こんにちは、ドクダミ淑子です。
もしかしたら意外に思うかもしれませんが、私は普段あまり自分の話をしません。
相手の話が面白くなってしまう
「自分の話をしない」というよりも、相手の話が面白くなってしまって、「それで?それで、どうしたの?」「そうなんだ。こういう時はどうするの?」と、色々な形で話を膨らませてしまって 、終わったら自分の話をする時間がなかったなってことが多い。
そのスキルは仕事でも遺憾なく発揮され、先日は私よりも一回りくらい年上の男性のお見合い話を2年分くらい聞いてしまった。
そして戻ってきて隣の席の人にチラッとその話をしたら、「俺、そういう話聞くの、無理」とバッサリ切られてしまった。
そんな感じで誰かの話を聞くのが苦にならないし楽しいから、あまり自分の話をすることはない。
ただ、私は毎週自分のクライアントと今まで名刺交換した人にメールを送っていて、そこに近況を書いているから、お客様は私のことを知っているような気持ちになっているらしい。
私はとても筆まめなのだ(ただしTwitterの返信は遅い)。
聞いていてしんどい話もある
ただ、そんな私でも聞いていて「しんどいな」という人の話がある。
それは、自分の母の話だ。
私の母の話は、とにかくつまらない。
今もパートで働いているんだけれども、だいたいその勤め先の人の話か、お客さんの話か、スポーツジムでの利用者の話か、そのあたりの話になる。
だいたい、ちょっと変な人がいて、その人が何をした、周りの人が何を言ったのか、そんな話。
・・・なんだけど、その盛り上がりに欠ける話でも、ついついいつものクセが出てしまう。
「山田さんがね」
「山田さんって、よく無断欠勤する人?」
「そうそう!その山田さんがね、また来なかったのよ」
つまらないなと思いながらも、わりとちゃんと話を聞いて、その内容を記憶しているのだ。
なので、母も話しやすいらしく、気持ちよく喋ってくれる。
・・・でも、聞いていても、あまり面白くない。
まぁ、母もたまには愚痴りたいのだろう、と思って聞くようにしている。
誰もが、自分の話をしたい
そんな感じなので、私はあまり母に私自身の話をしないし、母も母自身の話で忙しくて聞く暇がない。
そんなことに気づいた時、ちょうどドトールで隣の席の60代くらいの母と30代くらいの娘の会話を盗み聞きしてしまって考えることがあった。
まずは、娘さんのターン。
娘さんは仕事が大変らしくて、別部署からの無茶ぶりに困っているらしい。
ただ、色々考えると「自分の能力が高いから、振られる仕事も多くなっている」という結論に至っているようで、とにかく周りから期待されて仕事が振られてきて、忙しい忙しいと言いつつも、楽しそうではあった。
お母さんはとにかく「あなたが仕事ができるからね」みたいな相槌を打って、娘さんはそれで気分が良くなったようで、どんどん「困ったエピソード」みたいな話をしていた。
そして、お母さんのターン。
お母さんの方も、同じような話をしていた。
ベテランとして、自分の業務の範囲外のことまで所長に頼まれて、困っている、みたいな話。
私はそれを聞きながら、「似ている感じの話をしているなぁ」と思っていた。
その、似ている話に娘さんはどう答えるのか?
「・・・そんなの、文句言えばいいじゃん」
ええええっー!?と思ってしまった。
さっきまで、自分も「仕事を任されて困るぅ」って話、してませんでした?
それで、「あなたが出来る子だから」みたいな相槌打たれて、いい気分になっていませんでした?
同じような話をして、そのリアクション?
「お母さんの話、いつも同じ」
「仕方ないじゃない、同じ仕事しているんだから」
この流れで、私は思った。
誰でも、自分の話をしたいんだろうな、と。
そしてきっとどこの家でも、よく話す人とよく聞く人って、だいたい決まっているんだろうな、と。
だから私はブログで自分語りをする
話は戻って。
そんな感じで、私はわりと誰かの話を聞いてばかりいるので、あまり自分の話はしない。
だから、ブログを書く指が進むのかもしれないな。
普段、長々と話さない、あんなことやこんなことを、PCに向かって、スマホに向かって、ぶつける。
そんなことを、かれこれ5年3ヶ月も、続けているのだ。
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