こんにちは、ドクダミ淑子です。
昨日に、ことりちゃんについて書きました。
そこで本をポチったのですが、翌日に届き、イッキに読みました。
黒い小鳥 [ 重本ことり ]
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黒い小鳥はどんな本?
公式サイトの紹介文は、このように書かれています。
大人気アニメ『妖怪ウォッチ』の主題歌で一躍有名になったダンス&ボーカルユニッ トDream5の元リーダー・重本ことり初の書き下ろし自伝本です。
2006年にデビューして以来、彼女はずっと明るく、元気いっぱいなキャラでファ ンの方々から愛されてきました。もちろん、それは偽りではありません。
しかしその陰には、誰も知らないもう1人の彼女がいるのです。
両親との歪な関係、同級生にイジめられ続けた小、中学校時代、売れていくことへの恐怖、リーダーとい う立場への苛立ち、紅白出場でも得られなかった満足感 …。
そこには、プライベートと仕事で苦悩する、若き女性アーティストの姿がありました。「明るく元気なことりちゃん」が、過去に誰にも見せてこなかった「黒いことり」が、いま初めて明かされる!
目次(抜粋)
- 幼い頃から「見られたい」と思っていた
- 小学校時代は両親と話した記憶がない
- オーディションに受かった時、初めて見た ” 父の涙 ”
- 合宿の度に人数が減っていく
- 『天てれ』メンバーの反感を買って …。
- クラスメイトからいじめを受けた日々
- 初めての彼氏(?)と過ごした大阪の一夜
- 私は良いリーダーじゃなかった
- 「本当は親に愛されていないんじゃないの ?」
- 働いても働いても生活がラクにならない
- お客はみんなジバニャン目当て
- ブレイク後、周りの態度が急に変わった
- 紅白出場に喜んでなんていられない
- 最後のライブになるかもしれない
内容としては読みやすく、というかとても薄い内容だったので、1時間くらいで読み切りました。
内容をざっくり解説
いろいろありましたが、内容を三行で表すとこんな感じでした。
- 私はとても歌が上手い
- 親に愛されていない
- 仕事が大好きでずっと仕事していたい
私はとても歌が上手い
小さいときから歌が上手かったというエピソードや、オーディションで勝ち抜いた話など、様々なエピソードがありました。
「私、歌が上手いんです」はすごく言いたいことなんだなと思いました。
歌が上手いことで「天てれ」メンバーからの反感を買ったということも書かれていましたが、私は歌が上手いだけじゃいじめられないだろうと思いました。
なんだか、この子のセルフイメージとか、周りに対する感情って、すごくゆがんでいるなと感じるフレーズがたくさんありました。
親に愛されていない
たしかに、彼女の両親は少し変わっているようです。
というか、子供を作って育てることに向いていない二人だなと思いました。
いつまでもカップルのまま、子供ができても子供が中心の生活に変化できず、二人の世界のままのような人達のようです。
お父さんのエピソードは、誕生日プレゼントを何を選んだらいいかわからず現金で渡されるとか、中学生でお化粧しないと外食行かないとか、中学生で太ったからダイエットしろとか、小さいころから子育てに関わっていなかったので娘の扱い方がわからないままのような感じがしました。
お母さんは「自分が一番でいたいタイプ」「子供を産んだ私が誇らしいと思うタイプ」ということで、ことりのことを「娘」というより、父を取り合う女として意識していたような感じ。
でも、子供は「こういう人だから」で割り切れるわけもなく、愛されたいんですよね。
いつもパパとママのいる家庭が羨ましい。
恨み節のように、いつのオーディションは来てくれて、高校生の時には東京で一人暮らしについてきてくれなかったとか、いつのライブは来てくれたとか来てくれなかったとか、細かく書かれていました。
あと、書かれていないけれど、両親はたぶんお金に困っていたんだろうな。
18歳までの給料を一括でもらい、私立高校の学費と東京一人暮らしのアパートの家賃を会社持ち。
会社からの給料と親の仕送りで月5万で生活してたって書いてあるけど、会社は別にひどくないように思える。
仕事が大好きでずっと仕事していたい
9歳から仕事をしていて、学校もろくに通ってない、仕事場がすべての人生を歩んできたので、仕事が生き甲斐になっているようです。
24時間仕事をしていたい自分とマネージャーとの意識の差があって、合計8人がクビになっているとか、定時で帰ろうとするのをヌルいとか言っちゃうのが、仕事中毒なんだなと思いました。
仕事しかすることがない・・・忙しいアイドルならいいけど、今のことりちゃんの状態だと辛いだろうな。
「もっと、もっと」が止まらない
仕事では、小さな成功体験を積み重ねていくことで、大きな成功までたどり着くと思うのです。
でも、彼女にはそれがない。
妖怪ウォッチの「ようかい体操第一」が大ヒットしても、自分じゃなくてジバニャンの方が注目されているから、ダメ。
紅白に出ても企画枠だから、ダメ。
そうやって「もっと上、もっと上」と自分を褒めることなく突き進み続けているんですね。
周りのメンバーは、「紅白出られてよかったね」で打ち上げをしている中、そんな気持ちになれなかったとか、そんな状態だったらそりゃグループで活動は難しいよね。
これを書いて何がしたいのか、目的がわからない
読み終わって思ったのが、「こんな本出して何がしたいんだろう」と言うことでした。
- 親に愛されてなかった
- 小学生の時にいじめられた
- 中学生は距離をおかれて友達ができなかった
- 高校はギャルばかりで、援助交際的なことをしている子がいた
- Dream5のメンバーはぬるかった
- エイベックスは給料が低かった
- 事務所を辞めたら出禁になった
まだ生きている、周りの人を悪く言って、何がしたいのかわかりませんでした。
両親なんてこんなこと書かれて、どう思うんだろう・・・
暴露する人は、一時は注目されるかも知れませんが、絶対にいい方向に進むことはない。
誰かにそそのかされたのかな?
でも、本人もきっと書いて自分の心を満足させて、周りに「わかってもらいたい」と思っていたのだろう。
堕ちていく未来しか見えないから、とても心配になった
読む前からわかっていましたが、ことりちゃんが堕ちていく未来しか見えない本でした。
実際にこの後、恋んトスに出て病みキャラをアピールし、セフレ暴露をし、セクシーDVDや写真集を出し・・・と、どんどん堕ちています。
まずは自分で自分を認めたり、褒めたりしてほしい。
「他人から愛されないから、自分を好きになれない」じゃなくて、「自分を好きになれば、いずれ他人からも愛される」んだよと、もしも彼女が私の友達だったら、何度も何度も伝えると思います。
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