ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

愛と福祉は混ぜるなって話なんだよな

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

本日は、国際女性デー。

・・・なのですが、Twitterの私が観測する範囲だと、「女性デーなんて作っても無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!!!」的な発信が多く、なんだかげんなりしてしまいます。

え?肉の日(29日)みたいに、セールしろってか?

レディスデーみたいに、料金安くしろってか?

バレンタインデーやホワイトデーみたいに、チョコ贈る日にしろってか?

その辺を、「無駄無駄ァ!」と言ってきた人と同じ人が叫んでいる気がするのは、私だけでしょうか?

 

はあちゅうさんも、「男性が家事育児を全部やる日とか、ハイヒールで通勤して生理体験する日とか」と、具体的な行動に示せ!女性のつらさを味わえ!的なことをおっしゃっています。

 

 

たしか去年のはあちゅうさんは、ミモザの花をお部屋に飾っていた気がしましたが・・・

花心の無い私には、飾り続けてカサカサになったミモザが「花粉付きの杉」に見えてしまったのをよく覚えています。

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まぁそんな、粉っぽい話はどうでもいいとして。

 

今日は、そんな中、「アンチフェミ」のある方について、考えた話でもしましょうか。

 

 

某・バラ科のフルーツの人の話です

私は彼のツイートを全部目を通しているというわけではなく、炎上して私のタイムラインに入ってきたら読むって感じでした。

ですので、ここでお名前は明記しないでおきます。

「某・バラ科フルーツの人」とだけいっておきましょう。

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その方は、おそらく男性で、「非モテ男性」側の立場に立っている人です。

本人がそうかどうかは、よくわかりません。

 

彼(と言っておきましょう)は、こんな感じの主張をしています。

 

 

非モテ男性は弱者だから、女性は非モテに優しくしてあげて欲しい。

「・・・なんで?」と声が出ちゃいました。

弱者には親切に、というのはわかります。

でも、なぜそれを「女性限定」にするのだろうか?

なぜ、女性に「優しくする」というアクションを求めるのか?

そもそも、非モテ男性=弱者=女性に優しくされたいのか?

考えれば考えるほど、「なぜ?」が出てきますが、「なぜ?」の答えは「その方が非モテ男性が嬉しいから」という答えなのでしょう。

 

 

年収200~300万円の男女が結婚して共働きをするのが合理的なのに、女性は年収500万円の男性を選び年収100万円のパートをする

これも「年収200~300万円の男性にとってはそっちの方が嬉しい」という話ですかね。

 

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彼は常に「非モテ男性が結婚できるようになるには?」がスタートであり、ゴールなのよね

彼の主張は、一貫して、「非モテ男性が結婚できるようになるには」が根底にあります。

そのためには、「女性が○○すべき」であり、「○○しない女性が悪い」であり、「女性が○○すれば非モテ男性が救われる」なのです。

 

それを読むたびに、「なぜ?」としか出て来ない自分がいる。

なぜ、女性にそれを強いるのだろうか?と。

でも、彼は「これが非モテ男性が幸せになれる方法なんだ!」と、自分の主張を曲げない。

たしかに、彼の妄想通りに進めば、非モテ男性が結婚できるかもしれないし、日本の少子高齢化だのなんだのが解決するかもしれない。

でも、全然納得できないのは、なぜなのだろう?

 

 

愛と福祉をごちゃ混ぜにしている

その答えは、「女性の立場を完全に無視しているから」なのですが、もう少し考えてみると、こんな言葉が浮かんできました。

 

「愛と福祉をごちゃ混ぜにしている」んですわ。

 

非モテ男性、特に貧困層に当たるような人を「救う」のは、本来ならば「福祉」なんですよ。

生活保護とか、助成金とか、職業訓練校とか、そういう、福祉。

でも、彼はなぜかそこに「愛」を求める。

女性の愛、女性が優しくする、女性が結婚してあげる・・・と。

だから、気持ち悪いって思ったんだな。

 

確かに、年収が低い男性と結婚している人はいる。

一時期めちゃくちゃ読んでいた『サンキュ!』にも、月収10万円台で幸せに暮らす特集みたいなのは頻繁に組まれていた(家賃タダ、米代ゼロなどのチート技あり)。

でも、それは「年収の低い男性を救ってあげたいから結婚した」のではなく、「その人が好きで一緒にいたいから結婚した」だと思う。

 

この愛と福祉をごちゃ混ぜにして、「福祉的なサポートが必要な場面で、愛(とついでに金)を求める」みたいな姿勢が、私をモヤモヤ、というかゾワゾワさせるんだよな・・・と思う。

 

 

そこに愛はあるんかい?

彼の主張をちらちらと見ていると、マクロ的な視点で「男」「女」を見ていて、年収○○万円台がどうの、といったものが目立ちます。

まぁ、そういう「全体的な傾向」っていうのはあると思うけど。

でも、「全体的な傾向がこうだ」と言っても、例外なんてたくさんあるわけで、彼はもっとミクロ的な視点で、目の前にいる「もしかしたら将来結婚するかもしれない女性」とのことを見て、愛を育んだ方が良いと思うんだよな。

・・・って、そういう「具体例」がないから、全体観で語るのかもしれないけれども。

 

月収数万円の売れない芸人夫を支える妻とか、専業主夫とか、昔も今も夫婦の形なんて色々とあるし、彼がもしも幸せな結婚をしたいと思うなら、そっちの方向を向いた方が良いと思うんだけれども、なぜかそういう人って「全体の意識を変える!」みたいな感じに走っちゃうんだもんな。

「全体の意識を変える!」っていうのはフェミニストも同じだけど。

 

とりあえず、女性は「男性をケアする福祉」ではないってことだけは、声を大にして言っておきたいですね。

 

 

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