こんにちは、ドクダミ淑子です。
渡辺ペコさんのマンガ、1122(いいふうふ)の最新刊・4巻が「いい夫婦の日」に発売されたので、早速買って読みました。
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前回、1~3巻イッキ読みの感想はこちら
読んで最初に出たのは、「痛いよぅ!」 の一言
3巻の最後の予告編ページでちょっと匂わせていましたが、私の想像を超える痛い展開でした。
まさか、アレでアレをアレするなんて・・・(ネタバレなので控えます)。
ただ、渡辺ペコさんのマンガって、普通に考えたらグロなシーンも、なんかおしゃれに・さらりと描けていて、さらりと読んでしまうから、不思議。
おとやんの冷静な心の声やセリフも、妙にリアルだよなぁと思いました。
マラソンでしんどい時とか、お腹痛い時とか、苦しい時って、どうでもいいこと考えちゃうことを思い出しました。
気持ちって、全然伝わっていないものなのだなと思った
読んでいてすごく切なくなったのは、「愛」って、形のないものだから、いくら思っていても、言葉に出しても、伝わらないときは全く伝わらないんだなと言うこと。
- いちこ→おとやん
- おとやん→いちこ
- 美月→志朗
- 志朗→美月
それぞれに感じていることと、実際に相手が思っていることは、全然違うのです。
特に今回私が切ないなと思ったのは、志朗さん。
2組の夫婦、4人の中で夫・妻以外の人とセックスしていないのって、この人だけなんですよ!
未遂もなし。
なのに彼はものすごく悪者みたいな風に美月に見られて、想いが伝わらなくて、気の毒。
でも美月も追い詰められているんだけどね・・・だからとても複雑なのです。
伝わらない気持ちを、どう伝えるのだろうか
思っているだけでは伝わらない。
言葉に出しても、言葉足らずだと誤解されてしまう。
じゃあどうすればいいのか?
お互い向き合って、ちゃんと、言葉通り、「相手と向き合って、とことん話し合わない」と、伝わらないんだなと思いました。
いちことおとやんは、今回それができた。
美月と志朗は、まだできていない。
そして、新たな問題が出てきそうな予感がムンムンなラストで、更に心配になる。
いい夫婦の日に、これは痛すぎるだろう
いい夫婦の日にあえてこの4巻を発売するなんて、なんかすごく複雑です・・・。
でも、これを読んでいて、私が思ったのは、夫婦として「わかりあえるはず」ではなく、夫婦だからこそ、普段からちゃんと気持ちを伝えあうことが大事なんだなと思いました。
私は夫に、ちゃんと「愛」を伝えられているのだろうか?
実は伝えているつもりでも、全然伝わっていないかもしれない。
ちゃんと「伝わっているか」を確かめることも意識してみよう。
今回の1122からは、そんなことを学びました。
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