こんにちは、ドクダミ淑子です。
桜の季節になると、ひねくれた心を持つ私は毎年思うのです。
年に1週間くらいしか咲かない花を日本中にこんなに植えるなんて・・・と。
年にたった1週間
土日休みで生きている身だと、お花見って、1~2回の土日しかチャンスがないんですよね。
しかもその土日も、花冷え花曇りで寒かったり雨が降ったりで花見どころではなかったり。
そこから週が開けて火曜日水曜日くらいがめちゃくちゃいい天気で「お花見出来たらいいのにな」と思っていたら週末の天気は下り坂だったり、もう散り始めたり・・・
なんか、すごく桜に振り回されている気がするんですけど!
そうなのです、私はなんだかんだ言って、桜が好きなのです。
好きだから、振り回される。
毛虫の思い出
でもまだ桜の悪口を書くけど。
私の通っていた片田舎の小学校は校庭の桜がとても綺麗に咲いている。
時期になると校庭でその辺のおばちゃんたちが我々の授業中にお花見をしていたりもした記憶もある。
まぁ、その時期はとても綺麗なので何の問題もないんだけど、問題は秋の季節。
運動会の練習をするときにその桜の下に赤組と白組が並んで応援合戦をするんだけど、毛虫が落ちてきたりするんですわ。
しかもその毛虫が、結構グロい見た目のやつでですね・・・
載せないけど。*1
落ちてきた毛虫に触ったらブツブツできるし、落ちてこなくても毛虫の糞がそこらじゅうにあるし・・・なんでこんな木の下にいなきゃいけないのかと子供ながらに思っていました。
それも私の「桜コスパ悪い論」に関わってくるのかもしれない。
毛虫は本当に嫌だったな。
コスパで語れないのが、桜
でも、そういう「コスパ」で語れないのが桜のよさだったりもする。
先日、友達と夜に飲みに行った時に、2軒目に行く前に「さくら祭り」をやっていた公園をぶらぶらした。
なぜかデカイアンプを持ち込んで『夜桜お七』を流しているファンキーなジジイの集団がいたりして、それもまたこのエリアの花見らしさもあるなぁなんて思ったりもした。
夜桜がライトアップされた公園は、誰もが浮き足だっていて、私もわくわく、ふわふわした気分になった。
それは1軒目で飲んだビールのせいなのかもしれないけど。
順番待ちをして写真を撮った。
私のポンコツなスマホと露光なんかを調整できないポンコツな腕ではこんな感じの写真にしかならなかった。
けれども、「肉眼で見た方が綺麗だよね」となるのもまた素晴らしきことかな、なんて思う。
そして翌週末は、家族でお花見をした。
子どもも夫も、相変わらず桜に全く興味がないんだけど、外でおにぎりを食べるのは楽しいようだった。
今年はなんだかんだで、2週に渡って桜を楽しむことができた。
「また来年も」ってなるのも
そんな感じで、満開が美しいけれども、ほんの少ししか楽しめない、桜。
でも、その「物足りなさ」みたいなのがまた良いのかもしれないな。
物足りないからこそ、「また来年も桜を見たい」と、未来に繋がってくる。
なんだかんだで、桜はやっぱり、いいものだなぁ・・・なんて思った。
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*1:調べたら「モンクロシャチホコ」という名前らしい。