ドクダミ自由帳

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【本感想】女子漂流 女子の王道なんて存在しないのだ

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

私のブログで長らく読まれ続けているエントリーがあります。

それが、こちら。 

www.dokudamiyoshiko.com

 

 「女はなぜ、にゃんこスターのアンゴラ村長にイラっとするのか?」

 

「女は」って書いているけれども、単に私がイラっとしただけなんだけどね。

 

しかし、同じことを考えている人はこの世にわりと存在するようで、にゃんこスターがどこかに出没したりするたびに、「にゃんこスター イラっとする」とかで検索されて引っかかるのでしょう。

SEO戦略ってやつですね。

 

 

私のドロドロした感情好きはどこから来たのか

「好きこそものの上手なれ」という言葉の通り、私はちょっと変な方向に行っている芸能人や芸能人もどきの女性のことを書く記事は、割とSEOさんから評価されています。

そして何より、自分自身が書くのが楽しい。

 

さて、そんな私のダークサイド、「人間のドロドロしたところ、暴走している様子、愚かなところを見たい・知りたい・書きたい」という気持ちはどこから来ているんだろう?とふと思ったのです。

 

それはきっと、一つは小さい頃の夏休みに見ていた『どーなってるの?!』というTV番組。

こたちょ・わかちょの前身ですね。

再現VTRでご近所トラブルなんかを平日の真っ昼間に流していました。

 

そしてもう一つは、中村うさぎのエッセイだと思うのです。

 

 

中村うさぎという人間を知っているだろうか

皆さんはご存知だろうか?

中村うさぎという人間を。

 

  • 買い物依存症になる
  • ホストにハマる
  • 美容整形にハマる
  • デリヘル嬢になる 

そして、それをすべて面白おかしくエッセイにしてしまうのだ。

「ショッピングの女王」とかは結構ヒットしたと記憶しています。

 

「物書きは、自分の人生・プライベートを切り売りする仕事なのだ」なんて言われるけれども、この人の生き方を見ていると、まさにそれなんだなと子どもの頃から思っていた。

そして、面白おかしく書くエッセイの中で、時には自分の腹を切り、内臓を見せるような時もあった。

 

そのくらい、自分の身を削って、燃やしながら生きている・・・その副産物として作られる彼女のエッセイを読み続けて、私は少女から大人になったと言っても過言ではない。

実際、たぶん全部読んでるしな。

 

 

久しぶりに中村うさぎに触れる、しかも三浦しをんとの対談

さてそんな少女時代~大学生くらいまでを過ごし、最近は中村うさぎさんの存在をちょっとだけ忘れていたのですが、ふと書店でこの文庫を見つけてしまいました。 

 

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なんと、中村うさぎと三浦しをんとの対談集。

これは、絶対に、面白い!

旅の途中だったのですが、その場で買いましたね。

 

 

女子校というアイデンティティ

三浦しをんは、生粋のオタクで、毎日マンガ(特にBL)を読めればそれでよいという小説家。

『風が強く吹いている』とかね、スポーツ物っぽいけど、そういうところが醸し出てるよね。

 

その二人の共通点ってどこにあるんだろう?と思ったら、あったのです。

それは・・・女子校育ちだということ。

中村うさぎは派手グループで、三浦しをんはオタクグループで(本書では「島」と呼んでいる)、それぞれ系統は違っても、「わかるわかる!」「ありましたね!」と共感していて、それも興味深い。

 

 

女子の王道はないという話

本書はどちらかというと、中村うさぎが自己開示しながら、三浦しをんに「三浦さんはさぁ」とあのガラガラ声で質問をし、それを分析したり膨らませたりしながらまた自分の話をするって感じで進んでいきます。

中村うさぎは人生のアドバイスをするでもなく、ただ聞くだけ。

聞いて、自分との違いを考える・・・こういう対等な対談って面白い。

 

その中で印象的だったのは、最後の部分。

「女子には王道はない」という話でした。

最初の方の「島」説とかタイトルに繋がっているから細かくはネタバレしないけど、この話を読んで「なるほどな」と思った。

だから私たちは、メジャーを目指して苦しむけど、じゃあ「メジャーって何?」って聞かれると返答に苦しむのか・・・と。

 

 

あとがきを見て、少し悲しくなる

こちらは2013年に発売されたものが2019年1月に文庫化されたもののようです。

中村うさぎはこの本の初版後、生死の淵を彷徨う経験をしています。

かつてのギラギラして、美と性を追い続けた彼女が今はどうなっているのか?

文庫版のあとがきを読み、彼女の「今」を知って切ない気持ちになりました。

 

 

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