こんにちは、ドクダミ淑子です。
仕事の一環で、「保育士や幼稚園教諭の資格を取れる学校」を調べていました。
色々な大学の色々な学部・学科名を見ながら、こう思ったのです。
「人間学部ってなんだ?」
人間学部、それは「なんとなく凄そう」の演出
人間学部と言われると、「なんかすごいことを勉強しそう」というイメージがつくから、こんなネーミングにしているのではないか、とひねくれた私は思ってしまうのです。
でもその実、人間学部っていうのは非常にあいまいです。
- 人類学
- 哲学
- 生活科学
- 教育
- 福祉
- 文学
- 歴史学
なんでも、人間絡みといったらその通りです。
だから、人間学部っていうのは、何が学べるかさっぱりわからない。
「勉強学部」みたいな。
「中身のある女になるセッション」みたいな。
「秒速で稼ぐサロン」みたいな。
・・・「曖昧なのに、なんとなくすごそう」は、怪しまなくてはいけないのです。
凄く見せようとする学部名
ということで、私が思う、なんとなく凄そうな学部名を思い付くがままに挙げていきます。
※あくまでも個人の意見です、特定の大学を否定しているわけではありません。
総合
なんでも「総合」をつけると、スケールが大きく見えます。
ですが、大学4年間で学べることは限られていますから、内容は大して変わらないでしょう。
卒業生は自分の勉強を説明する際に、「幅広く」という言葉で表現しがちです。
国際
私が受験生くらいの時(10年以上前)に、バンバンと新設されたような記憶があります。
「国際」ってつけると、なんとなくインターナショナルでグローバルな雰囲気がする。
なんとなく華やかになる。
こちらは、留学生や帰国子女が多い「ガチ国際」、日本語しか喋れないけど外国に憧れる「なんちゃって国際」、留学生がいるけれども留学生に日本語を話させる「日本人ファースト国際」と種類が分かれているのではないかと思っています。
未来
まさか、「未来」とかつくものないよねー?と思って調べたら、似たような名前がありました。
大学での研究って半分以上が未来に向けてのことなのに、あえての「未来」。
こうすると、「他の大学は未来じゃなくて過去のことだ」みたいに誤解されるので、このネーミングはよくないと思うのは私だけでしょうか?
「女性活躍企業以外は、女性が活躍していない」みたいな意味で。
創造
つくる&つくると書いて、創造。
これもなんだか壮大なイメージがする言葉です。
「天地創造」的な、新世界の王となる人間を育てる的な、宇宙への進出的な、大きな野望的な。
しかしすべての学問は、新しい説・新しいモノ・新しい技術を創り出すものなのです。
わざわざ、「つくって、つくります!」という必要はどこにあるのかわからない。
コミュニケーション
これもよくある、曖昧学部ですね。
- デジタルコミュニケーション
- マス・コミュニケーション(マスコミ)
- 英会話
- 各国の文化
- 宗教
- 子ども・教育関連
- 発達障害などの医療関連
なんか全部まとめて、「コミュニケーション」。
ここに入って学べることが、よくわからないけれども、なんかすごいことが学べそうです。
完全に妄想だけど、お喋りな人が多そうで、ディベートとか始まると、一人がダラダラ語って、それに対してまた別の人が持論を長々と語り・・・結局コミュニケーションが成立しなそう。
究極に凄そうな学部はこれで決まり!
ということで、究極に凄そうな感じのする学部は、これでいかがでしょうか?
総合国際未来創造コミュニケーション学科
何が学べるのか全く分かりませんが、昨今のネーミングセンスを考えると、ありそうな気もしてしまいます。
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