こんにちは、ドクダミ淑子です。
私は自他ともに認めるブスなのですが、子育てしていると、時々とんでもない美人ママさんとお話しするという機会が生まれます。
すべり台やブランコで順番待ちをする幼児同士に声掛けをしたり、お互い「すみません」みたいなことを言い合うという、ごくごく日常的なシーンですが、相手がとんでもない美人さんだと「え?同じママという役割を担っているだけでこんな爆美女とお話させていただいてよろしいんでしょうか?」とキモさを爆発させてしまいそうになります。
そこは抑えて、できるだけ普通に会話しようと努めます。
自分の「フラットでありたい」意識が揺らぐ
ただ、そうやって、同性にも「こんな美人と・・・」と思われる方も、いろいろと苦労があるんだろうな、なんて思うこともあります。
私はできるだけ「同じ人間」としてコミュニケーションを取りたいと思う一方で、やっぱり相手が美しすぎるとこっちが緊張してしまったりして、別に女性が恋愛対象ではない私でさえ「人間皆平等」という信念が簡単に揺らぐ。
やっぱり美人と接するのは、普通のママさんと「こんにちは~」みたいな話をするのとは違う気持ちになってしまう*1。
同性でもそうなんだから、異性だったらまた変に意識してしまったりして、それも相手に伝わってしまうのだろう。
美人が気を抜ける場所
話は変わって、私の働く会社には、めちゃくちゃな美人の事務職の方がいらっしゃいます。
元美容部員さんなんだけど、とにかく事務仕事が正確で速いし、レスポンスも早いし、対応もめちゃくちゃ良い。
・・・んだけど、入社したての時と比べて、メイクも薄くなり、服装もゆったりパンツになり、すっぴん+眼鏡になり・・・とどんどんラフになってきています。
私はそれを見ると、ちょっと安心します。
「フルメイク完全武装で臨まなくてもいい仕事」って、きっと彼女にとっても楽なんだろうなと思うから。
「美」をウリにしたい人は、どんどんウリにして頑張っていただきたいと思うけれども、美人に生まれてもそういう仕事をしたくない人だっているんだろうなと思う(彼女がそうかどうかは分からない)。
そういう意味で、(ひと昔前のギラギラブラック企業時代の弊社と比べ)今の草食系男子とチャキチャキした若い女の子とおばさんとギラギラさが抜けた既婚おじさんしかいない会社って、きっと美容部員時代とは違う安心感があるんだろうな。
美人とブスがどっちが損かなんて、ケースバイケース
ネットの中ではよく、美人は得でブスは損なのか?とか、スーパー男尊女卑国JAPANとか、子持ちと独身どっちが得なのか?みたいな議論があるけれども、結局、どっちが得でどっちが損かなんて、ケースバイケースだし、その人の置かれた環境とか状況とかで変わると思う。
なので、大事なのは「アイツは得していて私は損している」みたいなことを考えないことと、どう考えても環境のせいで自分が損しているということだったら、環境を変えることだと思います。
極端な話をすると、ブスが芸能界に身を置くと、扱いはなんとなく決まってきますよね。
それを「私を美人扱いしろ」というのはおかしいし、そうでもして芸能界に居座っても居心地が悪いだけ。
それなら、ブスでもなんでも関係なく評価される環境に身を置けばいいと思う。
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*1:余談だけれども、私が一番最初に良く話すようになったママさんは、児童館で会ったどう考えてもオタクな口調の方でした。そっちの方が安心してしまうのは私がきっとそっち寄りの人間だからだと思う。