こんにちは、ドクダミ淑子です。
仕事中、打ち合わせが終わって帰り際にこう聞かれることがあります。
「今日はもう帰られるんですか?」
私は、営業10年やっていますが、これに対する正解が未だによくわからないのです。
というのも、この言葉の含むニュアンス複雑過ぎるんですよね。
とっさに最適な答えが出てこないのです。
どんなパターンがあるか?
今回は「今日はもう戻られるんですか?」の意味について検証してみましょう。
遠いお客様ほど、このセリフを言うのです
まずこの話、どういうシーンで出てくるのかという話をしましょう。
ズバリ、遠方のお客様であればあるほど、このセリフを言うのです。
ド田舎にポツンと立つ本社とか、住宅地や商業地からめちゃくちゃ離れた巨大な工場とか。
そのお客様が、帰り際に「今日はもう戻られるんですか?」これに対してどういう意図があるのでしょうか?
以下に私の推測を上げていきます。
ウチのために遠いところからありがとう
まずは、お礼の意味。
「はい、今日はこのまま会社へ帰ります」
「遠いところから来てくれてありがとう」
このやりとりだと安心します。
遠いところに来てもらってすまないね
同じやり取りでも、「ありがとう」じゃなくて、「ごめんなさい」もあります。
「はい、今日はこのまま会社へ帰ります」
「遠いところに来てもらって申し訳ない」
こういう方の場合、「いいえ」の方が安心した顔をします。
「いいえ、次は○○へ行きます」
「そうなんですね(遠いのはウチだけじゃないんだ、安心)」
ウチを大事に扱ってほしい
逆に、「寄り道します」と言うとちょっと不機嫌になる方もいます。
ウチは「ついで」なのか!?と機嫌を損ねてしまうのです。
近所に担当している企業があるかどうかを知りたい
地元意識やご近所仲間意識が高い方だと、こういうパターンもあります。
「御社が他に担当している会社を知りたい」
「いいえ、次は○○へ行きます」
「○○って近いね、どの会社?△△社って知ってる?」
なんて話題で盛り上がりたい方もいるのです。
こういう人は、近所に担当している会社がないというと、少し不安になるようです。
正解なんてわからないから、正直に答えるしかない
こういう言葉って、色々な意味がありすぎて深読みしても読み切れません。
だから、大抵の場合は、正直に答えればいいんだなと、一周回って気づいたのです。
次のアポがあるときは、あると言い、ない時はないと言う、それでいいじゃないかと。
「外出は寄り道たくさんできるように組む」のきっかけ
仕事で意識する「効率」を考えると、一か所に行って→帰るっていうのはムダでしかありません。
だから、行く場所に近いところへ、寄り道をどんどんする方がいいと思っています。
1時間かけて1か所行くなら、そこから30分かけて次の場所に行き、1時間かけて帰る・・・その方が1社あたりの移動時間は短くなります。
移動時間2時間で1社訪問するよりも、3時間で2社、それよりも4時間で3社の方が、外出時間は長くなっちゃうけれども、効率が良い。
私のこのルールはどこから来ているかというと、ファミレスのアルバイトからだと思います。
料理を提供したらそのまま帰らず、他のテーブルを回ってお皿を下げてから帰る。
行って帰ってではなく、ぐるっと一周して、様々な情報を得てから帰り、次の行動の予想をする。
こう考えると、バイトの経験だって無駄じゃないなと思うのでした。
こちらもどうぞ