こんにちは、ドクダミ淑子です。
突然ですが、Kindle Direct Publishingって知っていますか?
ざっくりいうと、個人でも電子書籍が気軽に出せるという仕組みです。
今だと、有料noteという方法もありますね。
今回はそれをやろうと思ったきっかけを書いていこうと思います。
自分の経験をまとめたくなった
私は、彼氏いない歴26年から、必死の恋活(当時はとりあえず彼氏という存在を見つけたかった)を経て、彼氏ができました。
その前はというと、読書好きということもあり、恋愛本や自分磨き系(自己啓発系)の本を読み漁っていました。
当時だと蝶々の『小悪魔な女になる方法』とか流行っていました。
でも、正直「私のための本」って感じのものにたどりつけなかったんですよね。
「モテるためには、右の手で左耳を触る」とか言われても、「いや、そこじゃないよね?」っていう感じ。
基礎ができていないのに、いきなり応用とか、小手先のテクニックをしている感じがしたんです。
あとは、「経験」をもっとリアルに書かれたものがあったらなぁって思いもありました。
恋愛カウンセラーや恋の達人ではなく、もっとダメなやつがどうにかした経験。
じゃあそれをまとめよう!と思って、書き始めました。
書いたらどうするか?を考えた
書く前から、なんらかの形で世の中に出そうと決めていました。
一瞬、自費出版なんてことも考えたけれども、お金を払って出しても、出版費用で利益は出ないどころかマイナスになることは目に見えていました。
余談ですが、自費出版する時「これは世に出したら絶対に売れる!」と思い込んでお金を出す人は、マーケットが見えてないと思います。
絶対に売れるなら、出版社に持ち込んだり、賞に出せばよくて、自費じゃなくても世に出せるんですよね。
そうじゃないから、なるべく低コストで始められる方法を考えた方がいいのです。
そうしてアレコレ調べているうちに、KDPにたどり着きました。
PCにうとい自分でも、Wordで書いたものをちょっと加工すればいけるっぽい!
しかも出版費用ゼロ!
ロイヤリティは70%だと・・・!?
ビジネス書は10万字、私の目標は3万字
KDPで出すと決めて、Wordでせっせと書き始めました。
私のスタイルは、始めに見出しと書くことをざっくり決めてから書き始めるもの。
構想から執筆完了までは大体3ヶ月くらいでした。
出版は本当に簡単にできました。
方法については丁寧に書かれたサイトはたくさんありますので、是非ググってください。
文字数と価格を調べると、ビジネス書は10万字で1000~1500円だから300円くらいで売りたいなら3万字くらいかね?という相場感。
ロイヤリティ70%になる250円でも不満にならない文章量にしたかったので、3万字に設定しました。
大学の卒論でも、3万5000字以上書いたのでいけるかなという予想もありました。
ターゲットは狭く、でも明確に
本を書くぞとやる気になってから、一番最初に決めたのは、ターゲットとメッセージでした。
狭く狭く設定しましたが、もう一人の自分に向けて、あえて「高学歴」で「非モテ」の「女子」にまで絞りました。
究極的には、このターゲットに読んでもらえれば、別に他の層に読まれなくてもどうでもいいと思っていたのです。
当たり障りのないことは書かない
私の今までの読書で一番がっかりだったのが、「こんなの知ってるよ」「これだったら誰でも書けるよね」「当たり障りなさすぎ」ということでした。
だからこそ、私が書くときには、自分が本当に思っていることを書こう!を意識しました。
素人で匿名だからこそ、何を書いても別に怖くないんです。
表紙はイラストレーターさんに書いてもらいました
表紙は初めはパワポで作った背景+文字というシンプルなものでしたが、私のこのアイコンを作るときに、一緒に作っていただきました。
ココカラで探しました。
自分のお願いしたいことを書き込むと、何人かがプレゼンしてくださりました。
その中ですぐにラフを描いてくださった方の、言い値で申し込みしました。
表紙を変えた結果、売上は(少しですが)伸びた気がする。
実際売れてるの?
以上のことを意識して、今までで3冊、ネットの世界に電子書籍を出しました。
最初に出したのが2014年の10月末。
そこから現時点までで、約3年半が経ちました。
そこから、KDP作家に悲鳴を浴びせた「Kindle Unlimited」事件を経て・・・
2018年4月までの通算の売上をチェックしたら、なんと1万円を越えていました!!!
そこまで大きな売上ではないですが、高学歴モテない女子、ずっと彼氏がいない女子が読んで、少しでも頑張ろうと思ってもらえたなら、これほど嬉しいことはないのです。
溢れんばかりの言いたいことがあるなら、書いてみてもいいんじゃない?
3年半でたった1万円かよ!?と思った方もいるでしょう。
でも、素人でどこの馬の骨だかわからんやつの書いたものを読んでくれる人がいて、つもりにつもると1万円になるって、すごくないですか?
私と同じような素人に産毛が生えたような物書きの人は、過度な期待をせずにKDPでもnoteでも、自分の書いたものを売るということを、ゆるっと始めてみてはいかがでしょうか。
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