ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

ノー残業デーが出ては消えてを繰り返すブラック企業で働いている

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

有名はてなブロガーさんのらくからちゃさんが、こんな記事を書いていました。

 

www.yutorism.jp

 

らくからちゃさんは、きちんとしたリソースを出しながらの分析&感想がまとまっていて、とても分かりやすく、そして読んでいて学ぶことが多いので毎回更新を楽しみにしています。

 

さて、私もどちらかというと、「月40時間残業&有休消化50%って、ホワイトじゃね?」と考えてしまうような、新卒で入った会社の雰囲気にガッツリと染まっている層なので、今回はそんな自分の感覚を少し見つめ直してみようと思います。

 

 

帰宅ラッシュに驚いた経験があった

以前、17時くらいの電車にたくさん人が乗っていることに驚いた経験があります。

明るいうちに会社を出てしまうことに、罪悪感を感じたことも。

 

新卒で入社した会社(今も勤め続けています)では、入社当時定時に帰る人はいませんでした。

なんなら、月末締め日前になると、徹夜している人もいたくらい。

今は、営業以外は定時退社している人「も」いるくらいになっていますね。

会社にこもってずっと仕事をして、2~4時間くらい残業して帰るのが当たり前になっていると、まず「定時に帰る人が意外と多い」という事実に驚かされるのです。

 

 

「ノー残業デー」が出てきては消えている

さて、そんな私の働く会社は、「ノー残業デーを作ろう!」と言って、早く帰ろうキャンぺーンが発令されたり、そんなのなかったことにしたりを繰り返しています。

徹夜したりしている人がいた会社で「ノー残業デーですよ、帰りましょう」だけで残業が減るわけがなく、「とはいえ、残業しても仕方がないよね」と、なあなあになってしまうのです。

大体、なくなる理由は「業績担保のため」です。

売上を上げるためには長時間労働しないといけないという思考がこびりついちゃっているんですよね。

 

そのへんは、こちらの記事で書きました。

www.dokudamiyoshiko.com

 

 

残業月45時間って多いよね?

仮に、ノー残業デーを遂行したとしても、その後はこんなことが続きます。

「みなし残業代を月45時間分払っているんだから、45時間くらい残業しなさい」

 

そうすると、週に1日は残業ゼロだったとしたら、45時間÷16日(週4日)=2.8125時間 になるんですよね。

1日あたり約3時間の残業。

9~21時(休憩1時間)をノー残業デー以外、毎日。

・・・多いよなぁ。

 

※そもそも、「会社は残業代を払っているのだから、その時間分残業しなさい」はおかしな話ですよ!

 

 

人材会社の営業は、麻痺しているのだ

残業が慢性化しているので、私のいる人材業界では、「残業月20時間以内です」と言われると、「少ないな」と感じてしまうフシがあります。

「残業月10時間以内です」と言われると、「めちゃくちゃ少ないですね!御社は働きやすいのでそれを求人票に書きましょう!」ってなり、「働きやすい職場です」になります。

中には、パートタイマーの募集で「18時には退社できるので、子育てとの両立もラクラク☆」みたいに書いているライターもいます(ラクラクではないと思うけど・・・)。

みんな、自分達基準で考えてしまうからなのです。

 

逆に、「残業?月80時間くらいかな?・・・これって違法なの?」みたいな超ブラック企業に出会うこともあります。

そういう会社とのお付き合いもあるから尚更、「ウチの会社ってホワイトだなぁ~」なんて思っちゃうのかもしれません。

 

 

自分の働き方が「当たり前」「スタンダード」と思わないために

私のように、人材系の営業をしていて、色々な会社の働き方を知っていると「それっておかしい」に気づきやすいのかもしれません(といっても、だいぶブラックに染まっていますが)。

でも、「他の会社の働き方?そんなの見たことないし聞いたこともないから、知らない」という人、転職経験がない人は、自分の今の働き方が「世間一般的な当たり前」だと思ってしまうのも無理はありません。

 

では、どうすればいいか?

 

冒頭のブログのような、「全体観」がわかるようなデータを探してみるとか、家族・知人・友人に聞いてみるとか、SNSを探るとか・・・今なら色々ありますよね。

沢山の情報に触れる、偏っているなと思う時にはさらに違う意見も探すことによって、「客観性」「俯瞰してみる」という視点を得ることができれば、「これっておかしい」に気づきやすくなるのではないでしょうか?

 

周りが見えなくなるほど働き詰めになっていると、気づかないことがあります。

「残業月40時間?ホワイトじゃない?」と思ったあなたは、まずは、一回定時退社してみるか、定時前後にちょっとコーヒーでも買いに外に出てみることをオススメします。

 

 

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