こんにちは、ドクダミ淑子です。
以前、バイキングを見て恐怖を感じた気持ちから、『濱松恵の攻撃力が高すぎる』というタイトルで記事を書きました。
いつの間にかブログは見なくなっていたのですが、ゴシップニュースブログで彼女が暴露本を出したと知ったので、買って読んでみました。
題して、『黒い薔薇』。
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帯に書かれている「黒い薔薇にも棘がある」は、「“にも”って何やねん」「薔薇には棘あるだろフツー」というツッコミを受けています。
この本の本末転倒感を表現しているようですね。
どんな本なの?
公式サイトではこんな風に書かれています。
・・・って書こうと思ったら、載ってないんですが、どういうことでしょう?
仕方ないのでAmazonから引っ張ってきました。
数々の有名人との肉体関係を暴露してきた濱松恵の自伝小説。2歳でデビューした女優・モデルは50人以上の芸能人と“情事”を重ねながら何を想い、何を得てきたのか?結婚・離婚を経験し、母親として芸能界を生き抜く女優が自らの人生を赤裸々に語り、「クズと嘘つきがはびこる」テレビ業界・芸能界の闇を暴く。
もうすでにブログや週刊誌で十分やっている気がするのですが、新ネタは出てくるのでしょうか?
セルフイメージが現実とずれまくり?
これは、本人が書いている、濱松恵の自叙伝的小説です。
だから、その中で書かれている「濱松恵」という人物は、本人が「私はこんな女」と思っている姿の具現化なんですよね。
でも私は、そのセルフイメージが、周りから見た彼女とはえらく違うのではないかと思うのです。
2歳から芸能界にいた自慢からスタート
以前感想を書いた「黒い小鳥」といい、自分のことを「美少女」とか「笑うと大輪の花が咲く」とか、とにかく人と違うんだってところを言うのは、病んでいる人の本の特徴なのでしょうか。
彼女は、芸能界にずっといるということを本の中で何度もアピールしています。
なぜか、身持ちの固い女ぶる
清くモテない人生を歩んできたブスの私には、信じられないくらいセックスしまくっています。
彼女的には自分は真面目な女で、誘う男が悪くて自分は乗っているだけみたいな言い方をします。
世間から言うと炎上女優で不倫女で、でもそれって私が悪いの?誘ってくる男が悪いんじゃないの?と怒りをあらわにしていますが、私から言わせると、既婚者に気づかないとか、「ビジネス婚するけど本命は君だよ」なんて意味のわからないことを信じるのがバカだと思っちゃうんですよね。
それとも、男にモテまくると、そういう感覚はなくなるものなんでしょうか。
正直に浮気を告白する
大好きな彼がいながら、一夜をともにした人がいて、しかもそれを「正直に告げ」たから別れた、なんてエピソードもありました。
それは正直とか、まっすぐとか、曲がったことが大嫌いとか以前に、浮気しちゃダメじゃない?と思ってしまうのですが。
それだったら、ワンナイトラブくらい墓場まで持っていく方がよくないですかね?
「コメンテーターにしてほしい」発言
世間に炎上女優とか言われている頃に、自分のことをコメンテーターとして、「事件やニュースを濱松はどう思っているのかと聞くオファーがあってもいいのに」みたいな発言をしています。
使う側からすれば、いつもブログで「死ね」「ゴミ」「クズが」と言っている人をコメンテーターとして使うなんて危なすぎてできないと思うのに、自分ではそう思わないのが恐ろしいと思ってしまう。
「いい人」の基準がわからない
なんだかおかしいセルフイメージもそうなのですが、他の人も「いい人」「悪いヤツ」の区別がよくわかりません。
ママがよくわからない
特にママが全く私にはいい人に思えませんでした。
強烈なエピソードが沢山あるのですが、濱松恵的には「フツー」の感覚なのでしょう。
サラリと書かれている話がなかなか怖かったです。
若いころはレディースで頭をつとめるほど人望が厚い
人望=レディースの頭って・・・?
養育費が途絶えたら、中学生の娘に一人で催促に行かせる
そもそも、養育費の話を子供にするのがどうかと思う。
そして子供と子供の友達で、アル中の男の元に行かせる。
何考えてるの?って思っちゃうことをさらりとさせるママ。
サイパンで結婚するくだり
濱松恵は、ある時サイパンに行って、一目ぼれした現地人と結婚していました。
出会った翌日に「濱松恵」というタトゥーを入れ、DVをして殺人までする方なのですが、その結婚のくだりも違和感満載でした。
「もしもしママ? 私、結婚するから」
「あんたがそう決めたんなら、それがいいよ」
はぁ・・・?
家に灯油を撒いて火をつける
サイパンから帰った恵と子供と、ママの3人で暮らすようになったときの話で、苦しい生活でネズミの出る家に住んでいる時の話も衝撃でした。
頭がおかしくなったママは、家に灯油をまいて、火を付けようとしたのです。
私の世界で語ると、頭がおかしい以外の言葉が出てこないママなのですが、どうなのでしょうか。
恵もなかなかヤバい女な気がするんですが
恵自身も、妊婦時代に子供の父親(ミュージシャン)に包丁を投げつけたり、仕事道具のギターを壊したりと、さらりと怖いことが書かれています。
そして男に逃げられてしまいます。
私が男でも、逃げ出すと思います。
事務所変わりすぎはどうなんでしょうか?
事務所がしょっちゅう変わっているのも気になります。
- 子役時代に所属していた事務所「クリエートジャパンエージェンシー」
- 芸能界のドンと呼ばれる会長の傘下
- クリエートジャパンエージェンシーに戻る
- 27歳で移籍して3年間いたスターライズ
- アルファワン・プランテーションで1年
- サムライム
- ちょっとした気の迷いでシンフォニアに移籍して給与未払い
- 今の事務所
芸能人は個人事業主なので、会社員と一緒にすることはできないのですが、しょっちゅう事務所が変わるのは、こんな理由ではないかと邪推してしまいます。
- 売れない
- やる気ないくせに文句言う(オーディション受けないで「仕事取ってこい」とか)
- 売れないくせに文句言う(「ギャラが少ない」とか)
- 仕事しない(遅刻とかバックレとか)
- 男関係のもろもろをフォローするのが大変、事務所に損害が発生する可能性がある
- 共演NGにされる
どれも、あり得ると思ってしまう。
暴露しても相手にダメージがあまりない人になっている
ここまで正直に暴露しているのに、世間では全く騒がれていないのも、なんだか気の毒です。
きっと「犬に噛みつかれたと思って」レベルの人になっていて、暴露もスルーするが吉って思われているのだろう。
でも、その状態は自分で作っていますよね。
こんなにスキャンダルばかり起こしていれば、「ヤバい人」「濱松側が悪い」ってなっても仕方がない気がします。
この人のおかしさ、怖さを存分にぶつけたこの本を読んでいると、暴露されたり、勝手に名前を載せられた芸能人が気の毒だと思いました。
肉体関係があった人はイニシャルだけど、関係がない共演者や同級生はフルネームで書かれていて、それも書かれている本人からすると、とばっちりすぎてかわいそう。
デビューしたCMで共演していたサブちゃんとかも無駄に書かれているし、サトエリなんて怖い先輩で弁当踏みつけたとかバラされてかわいそう。
藤原竜也と仲が良いとか、自分自信に箔付けるために利用されているし。
「当たり屋みたいな人」と言った加藤紗里は、正しいと思う。
怖い人には近寄らないが吉
読んでいて思ったのは、とにかくこの人には、絶対に近づかない方がいいということです。
姿を見たらどんなに優しそうに見えても、目線を合わさずに、後ろ歩きして、見えなくなるまで逃げる。
そのレベルのヤバい人なのではないでしょうか。
私は一生会うことはないと思うけど。
男の人からすると、はじめはゴロニャン言っているから子猫だと思って近づいてしまう。
でも、トラブルを起こしたり、別れ話をするとキシャーって切れて攻撃される。
そんな人なのだろう。
引っかかる男もバカだけど。
最後に、一番気になったのはここだった
この本を読んで1番気になったのは、買っている犬の名前でした。
- ジン
- ウォッカ
- テキーラ
コナン好きならわかりますよね?
黒の組織じゃん!!!
現場からは以上です。
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