ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

【本感想】 オトナ婚です、わたしたち 結婚ってなんだ?に答える本

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

先日、こちらを読んでみました。 

 


 

 

 

どんな内容なの?

公式サイトによると、こんな内容です。

 

形も中身も多様な「つがい方」をしている女性たちにインタビュー。本音を語ってもらいました。結婚したい、したいけどモヤモヤしている、またしたい、もうこりごり……、どれもオッケーな通過点。

あなたのカタチが見つかる本。

 

出てくるのは、10人+αの色々な「つがい方」をしている人たちです。

 

  1. 半同居婚「相方に夕飯を出すときは、一食1000円です」
  2. 別居婚「いっしょには住んでいないけど、でも家族は家族です」
  3. おめでた事実婚 「“なんでも夫婦で”って、しなくていいのよ」
  4. 子連れ初婚 「結婚してないで産むってことに、なんで反対するの?」
  5. 女×女婚 「たがいの人生の協力者でありたい」
  6. 役割逆転婚 「わたしがダンナを囲っているところはあります」
  7. 年の差婚 「ハードルがありすぎて、いちいちかまってられなかったんです」
  8. お見合い婿入り婚 「相手に条件つけるんやったら、恋愛結婚にこだわらんでも」
  9. 浮気容認婚 「セックスきっかけで別れるなんて、ちっちゃくね?」
  10. じゃんけん妻氏婚 「『じゃんけんで苗字きめる?』って聞いたら『いいよ』って」

 

 

法律婚vs事実婚、じゃないんだよな

たまに、「法律婚(いわゆる普通の結婚)を敵視して、事実婚を賛美する」みたいな人いるじゃないですか。

んで、「フランスはどうのこうの」とか、「日本は遅れていてどうのこうの」とか、なぜか自分がグローバルみたいな言い方しちゃう人。

 

私はそれがすごく疑問だったんですよね。

 

なぜ、そこで法律婚をしている人たちを引き合いに出して、「おかしい」とか「自分はそういう人たちよりも意識高い」みたいな言い方をしてしまうのだろうか?と。

 

この本を読んでいて、そういう「嫌な感じ」は感じませんでした。

 

どの人たちも、考えているのは一緒で、「自分とパートナーが、どうしたら心地よく生きていけるかどうか?」ということ。

そこには、法律がどうだとか、周りの人からどう見られる・言われるとか、そういうのはほとんど見られませんでした。

 

一緒に住むことにこだわる人、別居(仕事場は一緒)で事実婚の人、自分の名字を変えないことを重視する人、浮気を容認する人・・・本当に人それぞれでした。

共通しているのは「自分は、相手はどう考えているか」で、「その考えに、『結婚』という制度をどう合わせていくか」っていうことでした。

 

私は法律婚をしていて、名字も特にこだわりがなく、夫のものに何の抵抗もなく変えちゃったんですけれども、「生活スタイル」「仕事」「家」などは、話し合いをしたりして、すり合わせしてきたので、範囲は違えど、やっていることは同じだと思いました。

 

 

結婚って、なんだ?

では、結婚って何なのでしょうか?

「はじめに」で著者はこのように書いています。

 

でもほんとうは、とてもシンプルなことだった。たがいを求めあい、支えあえるのが家族であり、そういった関係をもつために、人は結婚する。

だからじつは、籍を入れようが入れまいが、いっしょに住もうが住むまいが、夫婦のどちらかがお金を稼ごうか、式を挙げようが挙げまいが、なんでもよい。そんなことは、それぞれが好きに選べばいい「オプション」の部分だったのだ。 

 

著者自身が、結婚・出産・離婚を経験し、「結婚とは何なのか?」を考えている中で、色々な人の考えに接し、辿り着いた答え。

そしてその答えが出た時に、1度目の結婚の時に、自分がいかに思い込みや、「~であるべき」みたいなものに縛られていたことに気付くのです。

 

・・・という答えがはじめにあって、その答え合わせをするように、10人+α(中村うさぎさんのエッセイとか、ちょっとしたアンケートとか)が沢山ある本なのです。

その構成も、面白いなと思いましたね。

 

「結婚ってなんだろう?」

「今の生活を崩したくないけど、パートナーと上手くやっていきたい」

そんなことを考えている人には、オススメの1冊だと思いました。

 

 

こちらもどうぞ 

www.dokudamiyoshiko.com