ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

「やりがいさえあれば低い給与でもいいじゃないか」って思う人間は滅びてほしい


こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

「やりがいさえあれば低い給与でもいいじゃないか」って思う人間は滅びてほしいと心から思っている。

・・・のですが、「やりがいさえあれば」と言っている本人は、本気でそう思っているからタチが悪いんですよね。

 

今回は、そんなお話を。

 

 

贅沢さえしなければ普通に生活できる?

そもそも、「やりがいさえあれば低い給与でもいいじゃないか」みたいな発言をしているその人が、低い給与で、でも大きなやりがいを持って、働いているのです。

 

そしてそれを本人は「搾取」とは思っていない。

自分の意思で、低い給与を受け入れて、やりがいを糧にして頑張っているのだから。

 

彼らは言うのだ、「贅沢をしなければ十分に生活できるし、貯金もできる。それなのに給料が低いなんて文句を言ってばかりだ」と。

 

でも、「贅沢をしなければ」という前提がそもそも間違っていると思う。

私たちは、生活さえできればそれでいいのか?というとそうではない。

最低限の生活をしたいと思いながら働いている人もいるけど、それが満たされたならば、ちょっと豪華なランチだって食べたいし、1杯500円のコーヒーだって飲みたい。値段をきにせず好きな服を買いたい人もいるだろうし、ライブにいってグッズを買いあさりたい人もいるだろう。

 

そういうのを全部「贅沢」と言って、「そんなことをしなければ普通に生活できる」と言われるのに、ムッとしてしまうのだ。

 

 

お金について話すのははしたない?

さらにそういう人は、転職希望者がお給料のことを聞くと、顔をしかめる。

「なんで働く前から金の話ばかりするんだ?」とか、「金のために働くのか?」とか、なぜか、お金について聞くこと自体がタブーで「はしたない」ことのように言う。

 

これで、「お金のことなんか聞くなよ、ちゃんと高い給料出してやるから!」ならいいんだけど、「お金のことなんか聞くなよ、給料は低いけどこの仕事はやりがいがある!」なんだから、タチが悪い。

 

結局、嫌なところをつつかれたくないだけじゃないか・・・と思ってしまう。

 

 

お金はなくても夢がある?

給料が低くても、成功したら夢のような人生になる(かもしれない)から、いいじゃないか?なんて仕事もあるだろう。

お笑い芸人とか、アイドルとか。

 

そういう世界に飛び込む人がいてもいい。

 

でも、「それがこの業界の当たり前」っていうのは、やっぱりどこかおかしい。

一握りのお金持ちの勝ち組と、その足元には多数の屍がある・・・そんな世界を「当たり前」と言えるのかどうか?

 

そして、私がやりとりしている企業はそんな「一攫千金」な仕事ではなく、初任給も低ければ、働き続けてもあまり給料の上がらない、単純に「給料の低い会社」なのだ。

 

 

同じ価値観の人が見つかるといいですね

世の中にはお金なんて関係なく、やりがいや夢だけで生きていける人はいる。

でも、年を取れば取るほど、養う家族が増えれば増えるほど、「お金なんて関係ない」なんて価値観で働ける人は少なくなってくる。

若い時は、お金は稼げなくてもいいと思っていても、結婚を機にそんな状況を見直す、なんてこともあるだろう。

 

だから、低い給与で「良い人が来ない」とか、「すぐに辞めてしまう」とか文句を言っている人事や経営者がいる時には、もうそれは価値観の違いなのだと言うことを説明している。

 

あなたが、もしくはあなたの会社が「低い給料だけど大きなやりがいがある」と思っているなら、同じ価値観を持っている人を探しに行きましょう、と。

ただし、数は少ないですよ、世の中の大半の人間は、やりがいがあり大変だけれども給与が高いとか成功したら大きく稼げる仕事か、やりがいは無いけれども楽な仕事か、のどちらかを選びますから、とも付け足して。

 

それで文句を言われることもあるし、怒られて「契約しない」と言われることもあるんだけれども、それでもいいと思っている。

そういう会社はだいたいケチで、「こんなにお金を払ったのに、採用できないのはなぜだ!?詐欺か?」とか言い出すから。

 

 

 

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