こんにちは、ドクダミ淑子です。
前回のドトールに引き続き、スタバ。
スタバといえば、スペシャリティなコーヒーをリザーブするサードプレイスです。
日本では、意識高い系の方々がMacBookをカタカタさせたり、フラペチーノのホイップクリームを食べても胃がもたれない若者がせっせと写真を撮りに行く場所になっています。
さて、そんなスタバですが、私が実家時代に通っていたスタバは、全く違う場所でした。
言うなれば、フォースプレイス、異次元。
言うなれば「意識低い系のスタバ」
そのスタバは、なんとも絶妙なところにありました。
- 最寄り駅からは歩けない(5kmくらい)
- 高速道路のインターから1分くらい
- 向かいは田舎サイズの巨大なパチンコ店
- アイス1個50円の巨大スーパーと同じ敷地内
- 焼肉バイキングと餃子チェーン店はいくつもあるが、近くにファミレスはあまりない
さて、そうするとどんな人が集まるのでしょうか?
- その辺から歩いてきた地元の人
- 暇そうな老人
- 高速道路を降りてひと休み(ただし、ドライブスルーで店内に入らない人も多い)
- パチンコ後の反省会・仲間と打ちに来たけれども自分は諦めたルーザー達
- 本当ならファミレスでドリンクバーでおしゃべりしたかった恋バナ女子
- バイト後に集合して語り出す若者グループ
- ちょっとでもおしゃれなデートがしたいカップル
- 「ネットで1日で100万円稼げるって先輩が言ってた」「やばくね」という頭の良くなさそうな若い男子
- 資格の勉強をする人
要するに、カオスなんですね。
そして、意識高い系があまりいない。
そのカオスな雰囲気が好きで、私はよく通っていました。
田舎のスタバで起こること
ファミレスや公民館の代わりに使われる、田舎のスタバ。
そこでは何が起こっているのでしょうか?
当たり前のようにドライブスルー設置
都会の皆さん知ってますか?
田舎のスタバにはドライブスルーがついているんですよ。
なので、店員さんは意外と忙しい。
来店したお客様にカウンターで接客をする人、インカムで外で注文しているドライブスルーのお客様と話す人、ドリンクを作る人・・・と店員さんもよく喋っています。
プチ宴会が始まる
屋外のテーブルでコーヒーを楽しむ人たちの席に、近所の人、犬の散歩をしている人、スーパーに買い物に来た人と、知り合いがどんどん集まってくる様子も見られます。
そして、ある程度揃うと「あれ?○○ちゃんは?」「いないですね。呼びますか!」とどんどん集まり、10名近くの宴会になっています。
都会のスタバでは、なかなかない光景です。
でも、あまりうるさくないんです。
なぜなら、ビルの中ではない独立したスタバの建物は天井がめっちゃ高いから。
ホテルのロビーのように、会話は心地よく空気に紛れて、ざわざわ程度に消えていきます。
店員さんの対応力はバツグン
さて、そんなカオスなスタバですが、店員さんはとてもいい人達ばかりでした。
いつ行っても気持ちのいい対応をしてくれるし、スタバ初心者の田舎者にも丁寧に説明してくれる。
「大・中・小とこんな感じでカップが変わるんですが、どれにしますか?」
「じゃあ中で」
「かしこまりました、中ですね」
・・・みたいに対応してくれる。
スタバで働くアタクシみたいな感じがなくて、でもスタバを愛している気持ちがあふれ出ていて、とても素敵。
営業も頑張っていたのか、テイスティングも多く、説明もしっかりしている。
「意識低い」なんて書きましたが、本当はすごく素敵な素敵な、大好きな田舎のスタバでした。
今はもう引っ越してしまったので、夜中にそこに行くことはないけれども、あの夜の不思議な雰囲気をまた味わいたいなぁと思うのでした。
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