ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

会社のお財布と自分のお財布感覚は分けるべきという話

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

私は営業をやって10年以上。

仕事をして変わったなと思うことはいくつかありますが、その一つに「お金というものの感覚」というものがあります。

 

 

「100万円です」と言うのに躊躇していた時期

売れない時代は、私は自分の扱う商品・サービスの価格を言うのにためらいがありました。

「ひゃ、100万円です・・・」

「100万円・・・なんですけど・・・」

これだと、やっぱり売れないんですね。

自分の中でも「高いな」と思いながらだと、その自信のなさは相手にも伝わって、結果的には売れない。

 

だいたい、売る人が「高い」と思って売っているものを、誰が買うのでしょうか?

 

 

「高い」は単に値段ではなく、「質と価格が釣り合っている」かどうか

たしかに100万円となると、結構な額になります。

でも、100万円に見合った、もしくはそれ以上の価値がある商品・サービスなら、それは決して「高い」ではないのです。

 

「金額は大きいけれども、それ以上の効果がある」、となれば、別に100万円を出す価値があります。

 

 

サラリと言えるようになると、感覚が変わった

自分の中で、そのへんの感覚がスッキリして、100万円の価値ある商品・サービスだと思って納得したら、売れるようになってきましたを

「100万円です」

「100万か・・・高いな」

「たしかに高いです、でも・・・」

こんな感じですね。

 

やっぱり、売る人が売るものに価値をおいていると、お客様も安心するんだなぁと思いました。

 

このマインドセットは良い面も悪い面もあります。

詐欺師も、自分の扱うものを自信を持って売っているのです。

だから、引っ掛かる人は引っ掛かってしまうのです。

 

 

「主婦のお財布感覚」のままの社長夫人ブロック

さてさて。

そんな風に、金額と質の問題に折り合いをつけ、元気に営業をしている私ですが、手強い存在がいます。

それは、中小企業にありがちな、社長夫人であり経理担当である、主婦歴の長そうなおばちゃん。

そういう方はたまに、会社の財布と自分の財布の感覚を分けられていない場合があるのです。

たしかに、家業でやっている場合は、その辺がごちゃごちゃになっていることもあります。

でも、色々な価値について語った後に「100万円です」と言って、即座に「高いからダメ」となってしまうと、こちらとしても太刀打ちできないのです。

 

 

会社の出費は「投資」の額も大きい

家計から出る100万円の買い物と、会社から出る100万円は、金銭感覚を少し変えた方がいいと思います。

特に、事業を大きく成長させたいならば。

 

「100万円出して、年収400万円の人を採用し、その人が年1000万円の利益を生み出す」

「500万円出して、年収1000万円の人を採用し、その人が年1億円の利益を生み出す」

 

この可能性にお金が出せるかどうかで、会社の成長度合いが変わってきます。

先述したようなおばちゃんも、それがわかっていて、「ウチは細々とやっていければいい」なら、いいのですが、社長と感覚が違うことも多く、板挟みの営業担当は苦労します。

 

 

大きな買い物に躊躇しなくなってしまった

そんな私ですが、先のおばちゃんとは逆の現象が起こっています。

 

それは、大きな買い物に躊躇しなすぎる病です。

 

1万円くらいの商品だと、他店と比較して、1番安いところで買うのではなく、1番最初に行った店(安そうなところに行きます)で買うし、30万円までの家具ぐらいだったらポンと買いますし、オプション系もいいと思ったらガンガン付けます。

迷う時間がムダという風に言うと聞こえが良いですが、これって「家で使う金銭感覚が会社の感覚になってない?」とちょっと疑問になりました。

 

どちらにせよ、時間・労力・得られるリターンを加味して、費用対効果を考えていきたいと思います。

 

 

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