こんにちは、ドクダミ淑子です。
皆さんは、こんな話を聞いて、どう思いますか?
- 30分で商品を作った
- それが2日間で1万円の売上になった
- 私の時給は2万円だ
私は「バカだな」って思います。
・・・ハッキリ言い過ぎたかしら?
時給2万円という皮算用
これって、「今回は30分でこの売上だから、仮に1時間働いたとしたら、もう1万円かせげたかもしれなくて、そうしたら時給2万円になったかもしれない」という、時給2万円なんですよね。
「仮に」「~としたら」「かもしれない」のコンボ。
不確定要素多すぎやしないですかね?
いやわかるんですよ、高い生産性とやらを持って働いているアピールということは。
でも、手元に1万円しかなくてドヤられても、「ふぅん」「へぇ」「ほぉ」としか思えない。
時給20万円とドヤっていた時代もあった
かく言う私にもね、ありましたよ。
1時間商談して20万円の契約をして、終わった後に「フゥッ・・・私の時給は20万円だわ」とかドヤっていた時代が。
社会人1年目、23歳の時ですけどね。
今から考えると恥ずかしいのです。
商談の準備をして、契約後のあれこれをして、プロジェクトがスタートしてからのフォローあれこれやっても含めての20万円だからね。
さらに、その前の研修とかもあるからこそ契約できたこととかを考えると、「この一瞬で20万円稼げたぜぃ!」っていう自分がいかにアホだったのか、今の私ならわかる。
・・・というのを、30代半ばになってもドヤドヤしている人を見て、思い出したんですよね。
日給5000円なのでは?
たとえ、働いたのは30分だとしても、ですよ?
売上は1万円で、そこまで行くのに2日かかったということは、日給5000円という言い方もできませんかね?
え?色々な事業をやってるから、それだけが収入じゃないって?
じゃあ時給2万円っておかしくない?
時給をディスりながら時給自慢って、記憶喪失なの?
そもそも、この時給2万円説を言っていたらしい人は、時給って概念を否定しようとしているんですよね。
「時給脳」とかいって。
いつまでも時給脳だとアカン、だから時給とか考えずにブログ100本書けとか動画100本作れとか言って、それを資産にしてどうのこうのって言いながら・・・私の時給は2万円ですドヤァって!
1分前のことを覚えてられない記憶喪失なんじゃないかと思います。
数字のマジックに騙されないために
こういう数字のマジックってたくさんあります。
バカな人とかバカな数字を出す例もあるけど、巧妙な詐欺師が、それっぽい数字を出すこともある。
そんな数字のマジックに騙されないようにするためには、「すぐに信じない」と言うことが大切だと思います。
「わぁっ、すごい!」と思うことがあったら、その次の瞬間に「でも、それって・・・」と疑い深い自分を出してみる。
そうすることで、「時給2万円スゲー!僕もYouTuberになるぜ!!」ってならずに済むのです。
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