ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

「負けず嫌い」と「嫉妬」を混同してはいけない

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

だいぶ昔の話になりますが、私の働く会社の社長と会話をしていて、「ほう」と思うことがありました。

 

それは、「負けず嫌い」と「嫉妬」を混同するな、という話。

 

 

「嫉妬」を「負けず嫌い」と思ってしまう

ある社員が、ちょっとした飲み会で愚痴り始めたんですね。

自分はなかなか後輩に心を開くことができない、カッコ悪いところを見せたくないと思うがあまりに、何も見せられなくなってしまう・・・みたいな話を。

それで、逆にカッコ悪いところもバンバン見せながら、いじられつつも慕われている同期を見ていると、負けず嫌いが発動して、自分もそういうキャラに転身したほうがいいのかなと思ってしまうそうなのです。

 

ここまで聞いて、社長が一言。

「それは負けず嫌いとは違うな。嫉妬だよ」

「嫉妬・・・ですか?」

 

 

自分にはないものを持っている人に「嫉妬」している

「自分にはないものを持っているから、嫉妬しているんだよ。そしてそれを認めたくなくて、負けず嫌いって言うキレイな言葉でごまかしている」

「自分にはないものを持っている人を見た時に、素直にすごいな!って認められない時点で、それは嫉妬なんだ」

「そう・・・なのかな」

 

「もちろん、彼のいいところをマネできればいいけど、お前はそういうタイプじゃないし、別にそうなりたいとも思っていないだろ?そこに勝ち負けなんてないはずなんだ」

「そう・・・ですね」

 

「でも、なんとなく羨ましいけどできないから、嫉妬してしまう。まずは彼の良さを認めたらどうかな?そしたら自分の良さも見えてくると思うし、勝ち負けの問題じゃないってことがわかると思う」

 

そんな話から、社長の体験談が出てきました。

自分はこれが得意で、逆にこれが苦手でコンプレックスに感じていて、過去の同僚でこういう人がいて、今だったらこういう人がいて、自分のコンプレックスを刺激する人とどう折り合いをつけていったか・・・

 

 

私は隣で聞いているだけでしたが、心の中で膝をバンバン叩いていました。

 

 

「嫉妬」は意味がない

「嫉妬っていうのは、あまり意味がないんだ。それだと前に進まないから。だから、彼と張り合うことを考えるんじゃなく、彼の良さを見ながら、自分の良さも見て、お互いにできることを考える。そっちの方が建設的だと思う」

 

そうだよな・・・そうなんだよな・・・

 

この話、結構日常生活でも当てはまるなって思ったのです。

なんとなく、自分に近しい立場の人が、自分よりも上手くやっているんじゃないか?と思うと悔しい!って思うことがあるんですけれども、それって「私、負けず嫌いだから!」ではなく、「嫉妬」っていうネガティブな感情なんですよね。

 

ブログを始めたころは、私もそういう感情があって、なんでこんなにPVが伸びないんだろう・・・と思う中で、アフィリエイト感満載のブログが「PVがこれだけでした!今月の収益は~円です!」みたいなのを見ては、「負けない!」とか思っていました。

でも、そもそも戦っているフィールドが違うんですよね。

私の内容は、完全に雑記だし、何もリサーチなんてせずに脳みその中身を垂れ流しているだけだし。

でも、続けているうちに、そういう感情は一切なくなりました。

 

「私は私の書きたいことをブログに書こう」っていう気持ちが強くなったから。

 

これが、さっきの話に繋がっているなぁと思ったのです。

 

 

キレイな言葉でごまかさない

「オレ、負けず嫌いだから」

「私、人見知りなんです」

 

こんな言葉で、自分のコンプレックスを刺激されていることや、コミュニケーション力の低さをごまかしていないでしょうか?

そして、そういう言葉でごまかしている限り、進歩は見られないのです。

 

そんなことを、コロナ前ですが、会社の飲み会で学ぶことができたのでした。

 

 

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