こんにちは、ドクダミ淑子です。
先日、薄いだの軽いだの言っていた『ラブ×ドック』ですが、じわじわと私の中でわいてきた感情があります。
それは、主人公の飛鳥(吉田羊)がケーキを焼いて、ある人に届けようと雨降る中でチャリをこぎ、転んでさらにトラックの水はねをくらいずぶ濡れになって、野次馬男子の目線を一蹴する一言。
「40過ぎて恋愛して、ボロボロなんだよ・・・うらやましいだろ!」
なんかこの言葉は、じわじわと心の中に巣くってきたのです。
ボロボロになれるほど夢中になれるだろうか
恋愛してボロボロになる。
私がそんなことをしていたのは、大学生くらいまででした。
しかもストーカー系の片思い。
友達と男を取り合ったこともなければ、彼氏の浮気に悩んだことも、年下にうつつを抜かして若い女にジェラシーを抱いたこともないし、ヒモ彼氏を養ったこともない。
つまりは、恋愛でボロボロになったこと、ないんですよね。
失敗を恐れているわけではないんだけれども
今の20代は、失敗することを恐れている人が多いと経営者や人事担当から聞きます。
失敗して悪目立ちするよりも、言われたこと以外は何もしないでおいた方がいいという考え。
だから「言われたことはしっかりやるけれども、言われたこと以外はやらない」タイプが多いそうです。
それは別に悪いことではないと思うけれども、失敗して、傷ついて見えてくるものもあるんじゃないかと、若者を見てババアは思っていた。
でも、恋愛においては私はもがいた経験ってほぼないんだと思うと、なんだか私は失敗を恐れる人と同じように、リスクを避けてきたような気がしてしまう。
別にそんな機会がなかっただけなんだけどね。
私は雨に濡れても走れるのか
そんなことをつらつらと考えていると、ふと思うのです。
私は雨の中でも、何かのために向かってずぶ濡れで走れるのか?と。
その機会があったときには、人の目を気にすることなく、ダッと走り出せる人間でありたいと思うのです。
吉田羊が奮闘する姿はよかったのかもな
さて、そんなことを考えながら、もう一度『ラブ×ドック』を思い返してみると、吉田羊がすぐに変な男に騙されながらも、前を向き続いていく姿は、時間差で私の心に何かを植え付けて行ったようです。
いつでも本気で、何かにぶつかっていく。
プライドとか失敗を恐れる気持ちは、不要なんだ。
今年33歳、10年も同じ会社にいるので仕事もそれなりに安定している私ですが、そこに甘えず、いつまでも前進あるのみのスタンスでいたいものです。
こちらもどうぞ