ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

そういえば、私もバイトをバックレたことがあった

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

バイトをバックレるとか、面接設定して待ってるのに当日来ないとか、ありえない!と思っている33歳の今。

しかしながら人材系のお仕事をしてますから、バックレ話は頻繁に耳に入ってきます。

 

特にね、すごくいい人事担当者とか、社長の奥様(穏やかな70代の方)とかが、「明日は面接なのよ」とワクワクしている時、当日夕方に連絡したら、「それがね、来なかったの・・・(悲しそう)」なんて言われた時。

 

こんな素敵な人を期待させておいて、バックレるなんて人生損してる!選択ミス!運が悪い!

ご多幸もご健勝もお祈りしねーぞ!

と、心の中で悪態をついています。

 

さて、そんな私ですが、バックレに近いことはやったことあるなぁと、学生時代のことをふと思い出しました。

今回はそんな思い出話を書いてみようと思います。

 

 

居酒屋、オープニングスタッフになってみた

あれは大学4年生の時。

就職先が決まり、授業もほぼないし、バイトをもう1つ増やすか・・・と思って、居酒屋チェーンでバイトを始めました。

 

9月末にオープンで、9月上旬からみんなで研修に入る居酒屋。

オープニングスタッフなら、ゼロからのスタートだから、きっと仲良くできるはず!

そう思って応募しました。

面接はあっさり通り、バイトがスタートしました。

 

 

マウンティングがひどかった

私は、ファミレスで地獄のようなワンオペを2年ほどこなした経験があるので、居酒屋のホールのバイトは、正直楽勝でできました。

ファミレスと違って、同年代がたくさんいて、きっと楽しいバイト生活が待っている・・・リア充になれる!と思っていましたが、それは間違いでした。

 

居酒屋バイトは、激しいマウンティングが起こる、ピラミッド社会でした。

 

頂点は、いつでも入れるフリーター(ギャル)。

その次は、可愛い女子大生達。

その次は、フリーターか女子大生と仲良くしている「私、誰よりも仕事できるアピール」のマウンティング女子。

 

掛け持ちで、見た目が可愛くない私は、いくら仕事ができたとしても、マウンティング女子に手柄を取られ、ピラミッドの最底辺でした。

 

みんなで楽しくワイワイ仕事をすることを夢見ていたのに、誰が一番バイトに多く入れて、誰が一番可愛くて、誰が一番仕事ができるのかを、常に競いあっているような職場でした。

 

 

トイレ掃除係になっていた

バイトにそこまで入れない、可愛くない、仕事は取られる私は、底辺扱いでした。

そのうち、店長からも軽く扱われるようになりました。

居酒屋なので、トイレがつまったり、吐く人も出てくる中、気づいたら私はゲロ処理係になっていました。

 

なんか違う・・・

 

 

バイトを辞めた

ここでバイトしていてもリア充になれない、だから私はバイトをバックレることにしました。

大学4年生の1月、新年会シーズンはきちんと働き、「来月からは卒論が忙しい」と言って、2月以降の予定は出しませんでした。

 

そして今日で辞めるぞと決めたその日、やっぱりその日もゲロ処理をさせられました。

ゲロ処理が終わったら「暇だから早く帰って」と店長に言われ、いつの間にか態度がものすごくでかくなったフリーターに「来月のシフト希望出してないんだけど」とキレ気味に言われました。

そんな二人に向かって、私は言いました。

 

「今日の出勤で最後にします。もうここには来ません」

 

「え?え?え?」という店長。

全てを察したのか「・・・お疲れ様」とだけ言ってくれたフリーター。

 

ドキドキしながら、私は店を出ました。

 

 

無理だと思ったらスパッと辞めよう

私のバックレは、周到な準備をして辞めたものだし、もともと大学4年生の9月~半年間と決まっていたものを2か月くらい前倒しにしただけでした。

最近まで忘れていたし。

 

だけど、私の心の中で「嫌だったら辞めていい」「自分に合わない環境もある」「頑張ってマウンティング社会で勝ち上がることを目指すのは苦しいからやらない」ということを刻みました。

 そして、そこにいる人間の「人格」って本当に大事だと思いました。

みんな誰よりも「上」を目指しながら他人を蹴落とすカースト社会は、いるだけで心が削られるもんだなと、高校~大学で不毛な人間関係の戦いがなかったし、他のバイトはいい人ばかりだった分、思い知ったのでした。

 

 

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