こんにちは、ドクダミ淑子です。
タイトルにもありますように、某月某日に・・・出産しました。
今回はその時のメモをまとめたものをお送りします。
1日目
その日は往復40分(おやつ休憩あり)のウォーキングをし、夕飯を食べてお風呂に入り、いつものようにブログを書いていました。
あれ?なんだか椅子の座り心地がいつもと違う。
腰がズーンと痛い気がする。
でも、予定日まであと2週間以上あるけどなぁ・・・
念のため、少し横になりました。
あれ?何かがジワジワ漏れている気がする。
トイレに行くと、バシャッと水のようなものと、すこしの鮮血。
これは・・・破水とおしるしってやつではないか?
23:30ぐらいに病院に電話し、3日前くらいにやっと準備が終わった入院バッグをもってもらい、夫と共にタクシーで病院へ。
そして、やっぱり破水してるので、そのまま入院。
オバチャン助産師さんに見てもらい、心拍モニターを取ると、微弱ながら陣痛があるよと言われる。
「まぁこのくらいなら寝れるでしょ、今夜はゆっくり休んで」と言われるけど・・・
そこから陣痛は進み、うとうと以外一睡もできずでした。
そんな中、トンカツたべておけばよかった(その週の健診後メシに決めていた)、スタバのジンジャーブレッドラテを今シーズンに入ってから合計3杯くらい飲んだけど、もう1杯飲みたかった・・・と食べ物の後悔が頭をよぎる。
5分に1回くらい陣痛があるので、ヨガで鍛えた深呼吸をする。
深呼吸5回くらいで波が引いてくる。
よし、慣れてきたぞ・・・
と思ったら、夜中にも巡回や、一個ずつ質問してくる助産師のオバチャンが、これからもっと痛くなると脅してくる。
深夜3~4時、陣痛と戦いながら、鬼舞辻無惨との戦いのカラスをひたすら妄想。
「カー!夜明けまで残り1時間半!」
夜明けまで耐えれば・・・我々の勝ちだ!
しかし実際はそうでもなかった。
朝6時くらいになると、深呼吸8回くらいしないと落ち着かなくなる。
夜よりさらに痛みの持続時間が長くなっていて・・・こりゃキツいぞ。
そんな状態で出せと言われたので頑張って「お通じ」出して、オバチャンに申告したのに、念のためと言われて浣腸される。
なんでやねん。
陣痛の合間を塗って朝ごはん、パン2かけとスープとカマンベールチーズとバナナ食べる。助産師のオバチャンに驚かれる。
2日目
朝食後、痛みは小康状態に。
代わりに午前中は腰が痛くなる。セルフでさすりながら癒す。
助産師のおばちゃんから、お姉さんにバトンタッチ。クセが少ない人で助かる。
そして、おばちゃんの仕事が雑だったことにも気づく。
呼吸がとにかく大事っぽいので、またもや鬼滅ぶる。
全集中・産みの呼吸、産(さん)の型・・・単に深呼吸をしているだけなんだけど。
11:30頃、診察。
子宮口3センチ。
昼ごはんはしっかり食べてうとうとした方がお産がいい感じに進むかもとアドバイスされる。
正午前のこの時間くらいから、陣痛が引いてしまい、ただゴロゴロするだけの時間になる。
昼食も、おやつも完食。
この病院、ご飯おいしい!
評価ポイントが上がる。
陣痛が夜中に来るのか、それとも朝までぐっすりで明日促進剤を打つのかわからないねぇ・・・と助産師さんから告げられる。
21時頃就寝。
22時過ぎから、陣痛が5分感覚になってきた。
また眠れない夜を過ごすのか・・・
2回目の夜の助産師さんは、とにかく音を立てるタイプ。
ドアはバターンって開けるし、階段はドスドス駆け上がり駆け降りるし、声は大きいし、リアクションも大きい。
なんだろう、夜勤をするのはクセのある人って決まっているのだろうか?
3日目・昼
翌朝8時過ぎから、陣痛促進剤の点滴を入れる。
あのですね・・・前日・前々日の夜に陣痛あったって書いたんですけど、陣痛ナメてました!
促進剤を入れて本格的にやってきた陣痛は・・・痛い!痛すぎる!!
何この、突然来てギュギューン!と意識をかっさらっていくヤツは!?
「いたい、いたいィィ!」と半泣きの私に、助産師さんは冷静にお答え。
「痛くないとお産は進みません」
「これが自然分娩です」
「初産は時間がかかります」
・・・かれこれ6時間もこんなことしてるんですけど!?
あと何時間耐えれば・・・
もう、時間が経つのが遅すぎてビビる。
陣痛が来て耐えて、また陣痛が来て耐えて・・・時計を見ると5分も経ってないとかね!
もう、生まれて初めて(おそらく最初で最後の)食品工場でバイトした時くらいの時間の流れの遅さだよね、久しぶりにあの感覚を思い出したよね・・・あ、また来たイタタタタ!!
っていうか、今さらだけど、「これが自然分娩です」って言われてハッと気づいた。
無痛分娩とか和痛分娩とか考えてもよかったな・・・この病院のパンフレット、思いっきり「自然分娩を大切に」って書いてあるもんな。
海外では麻酔がメインとか、無痛の方が負担が少ないとか、納得だわ。
だって産む前からHPめちゃめちゃ削られてるわよ、私。
15時ごろ、子宮口が7~8cmになったタイミングで、在宅で仕事をしていた夫を召喚。
お尻を支えてもらったり、押してもらう。
そうこうしているうちに、次段階に進んだので、分娩台へ。
ああ、いよいよだな・・・長時間の陣痛に嘆く私に、「いつかは産まれます」「終わりはちゃんとあります」と言ってくれていた助産師さんの言葉が刺さる。
しかし、まだ終わりはこなかった。
3日目・夜
いきみの練習をして、何度かトライしてみる。
・・・しかし出てこない。
どうやら私の骨盤は狭く、その割には子どもの頭が大きいようで、なかなか通ってこないらしい。
1時間ほどトライを続けたけど、出てこないので院長先生登場。
「吸引分娩をしてみて、ダメなら帝王切開」
まぁ・・・そうなりますよね。
子どもの心臓は元気にバクバク言ってるけど、そもそも破水から始まってるからね。
その後も破水はしてたし、「池の水全部抜きますスペシャル」状態なわけでしょ?
前々日から破水して、そこからもチョロチョロ漏れてたから、ずっと心配だったんですよ。
早くしなきゃだよなぁ・・・
結局、助産師さん2人が私の腹を押し、先生が吸引し、私がいきむという4人がかりの吸引分娩にトライするも、出てこず。
緊急帝王切開になりました。
何、このフルコース味わって満身創痍になってる私!
こんなことなら始めから帝王切開にできればよくない?
そう思いながら、腹を切られる。
そして3分ほどで、赤ちゃんの元気な声が聞こえました。
聞こえた瞬間、涙があふれてきました。
色々あったけど、無事産まれていてよかった・・・!
陣痛がものすごく痛くても、腹を切られても、元気に産まれてくれれば、もう何でも良くなる。
・・・このマジックを世の中のママは味わっているんだな。
人生初の手術を終え、ストレッチャーに載せられて、部屋まで帰ってきました。
4日目・早朝
メモをもとにこれをまとめているのが、4日目の早朝。
帝王切開の痛みで寝られないかと思いきや、痲酔が切れても鈍感なのか痛みはほぼ感じず、それまでの疲れもあってか、5時間くらい眠れました。
赤ちゃんの声が遠くに聞こえる今、改めて母になったんだなということを実感しています。
まだ抱けてないんだけどね。
今日は1日安静で、明日から同室育児がスタートします。
ああ、楽しみ!
今後のブログも、予約投稿で入れている出産前の話がしばらく続きますが、まずは「産んだよ」のエントリーだけお送りしました。
産後で頭が回らず、クリスマスっぽいネタが用意できなかった・・・
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