもが欲しいし、子育てしながら働くと考えると、ここまで私を高く買ってくれている会社で、「優秀な人が第一線を退いてママをしている」というポジションでちょっとペースを落とすくらいがちょうどいいと思っているから。

 

こんなことを考える私は、成長を拒絶している、ダメな女なのだろうか?とモヤモヤしている。

 

でも1つ決めたのは、他社も積極的に見ていこうということ。

 

「サラリーマン批判」をしている人を見ていると、「何その古いイメージだけで語ってる姿?ヤバくね?」と思うことがあります。

「仕事終わりに毎日上司に飲み会に連れて行かれて、自慢話を聞かされる」とか。

「上司が帰らないと帰れない雰囲気があって、毎日終電」とか。

いつの時代なんだ?と思います。

もし、今もその状態なら、そこが世間一般からかけ離れたただのブラック企業なだけの話で、どの会社もそうだと語られても困るのですが。

 

彼らに足りないのは、イメージだけで語らず、最新の情報をキャッチしていくというスタンス。

そう、「井の中の蛙」であり、「お山の大将」なのです。

 

私の「鶏口でいいや」も、サラリーマン批判を繰り返す「的外れな人々」と同じになってしまう可能性を秘めています。

だからこそ、意識して、別の環境、特に「牛後」、さらに「牛頭」をしっかり見ていこうと思うのです。

 

 

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