ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

産休育休中のリスキリングについて思うこと


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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

岸田総理が「産休育休中に資格取得をするなどしてリスキリング」と発言したことに対して、色々なママ達が「何言っとんじゃワレェ!」という趣旨のツイートをしているのを見ました。

 

私はこの件については、特に何も発言していませんでした。

・・・というのも、私の周りにはこの「産休育休中に資格取得」みたいなことをしている人がちらほらいるからです。

 

 

リスキリングしてるママ達

私の友人には、育休(というか休学中)に論文を書いたり、資格試験の勉強をして取得したりという人はいました。

そういえば大学時代、第二外国語のドイツ語の講義に来ていた社会人の人は、大きなお腹で通い続けていたし、夏休み後にお腹が凹んだ後も通っていた。

 

私は何をしていたというわけではないけれども、育休中は時間がなくて死ぬ!みたいなことはそうそうなくて、毎日コツコツと本を読み、ブログを書き・・・とやっていた。

むしろ復帰した今の方がブログの更新は遅れているし、本もあまり読めない(スプラトゥーンに時間を取られたり寝落ちしたりしているため)。

 

ただしこれは我が子がわりとちゃんと寝るタイプだったりしたからであると思うし、論文だの資格だのという友人たちはバイタリティ溢れるタイプで、なおかつ勉強が好きな人種だったからだと思う*1

 

これを「全員が可能」「むしろやらないとダメだ」と言ってしまうのなら無理があると思う。

 

子どもが寝ない、すぐ吐き戻す、離乳食など色々なものを手作りしたい、みたいな感じになると、そりゃ時間なくて無理だろうってなる。

 

それで疲れているのに、苦手な勉強をするなんて、とんでもない話だと思う。

 

 

資格取得は何のため?

保育士の資格を取った事務職の友人もいた。

 

勉強を始めた理由は、「もうこの会社じゃなくてもいいかなと思って、保育園の先生を見ているとやりがいありそうだなと思った」だった気がする。

・・・ということは、この発言は2人目の育休時だったのだろう。

結局その後も彼女は4人目まで産みながら、新卒で入った会社で仕事を続けているけど。

 

彼女の仕事内容的に保育士の勉強は全く関係なく、ということは仕事ではなく半ば趣味(と言ったら失礼だけど現状としては。将来の選択肢を増やすためと言ったらいいかもしれない。)で資格を取ったことになる*2

 

 

凡人の生き抜き方、超人の生き方

私はそんな感じで、上には上がいるものだなぁという風景をわりと見ているので、総理大臣が「産休育休中のリスキリングを」みたいなことを言っても、「わかっとらんなコイツ!?」みたいな感じにはならない。

 

きっと、相当デキる奥様がいるか、デキる秘書か乳母みたいなのがいて、我々凡人とは比べ物にならないくらい家事や育児がスムーズに出来ているのだろうなと思う。

 

総理大臣や国会議員の奥様も、凡人では務まらないのだ、きっと。

 

こういう「認識の差」っていうのは、育った環境や今いる環境もあって、なかなか埋まらないのだろうなと思う。

その中で、凡人に向けた法整備を進めてほしいなぁとは思うけど、それって陳情したり声をあげたりしないとなかなか届かないのではないかと思う。

 

私の周り(特に高校大学時代の友人)はなんだかんだで超人だらけで、彼女ら彼らはそれが当たり前だから自分が超人だと気づいていない。

 

このnoteの山本一郎氏もそうだ。

note.com

 

そういう方々が「当たり前に出来る」と思って、よかれと思って作る社会の仕組みに、我々凡人はどうやって対応していくべきか・・・と、過去の経験貯金を切り崩しながら、会社が支給するインプットを頼りに生き抜いている私は考える。

 

 

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*1:この、「勉強が好きな人種」っていうのは重要で、勉強=ストレス発散の手段になる人達が世の中にはいるのだ。この感覚を一般大衆に強要するのは難しい。

*2:ちなみにこの友人は、4人育てているのに部屋がめちゃくちゃ綺麗なので、もう何もかもがデキる女なのだと思う。