こんにちは、ドクダミ淑子です。
先日、ふと思ったこんなツイートをしました。
イ〇ハヤ界隈とか子宮系とかナントカ社長とか、顔特に目を見ると一発で「やばいやつやー!」っていう人になぜ人は引っ掛かるのか?
— ドクダミ淑子 (@dokudamiyoshiko) January 20, 2020
引っ掛かる人が見る目がないのか、はたまた彼らと同じ目をしているのか、やばいやつは世の中に溢れすぎているのか、それとも私の見抜く力が特殊能力で私が特異なのか…
今回は、こちらについてのお話を。
目を見ればわかるはずなのに
だってさぁ、目を見ればわかるでしょ?
輝きがない、目に光が宿っていない人。
もしくは、欲にまみれた怪しい輝きをしている人。
洗脳されているとしか思えない、空虚な目。
どこか歪んで、違和感がある顔。
なぜ、「私は怪しい人ですよ」って顔に描いてあるような人に、人はどんどん引っかかってしまうのだろうか?
私は疑問で仕方がないのです。
もしやと思って、「私が特殊能力を持っている説」を挙げてみましたが、それはコメント欄を見る限り、正しくはないようでした。
気付く人が大半、でも気づかない人はとことん気づかない・・・って感じか。
では、なぜ?
怪しい人を見た経験が少ない説
私は、片田舎から都内の大学に進学した時に初めて、「怪しい人についていってはいけません」という親の言葉をやっと理解しました。
怪しい人というのは、沢山いるのです。
ざっと出してみましょう。
手相の勉強をしている人
「あの、手相の勉強をしているんですけれども~」という人。
「手相の勉強をしているので、あなたの手相を見せてください」ってことですね。
だいたい地味そうな女性、たまに男性。
アンケートを取っている人
「アンケートお願いします」と寄ってくる女性2人組。
だいたい青いバインダーを持っていて、独身っぽい女性に寄ってくる。
募金活動をしている人
これもね、実は怪しいだったりするからね。
震災で被災したワンチャン、ネコチャンのための募金とかね。
手作りの募金箱で活動している人とか、どこに届けられるのかわからないよね。
ギャラリーを経営している人
渋谷パルコ近くで「ギャラリーを経営しているんですけれども」とポストカードを配っている人もいましたね。
だからちょっと、絵を見に来ませんか?って誘ってくる。
ギャラリーの発音は、「リー」が一番アクセントになってて、「ギャルサー」と一緒。
ポストカードは、だいたいクリスチャン・ラッセン。
だいたい経営しているのは美女か、イケメン。
モデルを探している人
チャラそうな人が「芸能事務所の者なんですけど~」って声をかけてくる。
どこからどう見ても、ブスにの私に。
無料でスキンチェックとスキンケアをやっている人
道端で声をかけられて、無料のスキンチェックをしてサンプルがどうのこうの、とか、メイクテクニックを伝授、とか。
そして、就職してから、営業としても色々な怪しい人に会いました。
異業種交流会に頻出する人
いつも、どんな社長が集まる勉強会や交流会に行ってもウロチョロしている、自称経営コンサルタント。
一時期私も誘われてよく顔を出していたので、その一味だったかもしれないけど。
自己啓発セミナーや研修・合宿マニア
涙を流しながら、自分の弱いところを大きい声で、みんなの前で言ったりする研修。
それの参加経験者が「勉強した方がいいよ」と勧めてきたことがありました。
ネットワークビジネスをしている人
これは、友達の高校時代の先輩がバーベキューに連れていってくれるって時。
そもそも、「友達の高校時代の先輩(社会人になってから同窓会で接点を持った)」が遠かったと後から反省しました。
ブラック企業の社長
なかなかパンチが効いてる人もいるんですよ・・・これが。
宇宙とつながるビジネスをしている人
子宮系じゃないけど、会ったことがあります。
マジで何言ってるかわからなかったけど、アポの時間がマジで長い。
・・・そう、私ってそこそこ怪しい人に会ってきたんだな。
未知の世界はたくさんあることを自覚すべし
なぜ、怪しい人達に引っ掛かってしまう人がいるのかと考えると、そういう人って「怪しい人」のサンプルが圧倒的に足りないからだと思うのです。
あとは、「普通の人」のサンプルも足りていない。
100人会ったうち、5人が怪しい人なら、残りの95人と比較して、その5人がおかしいと気づく。
でも、10人のうちの5人ってなると、その人がおかしいのかどうか、比較対象が少ないから、よくわからない。
しかも、狭い世界なら10人中8人が怪しい人になる場合もある。
引っ掛かりやすい人は、そもそも育った環境から怪しい人に囲まれていた可能性もあると、小中学生で話題の子達を見ると思う。
そういう人って、自分の家族とか、友達とか、一番身近な人達を飛び越えて、外のマトモな人と関わりに行かなくちゃ、「怪しさセンサー」が身に付かない。
だから、怪しさセンサーを身につける機会が得られにくいのでしょう。
だから、もしも「私には怪しさセンサーがないかも」と心配になったり、「騙されたけど、次にすぐ素敵な人が見つかった」と思うと人は、どうにか外の世界を見に行くべきなだと思います。
では、どうやって外の世界を知るか?
簡単なところだと、結婚詐欺とかの犯罪ファイル的なテレビをひたすら見てみるとか?
ザ・ノンフィクションを見てみるとか?
「地球の歩き方」の犯罪コーナーを見てみるとか?
そうやって、だましの手口のサンプルを沢山見続けていると、そのうちきっと思うんですよ。
「バカだな」「そんなの騙されているに決まっているだろ」って。
そこで初めて、自分のやっていることが同じだと気づくかもしれない。
情弱だけが悪いわけではないけれども
情弱だから騙される、とか言われがちなこの話ですが、環境面も関係するからこそ、自己責任とは言いがたい面もあると思うのです。
でも、大人になっても広い世界を見に行かないっていうのは、やっぱり本人にも改善の余地があるのではないでしょうか?
だから、自分の好きなものだけに凝り固まらずに、色々な人に会ったり、色々なジャンルの本やメディアに触れてみたりするのは、大切なことだなと思うのです。
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