ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

現役引退した女性アスリートが浮かれてもええじゃないか

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

吉田沙保里選手が、最近よくテレビに出ていますね。

「霊長類最強女子」なんていわれていた選手時代から一線を引いて、女性らしいオシャレをしたり、無人島ではしゃいだり、街ぶら系のバラエティ番組に出たりと、今までにはない形の活躍をしています。

 

そして活躍の場が広がるのと同時に、ネット上で彼女を良く思っていない人の言葉を見かける機会も増えてきました。

 

これは吉田選手に限らず、引退後の女性アスリートに向けて、多く見られます。

・・・私はこういう類の書き込みを見ると、こう思います。

 

「いいから、ほっといてやれよ」と。

 

 

本気のアスリートは、すべての生活を競技にかけている

私の身近な人で、プロやオリンピックを目指すようなアスリートはいませんでしたので、また聞きやTVやネットの情報、時には妄想などで書いていきますが、本気で日本一や世界を目指すアスリートは、だいたい子ども時代から競技漬けの毎日を送っています。

 

放課後は毎日練習、自主トレ、土日は練習試合や大会。

遠征があれば学校を休んでまで行くこともあるので、補習もあるだろう。

修学旅行だって、練習の日が減ってしまうという理由で行かないかもしれない。

ケガが怖いから、球技はダメとか、遊んだらダメとか、甘いものは食べちゃダメとか、生活にもいろいろ制約があるだろう。

 

できるだけ多くの時間を競技に費やしたい中で、恋愛なんてする暇あるのだろうか?

いや、たぶんない。

 

そしてマスコミに勝手に「ヒーロー」みたいな扱いをされて注目されたかと思ったら、「戦犯」みたいな言われ方をされたり、ライバルがもっとヒーロー向きだとまるで悪役キャラのように演出されたり・・・心労も多いだろう。

 

そんな中で、もしも彼氏ができて成績が落ちたら彼氏のせいとか言われる・・・なんて考えると、たとえ忙しい合間を縫って恋愛したくても、おちおちデートもしてられないだろう。

 

親だって、特に小さい頃は二人三脚でサポートしているから、その才能が花開き、子どもが晴れ舞台に立つことを願っているだろう。

親のかけてくれたお金や時間を考えると感謝とプレッシャーが両方襲ってくる。

 

引退を宣言するまで、そういう状態が続くのだ、きっと。

 

 

引退後に浮かれるのは当然じゃない?

そんな子ども時代~青春時代を送ってきて、いざ引退したらどうなるだろうか?

 

そりゃ、まぁ、浮かれますよね。

私だったらもう、浮かれまくって大変なことになると思う。

 

これからは自由に外を歩けるし、買い物だってできるし、SNSに載せる自撮り画像を撮るためや加工するために多くの時間を使ってもいいし、好きなものを好きなだけ食べられるし、友達と遊ぶこともできるし、恋をすることもできる。

 

・・・浮かれないわけがありません。

 

それを「調子に乗っている」なんて言う人は、「相手の立場に立って考えられていなくない?」って思う。

 

あなたや私は、アスリートと違って、ヒマな日もアホな遊びも甘酸っぱかったり痛かったりする思い出があって、ボーっとした子供時代を過ごしてきたかもしれない。

けれども彼女らは、きっとそんなボーっとした私たちとは全く違う青春を過ごしてきたんだ、きっと。

 

 

遅れてきた青春は楽しいけれども、むなしい

中高生の多感な時期に、はしゃいだり遊んだり浮かれたり・・・年相応のことができなかったことは、私の人生にも影を落としています。

私はアスリートでもなく、ボーっと過ごしていた、ただのモテないブスなだけだけど。

 

遅れてきた青春は、楽しいけれども、やっぱりちょっと違う。

そういう楽しさとむなしさの両方を女性アスリートも感じているのではないか、と思う。

これは完全に私の勝手な妄想だけど。

 

だから、自撮りを載せまくるアスリート女性のことは、何も言わずにそっとしておいてあげたい。

 

彼女たちからすれば「余計なお世話」と言われるかもしれないけれども、私はそんな風に思うのです。

 

 

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