ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

思い出のあの味がなくなる問題

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

我が家では、土日どちらか片方が子どもを見ながら、もう片方が外食をするという習慣があります。

子どもが生まれる前は、土日は二人で外食に行くことが多かったですが、生まれた後はこういう形になりました。

夫が在宅勤務ということもあって、私達は平日はずっと一緒に食事をしているし、私も夫も、週に1回くらいは、一人で好きなものが食べたい。

 

今回の私は、「久しぶりにあのラーメンが食べたい」という気持ちが高まっていました。

某家電量販店のポイントが失効直前ということもあり、今回の外食デーの行き先は決まっていました。

 

あの街・・・ということは、あのラーメンだ。

あそこの鶏白湯ラーメン、美味しいんだよなぁ。

ただ、不定休でスープに納得いかないとかバイトが体調不良とかで急に休みになったりするから、もしもやっていなかったら、近くのあの店にしよう。

 

仕事でよく行ったあの街。

久しぶりに行くと・・・浦島太郎状態でした。

 

 

思い出のあの場所は

まず、改札を出て、地上に出てきます。

この辺は再開発が進んでいるんだよな、新しいビルが建って、少しずつ古いビルが取り壊されて・・・

最後に行ったのは去年の秋、ってことは少し変わっているかもしれないな。

 

あ、駅前のがら空きだったビルにセブンイレブンが入ってる・・・セブンなんてあと100メートル先くらいにもう1つあるのになぁ、こっちの方が駅前だから、あっちのセブンの売上落ちるんだろうな。

セブンって増殖するよね。

 

そんな風にセブンイレブンに思いを馳せていると、件のラーメン店のあるエリアが見えてきました。

再開発が進む中、「ここは開け渡さん!」みたいに頑なに立ち続けるあの建物、その周りはどんどん更地になっていたけれども、そこだけ避けるように生き残っていたあの建物は・・・

 

・・・跡形もありませんでした。

 

いや、何となくそんな気はしていたんだけどさ。

あのまま再開発の波をすり抜けて、ずっとあり続けるんじゃないかと思っていたんだよ!

 

で、もう1つの目を付けていたお店へ・・・ってそれも、跡形もないじゃないか。

 

 

結局、安定のアレに落ち着く

ああ、思い出の店が2軒ともなくなってしまった絶望感で、私は次の店を考える力が残っていませんでした。

ということで、行ったのは安定の・・・マック。


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マックはいいよね、いつでもどこでもそこらにあるし、いつでもどこでも同じ味がする。 

ポテトの違い?そんなのわかりませんね(たまにしか行かないから)。

 

 

思い出の味がなくなる問題

そういえば、新入社員のころ、会社の近くにあったパスタ屋さんのカルボナーラが美味しすぎて、週1回くらい通っていたことがありました。

家では出せないあの絶妙なとろけ具合と濃厚なソース、さりげなく振られたあらびき胡椒さえも美味しい・・・これ、世界一美味しいカルボナーラなんじゃないか?

 

でも、そのお店もある日行ったら閉店していたんですよね。

 

それから私はカルボナーラの迷子になってしまいました。

どこに行っても、あの店の、あのカルボナーラと比べてしまって、「足りない・・・」と思ってしまう、カルボナーラ迷子。

今度は鶏白湯ラーメン迷子にもなってしまったのかもしれない。

 

チェーン店と違って個人店って、その店がなくなってしまったら、その味もなくなってしまうんですよね。

あの店にしか出せない、あの味っていうものがあるのが嬉しいんだけど、それがなくなってしまう可能性があるのが、とても悲しい。

そして、長く生きれば生きるほど、そういう「あの味が欲しいけど、もうあの店はない」ってことが増えて行ってしまうのだろう。

ああ、切ない。

 

特に今はコロナ禍で、惜しまれつつも閉店してしまう飲食店が、残念だけど増えてしまうかもしれない。

だからこそ、「食べたい」と思ったらできるだけ早く行かねば、と改めて思うのでした。

 

 

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