ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

「頑張って」と言われて考えたこと


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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

ある日の仕事の話です。

客先訪問のため、オフィスの出入り口付近にあるホワイトボードに行先と名前を書いていました(私の働くオフィスには、昔ながらのホワイトボードがあるのです)。

 

行先と戻り時刻を書いていると、同じく外出する、入社2年目の男の子に声をかけられました。

 

「ドクダミさん!頑張ってください!」

 

そう言われて、ちょっとキョトンとしてしまった。

それで「う、うん!・・・私、頑張る!頑張るよ!」と、ちょっとふざけて返事をしてしまいました。

 

 

「頑張ろう!」と思っていたのはいつまでか?

「頑張って商談する」・・・こう思っていたのは、いつまでだっただろうか?

今はもう、緊張なんてすることもなくなった。

 

相手が何人で出てくるかびくびくし、頑張るぞ!と気合を入れて商談する・・・なんてことは、もうなくなっていること、周りから「頑張ってね!」と言われることがなくなっていたことに、彼に声をかけられて気づきました。

 

私自身は、新人の子が出かけようとすると「頑張ってね!」と声をかけているけれども、そのセリフがまさか自分に、それも入社2年目の子に言われるとは思っていなくて、ちょっとびっくりした。

 

でも、びっくりしたのと同時に、ちょっとほっこりした。

そうやって「頑張ってね」「頑張ろうね」みたいに声をかけてお互いを応援しあうような環境に、自分がいるんだな、ということを実感したから。

 

声をかけてくれた彼はちょっとズレていることで有名な子だから、そういうつもりじゃなかったかもしれないけれども。

 

 

緊張をほぐすジンクス

そういえば、入社した当初、先輩から「商談の前にオレンジジュースを飲むと喋れるようになる」と聞いて飲んでいたこともあった。

 

なぜオレンジジュースなのか、理由はわからないけれども、そうやって何かをすることで、緊張をほぐして、「オレンジジュースを飲んだからきっと上手くいく!」と思わせる効果があるのだろう。

 

もう、それもしなくなったけど。

 

ただ、客先に行く時は「あの駅に降りたらこの店に行く」と決めていることが多いから、同じようなことはやっている気がする。

 

 

頑張ろう!と言うこと

その後、社用車を運転しながら、色々と考えた。

人の移り変わりが早い人材業界だと、3年くらいいると1人前扱いだし、5年くらいいるとベテランだし、10年いたら仙人くらいの扱いになる中*1で、いつの間にか私は「頑張ってね」なんて言われないようになっていた。

 

頑張るのは当たり前、ちゃんとやって当たり前、いやむしろ「頑張って」なんて当たり前すぎて言うことが失礼。

・・・たしかにそうなんだけれども、それはそれで殺伐としすぎているというか、寂しいというか。

 

そんな中で、天然ボケ気味の子に突然言われた「頑張ってください」でハッとした。

 

入社15年目であろうと、頑張ることはあるし、それを応援してもらうことも、全然アリなんだな、と。

 

 

明日も頑張ろう!

色々書いたけれども、やっぱり先輩に「頑張ってください!」とは言いづらい。けれども、せめて「いってらっしゃい」「お疲れ様です」くらいは声をちゃんとかけよう、と改めて思ったのでした。

 

 

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*1:2020年に新卒入社した子が、産休育休を経て1年半ぶりに見たらもう係長くらいになっていた。