こんにちは、ドクダミ淑子です。
年を取ると、全てがどうでもよくなる人と、ある一点だけ異様なこだわりを見せる人に二分化されるなぁと思う、今日この頃。
・・・というか、たぶん、「興味があるフリをしていた」ことに対して、そういう演技をしなくなるのかもしれない。
無気力に見えるけど省エネなのかもしれない
私の隣の席に座っている48歳なんてまさにそんな感じで、もう、ある分野には無関心なことが丸見えになっている。
その話が始まると、心のシャッターが途端にガララララッとしまり、顔が「無」になる。
いやいや、わかりやすすぎだろ。
でも、会社としてはその分野を伸ばしていきたいっていっているんだけれどもなぁ・・・と思って後でチラッと聞いたりするんだけれども、「いや、俺はその分野はもうやらないと決めている(キリッ)」とか返ってくる。
意思が強すぎ。
まぁ、そうやって「やること/やらないこと」をハッキリ決めていくのは大切なことだと思うけれども、可能性のある分野を切り捨てるかというと、なんだか勿体ない気がする。
ライターさんとかでも、なんかこの人手抜きやなと思って、先輩に聞いてみると、「昔はちゃんとしてたんやけどな・・・省エネモードに入っとんのよ」みたいなこともあった。
そうか・・・省エネか。
そういえば件の無関心マンも、「全部やっていたら俺のキャパが持たない」とか言ってたな。
これからの自分自身を考える
これからの仕事人生を考えるにあたって、こういう「加齢による気力やキャパシティの低下」という問題もあるのか・・・ということを考えるようになった。
とはいえ、昔から件の同僚さんがエネルギッシュ営業マンだったかというとそうではなく、どちらかというとチマチマと自分でしか使えない顧客管理システム(Excel)を構築したりしていたから、どちらかというと「俺は俺の道を行く」っていう独自路線の職人タイプだったんだけどね。
それが年取って、さらに強固なものになった、という感じか。
顧客管理は各自でって時代にExcelでチマチマ自分で作っていた人が、全社共通の管理システムを引いてそこでやっている中で、「俺は俺の道を行く」ってなってるからな。
いつの間にかExcel管理が「画期的な顧客管理方法」から「属人化を増長させる時代遅れな方法」になってしまった。
そういうのを見ていると、40代はまさに「こだわり」と「柔軟性」のバランスをどう取るか、ということが問われてくるのだろうなと思う。
そして、どちらかというと「守る」よりも「壊す」「新しく作り直す」の方に力を注いだほうがいいな。
放っておいても「守る」の方は自然とやってしまうので、敢えて逆の方向を見ていたほうが良い。
私は病的な面倒臭がりなので、今のところは「面倒臭いをなくすために楽にできるフローを作るぜ!」という方に力を注いでいるけれども、これが「面倒臭いから何も買えたくない」になると、人としてダメになるんだろうな・・・と思う。
いや、Excelでもなんでも、ちゃんと管理していればいいんだけれども、それが自己管理のみで周囲に開示されないということは個人レベルでは問題ないのかもしれないけれども、組織としては損害なんだよな・・・
出世争いがどうでもいい、となると、そういう「組織全体の財産」みたいなものも考えなくなるのだろうか・・・
決して悪い人ではないし、時々相談をさせてもらっているけれども、彼を見ると時々、「40代の生き方」みたいなことを考えさせられるのです。
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