ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚40代女、ドクダミ淑子の毎日

はあちゅうが「子どもを産むだけで大変なんだから、子育て中にスキルアップを求めるな」と言っていますが


こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

育休中のスキルアップについて、はあちゅうさんが物申していますね。

 

Theards・インスタに載せていた動画のテロップはこちら。

 

「子育て中の女性のスキルアップ後押し」「必要な施策検討」っていうのが目に入ったんだけど、子育て中は子育てだけでよくない??

子育てだけで大変なのに、家事もして仕事もしてさらにスキルアップもしなきゃいけないのか?ってなるじゃん?

見出しだけ見たらね

もしかしたら色々なこと言った中の一部だったかもしれないけれども、この見出し見て脱力みたいな

 

なんでそんな女性ばっかり頑張らなきゃいけないのか

女性にスキルアップを求めるなら男性の父親力とか家事育児のスキルアップを考えた方が絶対にいい

※ちゃんとやってる父親には拍手

 

「スキルアップ」って言葉、能力が足りなくて仕事休んでるみたいな印象にしないでほしい

仕事のスキルが足りなくて休んでるわけじゃない

子育てのために休んでるわけだからスキルをアップしたら働けるってわけじゃないと思うのよ

やりたい人や、やれる人はやったらいいと思うけど産むだけでも大変なのにもうちょい女性をラクにさせてよって思ったね正直なところ

※適宜改行を行いました。

 

はいはいはいはい、「私、女性の味方~」ってやりたいんですかね?

バブリーたまみさんのパクリですか?

・・・と思ってしまいました。

 

 

スキルアップの定義

「スキルアップ」というのがどういうことを指すのか?というところがあります。

 

1つが「資格取得」みたいな業務の幅を広げるという点でのスキルアップ。

そしてもう1つが、「仕事の進め方」「業務効率化」みたいな業務の質を上げる点でのスキルアップですね。

 

政府の言う「スキルアップ」というのは前者を差したりすることが多い。

でも、たとえば介護職なら無資格よりも介護福祉士の資格者の方が給与が上がるし需要も増えるから、別にこういう面でのスキルアップも悪くない。

未経験で事務職希望しています!ならば、何も持っていない人よりもMOS持っている人の方が「一通りのことが出来そうだな」とも思ってもらえるし。

だから、「資格」とかみたいな面でのスキルアップも大事だと思う。

 

 

業務効率のスキルアップは必要不可欠

ただ、私は「業務を進める力」という意味でのスキルアップが、特に子どもを育てながら仕事をする場合は、めちゃくちゃ大事だと思っている。

 

勤務時間が8時間+無限残業だった時代から、6時間残業原則なしに変わった今。

仕事内容は少しずつ変化してきているけれども、「正社員」として人並みに会社の売上に貢献働きをせねばと思っている・・・となると、自分自身の事務処理能力を上げていくことが必要になってくるんですね。

 

そのためには、既存の管理方法を変えなければいけないとか、便利なシステムやツールを導入しようとか、AIの力を借りようとか・・・

・・・まぁ、色々な面で自分のスキルを上げていかなければいけないんですわ。

 

正確で、手戻りが少なく、誰が見てもわかりやすく・・・とかを意識して、できるだけ業務を前倒して急な休みがあっても迷惑がかからぬように、休みがあったとしても業務の見える化で被害を最小限に・・・

 

・・・とか考えるとね、めちゃくちゃスキルアップは必要なのよ!

 

むしろ今の時代、別に子育てしていなくても、「スキルアップ」って考えて行かないとおいて行かれるからね?

少子高齢化かつ働き方改革で、どの業界だって人が少なくなっても仕事が回るようにってめちゃくちゃ考えているからね?

どの仕事だって、「昨日より良い方法を」って考えているからね?

インフルエンサー、世の中のビジネスの流れから置いて行かれていない?

大丈夫?

 

 

子持ちカードは職場で切るな

ついつい、熱くなってしまいましたね(息切れの音)。

 

ただ、このはあちゅうさんの「子育てをしているんだから、スキルアップなど不要。子育てすれば十分」みたいなのには疑問を抱いてしまいます。

 

そりゃ、社会とか国にとっては「未来の日本を担う子どもを産んで育ててくれてありがとう」かもしれないけれども、会社にとってはそうじゃないからさ。

会社は、仕事を通して繋がっている人間たちなんだから、「私は子どもを産んで育てているので、スキルアップは不要です」って言われたら困っちゃうのよ。

「子どもを産んで育てているのだから、急な早退や欠勤も仕方ないですよね」「保育園のお迎えがあるから、仕事を途中で投げ出すのも仕方ないですよね」だと困るわけで。

いや、実際はそういう風に早退欠勤しなければいけないことがあるんだけれども、そうであっても「普段の仕事ぶり」によって、「まぁ、○○さんなら普段ちゃんとしているから・・・」と大目に見てもらえることはあっても、「まぁ、○○さんは子育てしているし子どを産んで育ててくださっているから・・・」とはならないんですわ。

いや、なっているケースもあるかもしれないけれども、職場の皺寄せが来ている人の不満がたまるよね。

 

だから、「子育て」という時間的なハンデを背負うなら、それなりにそのハンデを払拭できるようなスキルっていうのは身に付けるべきだと思うんですよね。

 

それは別に子育て中じゃなくても、どんな世代にも当てはまることなんだけれども、無限に出来る残業でポンコツさをカバーしてきた人間(=私)としては、時短勤務の今はそれができないから仕事の仕方そのものを変えていかなければいけないと意識している。

 

 

男性のスキルアップは

私は、働きながら平日はほぼワンオペで育児家事をしている立場だから、どうしても「女性一人で育児家事を出来る体制づくり&仕事のスキルアップ」みたいなものを意識して取り組んでいるんだけれども、じゃあ男性のスキルアップは?というと、まぁそれも必要じゃない?とは思っている。

 

ただ、我が家の場合子どもが1人ということ&私の高いスキル(当社比)もあって、夫が育児のスキルアップをしなくても、家の中がなんとか回る状況になっている。

夫も子どもの世話が出来ないわけじゃないから、私が土日に1日家を空けても寝かしつけまでやってくれるから、別に戦力外というわけではなく、ただ平日は私が育児家事に集中して、夫が無限残業した方が世帯年収が上がるからそうしているっていう感じ。

 

ところで、「父親力」ってなんだろうね?

子どもにお菓子あげるだけじゃなくて、今後のためを思う躾が出来るかどうかとかかな?

ウチの夫には普通に培われているし、部下の教育の中で使っているからそこも特に問題はなさそうだなとは思う。

私とは方針が違うけれども、夫は夫で子どものことを考えてアプローチはしているし。

 

 

子どもが出来れば時間と労力が割かれるのは当たり前だからな

これはマジで何度も何度も書いていると思うけれども、子どもが1人以上増えることで、親の時間と労力が奪われる*1というのは紛れもない事実で。

 

そのために負担を父母両方で分けるのも大事だけれども、その育児家事にかかる時間(主に作業時間)を効率化させて減らすことや、仕事の時間を減らすことで育児家事にかかる時間を捻出することも同じくらい大事だと思う。

 

はあちゅうさんの場合は、「子どもを産んだ私は偉い」という思考が柱としてあるのだろう。

んで、子どもがいることで発生する時間やタスクについては、自分のスキルを上げることで解決するとかじゃなくて、家事は母親に丸投げして時間を創出するというクソな方法を取っていて、それでも発生する育児時間に文句を言い続けながら「父親がやってくれないかな・・・女性ばっかりが大変な目に遭う」とぼやいている。

 

男性のスキルアップとか言う前に、自分のスキルアップを考えた方が楽になるよと思うな。

 

ミーティングの時間間違えたり、ギリギリでタクシー移動していたり、習い事の振り替え程度で右往左往したり(スケジューラー使え)、定休日や休診日を把握せずに思い付きで出かけて移動時間無駄にしている暇があったら、「子育て中のスキルアップ」を考えた方が生きるのが楽になると思いますよ。*2

 

 

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*1:あくまでも「時間が」「マンパワーが」という意味。精神的なものや子育てしていてよかったと思うとか報酬的なものはもちろんあるんだけれども、子どもの可愛さはプライスレスだが、育てるためには単純に時間はかかる。それは間違いない。

*2:はあちゅうさんの話は「子育て中の」と書いているけれども、「育休中にスキルアップを目指して勉強せい」という文脈なのかは不明。本人はそう読んでいる感じだったけれども。私も育休中はスキルアップのための時間は割く必要はないし、身体の回復と乳児育児に集中した方がいいと思うけれども、「家事もして仕事もして」の時期なら、スキルアップのために取り組みは必要だと思うし、仕事に戻るための準備は出来るならしておくに越したことはない。