こんにちは、ドクダミ淑子です。
最近、子どもがよくこちらを向くようになりました。
今まで、どこを見ているのかわからないボーッとした状態から、なんとなく自分の手をじっと見たりするところまで進化してきたのですが、最近の関心は、私に向いているようです。
今までもパパ・ママって存在は理解していたけれども、そこから更に子どもなりに、それらを深く知りたいみたいな欲求を感じる。
視力もそこそこついてきて、どうやら自分以外にも人間がいて、それがパパママらしいということに気付き・・・他者に興味が湧いてきたのだと思う。
「ママを深く知りたい」
そう思ったときに「邪魔だな」と思う存在が出てきたようなのです。
それは・・・ママのスマホ。
ママの関心を独り占めする、スマホ?
今までは、子どもがボーッとしていたり、おもちゃに夢中になっていたりする時間に、隣で寝転びながらスマホを手にして、Twitterだのネットニュースだの他の方のブログだのマンガだのを読んでいることも出来ました。
しかし、今はそうもいかない。
子どもは私を見て、あーうー言ってきますから、こちらも目を見てあーうーと返したり、「へぇ、すごいね」「そうなんだ」なんて相槌を打つのです。
おもちゃで遊んでいたかと思ったら急にこちらに顔をぐりんと向けてきたりするんですよね。
そういう時は子ども目線だと「無言で四角くて平らなものをいじっているママは、一体何の楽しいことがあるおもちゃで遊んでいるのだろう?」なのだろう。
いや、もしかしたら「私よりおもちゃに夢中になっているなんて!」と嫉妬心を燃やしているかもしれない。
自分だってさっきまでおもちゃに夢中になっていたくせに、勝手だな・・・と思うのですが、そこは究極の自己中の子どもならではですよね。
とにかく、スマホに対する興味?嫌悪感?敵対心?みたいなものを、最近感じるようになったのです。
私が世界と繋がるには、活字
私はわりと活字中毒なのです。
昔に比べたらだいぶマシになりましたが、誰とも喋れなくても、文字を読んだり書いたり出来れば、たぶんずっと平常心で生きていける。
逆を言うと、文字がないと生きていくのがしんどくなる・・・かもしれない。
子どもは大人よりもたくさん寝るから、寝ている間に活字に触れればいいのですが、寝ている時は寝ている時でやりたい家事もあるからな・・・
活字に、触れたい!
となると、スマホに、触れたい・・・!
赤ちゃんが世界と繋がるには…
そんな活字に飢えている私なのですが、ここで子ども目線になって考えてみるとしましょう。
子どもが世界と繋がるためには、何が必要なのか?
もちろん、赤ちゃんには「文字」なんて存在しないんですよね。
この部屋のすべてのものに名前がついていて、すべてのものには色がついていることも、まだ理解できていない。
自分の感情がどういう名前なのかも、よくわかっていない。
「不快」と「快」の2つしかなくて、泣くか笑うかの2択しかない。
よく「言語化」とかいうけど、言語化なんてできませんって状態なんですよね、当たり前だけど。
そんな状態から、私や夫の発する声だけを頼りに、言葉というものをひとつひとつ知って、覚えていく・・・ってそのプロセス、よく考えたらすごくない?
そうやって音で言葉を覚えていき、その音を表す文字というものがあることを知り、言葉と文字とを結びつけていくんですよ!
その結果、今度は本を読んで情景が思い浮かぶような脳みそになっていく・・・よく考えたらすごくない?
・・・ということは、子どもが世界と繋がるためには、私(または夫)という媒介が必要なのです。
ひとつひとつのモノを、感情を、言葉にして、声に出して教えてくれる存在が。
ってなると、子どもからすれば「世界と繋がるためのスマホ(=ママである私)がそっぽ向いている」っていうのはあり得ないんですよね。
というわけで、低浮上宣言
ということで、色々考えた結果、スマホは出来るだけ子どもといる時には触らない!ということを再度念じました。
わかっているんだけどさ、何度も書いているんだけどさ・・・何度も心に決めないとなかなか定着しなくてさ。
もともとTwitterもLINEもブログのコメント欄も何もかもレスポンスが遅めだったけれども、さらに磨きをかけて遅くなるかもしれない。
気になるものにはコメントするくせに、そのお返事のお返事が遅くなって、「ハァ?コメント返ししたら音信不通って何なん?何なんなん?」って思われるかもしれない。
でも、子どもの世界を広げるためには、きっと今の時期には親の存在っていうのはとてつもなく大きいのだろう。
そう思うと、何もかもが「仕方ないよねー」ってなる。
いや、ならないこともあるかもしれないけど無理矢理「仕方ないよねー」で済ますことにする。
そのうち、子どもも気づいたら1人遊びをするようになるだろう。
それまでは、私が最高最大の通訳兼遊び相手になってやろうじゃないか。
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