こんにちは、ドクダミ淑子です。
子育てをしていると、驚くことがあります。
「あれ?時間が溶けていくんですけど・・・」と。
あっという間に、2時間
たとえば、こんな時。
離乳食を食べさせてから授乳をし、手を洗って歯磨きをして、保湿のローションを塗って、といった一連のことを終わらせて、お腹がいっぱいになって少しまったりモードになった子どもと一緒に、ちょっとゴロゴロしながら遊んでいる時。
最近は少しずつギミック要素のあるおもちゃにも興味を示しだしているので、私が実践しながら色々と見本を見せてあげて、積み木を積んで遊んで(私が積む担当、子どもが崩す担当)、少しかがんだ姿勢が疲れたので子どもをお腹に乗せて仰向けに寝っ転がりながら左右にぐわんぐわんと揺れて、とやっていると・・・
あれ?遊びだしてから1時間が経過している・・・!
子どもが午前寝から起きて離乳食の準備を始めたところからだと、2時間?
あっという間過ぎて、怖いわ。
時間、溶けているでしょ?
細かく時間管理をするタイプです
そんな私は、もともとが細かく時間を区切って、「この時間には何をして、あの時間には何をして」と決めるタイプ。
思い起こせば高校生の時から、「行きの電車(20分)では数学の参考書を読んで、帰りには英単語を覚えよう」などとやっていました。
大学に入っても、「この空き時間は図書館で第二外国語の予習をして」「この時間でレポートを書こう」とやっていましたし、仕事でも同じく。
だいたい30分くらいの単位でやることを決めていました。
今も、子どもが寝ている時はそんな感じで、あれをしてそれをして、終わったら休憩のティータイムをして、できれば30分くらい昼寝したい・・・って感じでやっているのですが、その中で時間制限を設けずに「やること:子どもと遊ぶ」という、ざっくりした目標だけでやっているって、なんだか私にとっては結構珍しいな・・・と思ったのです。
時間が溶ける感覚は、以前にもあったな
そんな風に思っていたのですが、ふと「この感覚、昔にも味わったことがあるな」と思い出しました。
それは、実家時代。
休みで何も用事がない時に、自分の部屋のベッドに横たわって、ひたすら本を読んでいました。
「休みで何も用事がない」ということなので、きっと中学生か大学生のどっちかだろう。
高校生の時は、部活や遊び以外の時間は、ずっと勉強していたから。
約5畳、ベッドと机を置いたらほぼスペースがなくなるくらいの狭い部屋の中で、寝っ転がりながら本の世界に没頭して、気づいたら1時間や2時間なんて簡単に過ぎてしまっていました。
気付いたら夕飯の匂いがしてきて、「ああ、もうこの時間は終わりか」と残念に思いながらも、でも現実に戻ってきたような気がしてホッとした、あの感覚。
今は食事は私が用意しなければいけないので、そこまで没頭して夕飯ギリギリまで何かをしているなんて出来ないけれども、あの時のような「時間を決めずに自分のやりたいことに集中する」みたいなことが出来ているんだな・・・と、なんとなく懐かしくなりました。
子どもの時間の使い方、大人の時間の使い方
大人になると、やることが沢山あるから、細かく時間を区切って・・・というのは有効だと思う一方で、この「時間が溶けたと思うほど、時間を意識せずにやりたいようにやる」っていうのも、なかなか良いものだなと改めて思いました。
まぁこれも、育児休業中だから味わえるものなのかもしれないけれども。
ついつい、「あれもしたい、これもしたい」って思うけれども、それを全部放り投げて、「ま、いっか~今日は最低限これだけやればOK!」っていうのも、心の健康のためには大切なんだろうな。
今の私の場合は、「子どもと遊んで楽しかったからOK!」っていうのを、大事にしていきたいな。
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