こんにちは、ドクダミ淑子です。
復職して、この会社良くなったなぁ・・・と思うことがあります。
その1つが、「ヤバい顧客には付き合わなくていい」ということ。
ヤバい顧客がたくさんいました
私の持論で、「ブラック企業の顧客はブラック企業」というものがあります。
私の見たところ、タダ働き・過剰サービス・長時間労働を強要するブラック企業って、だいたいそのクライアントにも同じような要求をしているのです。
会社や顧客にブラックな要求をされるから、自分が顧客になった時には同じようにブラックな要求をする、それが「仕事なら、お金を頂くなら当たり前だろ」みたいに思っていて、どんどん連鎖している・・・というのがブラック企業の恐ろしいところなのです。
ただし、そのブラック企業の中でも、お金をバンバン使うところもあって、そこがなかなかタチが悪い。
営業マンも、「要求がめちゃくちゃだけど、でも売上も大きいからなぁ・・・」と目をつぶって付き合っている、なんてこともたくさんありました。
ある先輩は、木曜の深夜に案件をもらいにいって、徹夜で契約書やらなんやらを書いて同じく徹夜の担当者に押印してもらいに行き、金曜日の契約締切の時間に間に合わせる、なんてことをやっている人がいました。
「木曜の夜じゃないと捕まらないんだよね」と笑いながら、会社で仮眠して昨日と同じ服で仕事を始める先輩を見て、私だったら絶対にやりたくない!と思ったものです。
また、営業マンを待たせることに優越感を感じるという謎の性癖を持つ人事担当者もいました。
社内の一角で待たせること、なんと平均2時間、長い時は4時間くらい待たされたこともあったと聞きました。
トイレが近い私は、想像しただけで自分の膀胱が縮み上がってしまいます。
でも、そんな顧客達が、気づいたら取引企業一覧から、綺麗さっぱりいなくなっていました。
「切る」という言葉をよく聞くようになった
そんな中でよく聞こえるようになったのが、「切る」という言葉。
「そんな状態なら切った方がいい」という感じで、営業の時間を無駄に使わせるクライアントとは、付き合わなくていい・・・みたいなことを上司がよく言うようになったのです。
クレーム対応がこじれて、顧客の怒りがあっちやこっちへ行き、もはやこのクレームがおさまっても通常の関係性が築けなさそうである・・・ならば、もう切ってしまえ!みたいなことがよく言われるようになりました。
ああ、良い傾向だ・・・
今までみたいに、どんなに無理難題を要求してくるクライアントでも、1円でも払っていたらそれはお客様、みたいな思考から離れてきたんだな・・・と、ブラック企業時代を見ていた私は嬉しく思いました。
営業の対応が悪い説もあり
しかし。
気になるのは、その「もう切るしかない」って指示をされている営業が、特定の人に偏っていること。
そうなると、こうも思ってしまう。
営業の対応が悪いんでないの?
クレームが、もうどうにもこうにもならないレベルに炎上している・・・って上司に相談している人って、大体同じ人なんですわ。
んで、「そんな状態なら切った方がいい」って判断になるんだけど、本当にその営業に非がないのだろうか?なんて思ってしまう私もいる。
もちろん、世の中には何がどうしたらそういう、思考回路になるんだね?って人はいるんだけど、そういう人が、その人だけの担当顧客に多いのは、ちょっと引っ掛かる。
やっぱり、顧客は鏡なのだ
私の持論その2に、「営業と顧客は鏡である」っていうのもあります。
これは持論じゃないかも、誰か先輩が言っていた気がする。
いい加減な営業にはいい加減な顧客が、几帳面な営業には几帳面か顧客が、ノリと勢いの営業にはノリと勢いの顧客が、徹夜に耐えられる営業には徹夜に耐えられる顧客が・・・って考えると、思い浮かぶ例がたくさんある。
類は友を呼ぶとも同じかもしれない。
「アイツは良い奴だけど、その友達はヤバい」っていうのはあまりなくて、そういう場合はなんだかんだでアイツもヤバい。
だから、「切る」という選択をすることで、少しずつ顧客のタイプが変わってきているんだろうけど、それに合わせて営業の方も変わっていかないといけないよね。
「付き合う条件:徹夜できること」みたいな体力勝負の条件じゃなくて、別のところで信頼してもらえるようにしないと、切り続けて何も残らない営業になっちゃうよな・・・なんて思ったのでした。
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