ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

ハードワークと言っているだけの、非効率について

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

「働き方改革」「残業規制」「圧倒的成長」「高い生産性」などなど、高度経済成長期から今まで、人の人生の多様化・テクノロジーの進化とともに、仕事のスタイルはどんどん変化してきています。

 

そんな中、「今の若者は、残業したりハードワークをしたりできないから、成長の機会が失われている」という主張に対し、「成長には、必ずしもハードワークは必要ではない」という結論に達したというIT企業の社長が書いたブログを読みました。

 

axia.co.jp

  

成長の機会は、ハードワーク(会社で長時間働くこと)だけではないというお話で、この話は納得できます。

しかし、私は別のことを考えていました。

 

「若いうちのハードワークって、大体意味ないことやってない?」と。

 

もしかしたら、他の方は若いうちから質の高い仕事をたくさんこなして、圧倒的成長をしてきたのかもしれません。

でも、私自身がハードワークだった時期の仕事ぶりを思い出してみると、決して質の高い仕事をしていたのではなく、ただ単に要領が悪くて仕事の進め方が下手だから遅くまで残って仕事をしたりしていただけだと思うのです。

 

私の「エセ・ハードワーク時代」の何がいけなかったのか?

どういう仕事の仕方をすれば質の高い仕事をしながらもっと早く帰れたのか?

反省も込めて、振り返ってみたいと思います。

 

 

その1:スケジュール管理ができていなかった

私がだいたい終電まで残って仕事をする時は、仕事が終わらない時でした。

 

仕事が終わらず明日のアポやプレゼンに間に合わない・・・そんな時に、終電まで残って仕事をしていました。

ギリギリに完成したゆえに誰にもチェックしてもらえないままプレゼン資料を持っていき、見事撃沈していたこともしばしばです。

 

もしも過去に帰れるならば、一人しかいないオフィスで半べそをかきながらプレゼン資料を作っていた私をひっぱたきたいですね。

 

ひっぱたきながら言うでしょう。

なんで前日になるまで放置しておいたんだ!と。

 

そう、私が終電まで残っているのはだいたい、「やらなければいけないとわかっているがやってない」ことが前日になって「やらなければ死ぬ」という状態になり、そこからやっと取り掛かるというのが原因でした。

 

おまけに、遅くまで残っていると先輩はどんどん帰ってしまうので、自分の作ったものを見てもらったりとかフィードバックしてもらう機会を失い、独りよがりで完成度の低いものばかり出来上がっていました。

翌朝になって見てみると、なんて意味のわからないものを作っているんだろう?と自分でも呆れたものです。

 

 

その2:まずはやってみるというのが美徳だと思っていた

今の私は、ゴールから逆算してそれに向けて 提案資料を作るというのができるようになっています。

でも、残業だらけ時代の私は、そんなことは全くできませんでした。

 

「まずはやってみる。やりながら考えてみればいい」というような、間違ったポジティブ思考で、筋道が決まらないままプレゼンを作っていました。

 

 

ハードワークは必要不可欠か?

とはいえ、「あのハードワークな時代があって、いろいろ失敗したからできるようになったんだろ?」という意見もあるかもしれません。

でも、正しい筋道をはじめから覚えていく方が、いいと思うのです。

 

たとえば、スノーボードや水泳などのスポーツ。

自己流でも滑ったり泳げるようになります。

でも、始めに山の斜面や水(流体)についての知識を身につけ、身体の使い方を覚えて、正しいフォームで動き、適度に休息を取った方が、成長します。

自己流でがむしゃらにやるよりも、そっちの方が成長のスピードも速いでしょう。

おまけに、間違ったフォームやクセを途中で修正するのは、結構大変です。

 

だから、私が今若手に戻れるなら、正しいフォームが身に付くような仕事の仕方を考えたり学んでから、プレゼンだのなんだのをするようにしたい。

 

 

限界を越えるのが大事?

以前、営業の先輩が、アシスタントに「今日中で」の膨大な依頼をしていました。

終業2時間前、今も抱えている仕事がありますから、明らかにキャパオーバーです。

 

しかし先輩はドヤ顔でこう言いました。

「人は自分でやりきれない仕事量を目の前にして初めて成長する。自分はその機会を与えてあげているんだ」

結局、アシスタントは終電になり、その先輩は20時くらいで退社。

翌日に私がアシスタントのグチ聞き係になるというおまけまでつきました。

 

この、ドヤ顔の先輩を見て悟りました。

「こうやって、適切な仕事量じゃないことを正当化する人がいるんだ」と。

 

 

昔のハードワークも単に効率が悪いだけのことがある

「俺の若い頃はなぁ・・・」

バブル入社の方から昔話を聞くと、ハードワークと言いましても・・・と思うことがあります。

 

  • 電話帳を開いて上から順に電話をかけていた
  • 外出している顧客と連絡がつかなかったから、よく行く喫茶店にアポなしで行った
  • 見積書が手書きだった、間違えて何度も最初から書き直した
  • 契約書に印鑑を押してもらうためだけに訪問し、何時間も待った
  • 帰社するのが夜で、そこから深夜まで事務作業をした

 

「へぇ・・・すごいですねぇ!(演技)」

「すごいだろ?(ドヤァ)」

 

ここでも私は思ったのです。

ハードワークって、ただ単に効率が悪かっただけじゃない?と。

 

今だったら、携帯で連絡を取れるし、メールでやりとりできるし、アポの合間に事務作業をしたり、社内の人にチャットで依頼をすることもできる。

それだけで、上のバブルジジイの残業時間分をゼロにすることができると思うのです。

 

 

私は、ハードワーク不要派

世の中のハードワーク肯定派の方は、濃厚な仕事をずーっとやっているのかもしれませんが、私とその周りを見る限り、ハードワークというのは不要だと思います。

それよりも、はじめから限られた時間の中で、正しいフォームで、成果を上げられるような仕事のスタイルを確立した方が成長できると思うのです。

 

 

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