こんにちは、ドクダミ淑子です。
前回、東京タラレバ娘の最終巻を読んだ感想として、すべてをさらけ出すことが恋愛なのかもしれないと書きました。
とはいえ、「そんな相手も私に心開いていないでしょ?そんな状況でさらけ出すって・・・」と思うでしょう。
そんな方に、私が仕事の中で学んだお話をしようと思います。
自分のことを延々と話して・・・「さあ、あなたは?」
私は人材系の仕事をしているということもあり、元リクルートの40代とお話をする機会が結構あります。
彼らがまず、「私のことを知りたい」と思ったときに何をするかというと、自分の人生を語り始めるんです。
どんな子供だったか、学生時代の部活、バイトは何をしていたか、就職したときに考えていたこと、仕事は初めはどんなことをして、嫁との出会いはどこで・・・と、今、この場でこの話をする瞬間までの人生のダイジェクト版が突然流れます。
そして「ほぉ・・・」と思ったときに、彼らは言います。
「さぁ、じゃあ次はあなたの番だよ。あなたの人生を教えて」と。
相手が自己開示すると、こっちも開示せざるを得なくなる
そうすると、私もしゃべらざるを得なくなります。
自分がどんな人生を歩んできたのか、を。
その中で彼らは、要所要所で相槌を打ちながら、見極めているんです。
「ドクダミは、どんなことを楽しいと思い、どんなことを辛いと思うのか?」
「ドクダミの仕事のモチベーションはどんなところにあるのか?」
そうやって、彼らは自分を開示することで、相手の心も開示させ、うまくコミュニケーションを取る方法と考えています。
相手を知りたいなら、まずは自分を知ってもらう
だいたいのリクルート出身者はこれをやるので、正直「またか・・・」と思うこともあるのですが、コミュニケーションのテクニックとしては、結構実践しやすく、かつ有効ですよね。
向こうが自分の話をしてくれた後だから、自分も同じくらいの重さの話をしても大丈夫だと安心感をもって話せるし、今まで話をしてくれているから、子供時代・学生時代・就職・家族・・・と、話す順番、フォーマットがあって、それに沿って話すだけでOKなので、考える負担もなくなります。
さらに、自分の話をウンウン言いながら聞いてくれると、自然と「私の考えを受け止めてくれている」「この人は私のことをよくわかってくれている人だ」という気持ちになります。
採用・面接のテクニックの1つではありますが、婚活の場でも十分効果的だと思います。
自己開示は自分から!で距離が縮まるかもしれない
もしも、あなたが初対面の人と上手く打ち解けられていなくて、
「だって、相手が本音を言ってくれないんだもの」
「カッコつけていて本当はどんな人だかわからない」
なんて言っているなら、自分はちゃんと心を開いているのか?を考えてみると、意外と改善ポイントはあるかもしれません。
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