こんにちは、ドクダミ淑子です。
ブログを書いていて便利だなと思うのが、以前書いた記事が人気ランキングに上がってくるのに気づけること。
「あ、misonoがテレビに出たな」「濱松恵がまた炎上してるな」「あの番組が再放送してるな」とかに、自分のブログのPV数で気づけるのです。
けっこう便利。
さて、そんな中、少し前に『ボンクラボンボンハウス』が上位に上がってきました。
「あ、新刊出てる?」と思ったら案の定、出てました。
しかも完結したの!?
ということで、即ポチりました。
|
1巻~3巻の感想はこちら
大学を辞めてダラダラしている一樹が始めたのは、おばあちゃんの遺した古い美容室のリノベーション。
聖大さんと両想いになったものの、栄吉のことの方が好きなんじゃないの?という一樹。
THE☆三角関係の結末はどうなるのか・・・!?
まぁ、結末は想像通りなんですけどね。
「好き?」「好き!」って言い合うのってあまりないと気づく
ねむようこ先生×三角関係という王道モノは、『三代目薬屋久兵衛』でもあったけれども、不器用で不愛想な男の子が顔を真っ赤にしながら「・・・好き・・・だけど?」みたいに言ってくるのは、展開がわかっているドキドキしちゃうのです。
もう、非現実過ぎて!
どのくらい非現実的かというと、中学生がある日突然セーラー戦士になって、KO大学の大学生と付き合いだすくらい、私にとっては非現実的、ファンタジーなのです。
私の人生の中でそんな風に言われたシーンなんてほぼないしな。
夫と付き合う前後くらいで、この先の人生でもおそらくないだろう。
だからこそ、「好き?」「・・・好き」ってやりとりは、ドキドキしてしまうのです。
本気で人を好きになったことがあるか?
聖大さんと一樹の別れ話シーンで、「本気で人を好きになったこととがあるか?」と聞くシーンがありました。
この問いって、結構ドキっとしてしまうのです。
私はいつでも恋に恋していたような妄想女だし、夫と付き合ったのも「恋とか愛とかじゃなくて、一緒にいると落ち着く」だし、頭でっかちだから、本能とか衝動とかで動かないし・・・と思うと、夫のことは大好きで一生一緒にいたいけれども、じゃあそれが「本気の恋か?」って聞かれると・・・わからない。
だからこそ、恋愛マンガを見て、そういう気持ちを確かめているのかもしれないな。
終わるのが早すぎる!もっと読み続けたかった
しかし残念なのが、4巻で完結してしまったこと。
恋・人生・家づくりのそれぞれが、ちょっとずつ前に進んだのですが、ゴールと言えるものでもないのです。
だったら、もっともっと続いてほしかった。
家づくりも、まだ一樹が想像しているような理想の家にはなっていないし、人生もお父さんお母さんと和解しただけで、「やりたいこと」は見つからず、恋はまぁ「両想い」になったけど、その先をもっと見せてほしかった。
栄吉さんが新しい道に進むんだから、その様子を見てみたかった。
続きがもっともっとあると思う、だからもっと見たいのです。
「午前3時」シリーズみたいに、続編があってほしいなぁと強く思う、1冊でした。
こちらもどうぞ