こんにちは、ドクダミ淑子です。
先日、もうすぐ28歳になる後輩と二人で飲みに行くことになりました。
きっかけは、後輩からのお誘い。
何の話をされるんだろう・・・と思いながらも、ちょっとだけオシャレなワインバルに向かいました。
過去に自分も年上女性に相談したことがあった
思えば私も、この位の年齢の時に、既婚×子持ちの先輩を突然誘って、話を聞いてもらったことがありました。
当時は彼氏(今の夫)と交際中で、まだ結婚がどうのこうのという話は出ておらず、しかもある企業から、熱烈なスカウトが来て、美味しいものをご馳走になりながら楽しくお話(といいつつ面接されていると気付いていた)をしている頃でした。
将来自分は結婚したり子育てしながら働き続けたいのか?この会社で長く働くということはどんな感じなんだろう?転職ってどうなの?と、何もかもがあやふやで、モヤモヤしている中で先輩に話を聞いてもらいました。
その時、先輩は「こうしたらいいよ」とは言わないけれども、自分の置かれている環境、旦那さんとのやりとりや、子育てについて、自分の父母や旦那さんの父母との関係性などを、包み隠さずに話してくれました。
朝4時半に起きてお弁当を作っているという話や、1時間の時短勤務にしている理由、自分の母(おばあちゃん)にどのくらい頼っているか、帰宅後の生活などを細かく教えてくれて、当時の私にとって、自分の生活を考えるきっかけになりました。
残業をする後輩よりも先にバルに行き、先にビールを頼み、あれから5年くらい経って、私もそんな先輩の立場になる日が来るなんて、思ってもいなかったなぁ・・・としみじみしながらビールを飲み、彼女を待ちました。
彼女の話は、過去の私とほぼ同じだった
少ししてやってきた彼女は、大体こんな話をしました。
- 彼氏ができて、将来のことを考え始めた
- 今まで将来のことを考えたことがなく、貯金もないので恐怖になった
- 彼氏とは結婚するかどうかもわからない
- 彼氏のことは好きだが、ものすごく好きというわけではない
- でも、30歳になる前のこの貴重な時間を彼と付き合い続けるのはムダではないか
話を聞きながら、目の前にいるのが5年前の自分なのではないかと思いました。
そのくらい、私が5年前に先輩に相談した内容とほぼ一緒だったのです。
5年経った私ができること
あれから5年経った私が、何を言えるかというと、あの時の先輩のように、自分の思っていることをきちんと伝えて、彼女が考えるきっかけを作ること。
そう思ったので、私はできるだけ細かく話をしました。
我が家のお金の管理の仕方、家賃や食費などの生活費がどのくらいかかっているか、友達夫婦の暮らし(お金持ちから節約家まで)、私の理想とするワークライフバランス、上司との交渉、たまに取る有休で何をしているのかなど・・・
彼女の一番の悩みはお金のことだったので、私の実家付近の片田舎の生活についても添えて、「大事なのは、自分がしたい暮らしを考えることと、その為に必要な額を明らかにすることで不安は消える」という話も付け加えました。
どうして30歳前になると焦るんだろうか?
30歳になってから、すでに3年以上が経過している私ですが、20代と比べて30代が楽しいか楽しくないかで言うと、別にどっちも変わらないかなと思います。
どっちも変わらず、どっちも楽しい。
だから、30歳前であんなに「もうすぐ30になっちゃう」と焦っていたのはなんだったのか?と思います。
ネットの記事を読んでいると、だいたい「焦る必要なんかない、30代も40代も楽しい」なんてことを人生の先輩が書いていますよね。
そう、焦る必要なんて、ないのです。
30歳を意識することは必要かもしれないと思った
しかし、私はそこから一歩立ち止まりました。
「こういう風に将来について考えたり、30歳までに何とかしなきゃと焦ったりすることも、必要かもしれない」と。
なぜなら、今回相談をしてきた後輩は、「今まで何も考えてこなかった」と言っていました。
私が見ている限りでも、何も考えていなさそうでした。
何も考えずに、飲み歩き、深夜まで仕事をし、長期休みのたびに海外旅行へ行っていました。
彼女はきっと、「30歳前に彼氏ができた」「もうすぐ30歳になる」という区切りがあったからこそ、将来について真剣に悩み、情報収集を始めるようになったと思うのです。
「女は30歳までに人生をなんとなく決めなければいけない」という謎のプレッシャーが無かったら、彼女は一生何も考えないまま、年を重ねてしまったかもしれません。
そして、それは5年前の私も、きっと同じでした。
そういえば、3年くらい前に、彼女にこういう話をしたことがありました。
「何で○○さん(当時28歳)って、転職しちゃうんでしょうか?」
「30歳前くらいに、女性は将来について考える人が多いんだよ。私(=ドクダミ)もそうだった」
「へぇ・・・」
そんなピンとこない返事をしていた彼女が、今や自分の将来について真剣に考えているなんて・・・と、なんとなく胸が熱くなるのでした。
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