ドクダミ自由帳

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陰キャ陽キャ問題について


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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

こんなツイート(と呼び続ける)が話題になっていました。

 

ふぅん・・・娘を陽キャにしたいとな。

 

 

我が子を案じる親の思いというのはわかるのだが

陽キャとか陰キャとか、おばさんになった今は最高にどうでもいいんだけれども、これから思春期~青春期を迎えるような若い子には大大大問題ですよね。

 

暗い中学校生活を送ったツイートの主が自分と同じ道を歩ませるものかと色々と案じているのも、よくわかる。

中学生なんて、「男子だと野球部とサッカー部がカースト上位で、その次にバスケとバレー、テニス部と卓球部は運動系の中で最下層で、文化系部活は底辺」みたいな謎のヒエラルキーがあったりするもんね。

今となってはどうでもいいけれども。

 

血気盛んな年代で、殴り合ったり、殴り合わずに陰湿ないじめしたりと、まぁ色々ある年代につらい目に遭うと、その後の人生に何となく影を落としたりして・・・ああ、考え始めたら心配になってくる。

 

心配になるのはわかるんだけれども、だからと言ってその予防のために陽キャにする、そのために陽キャになりそうな習い事をさせる、となると、「なんか違うんじゃない?」と思ってしまう。

 

 

人は何で育つか?

これって、人間の性格って遺伝なのか環境なのか?みたいな根本的な話に繋がってくると思う。

 

人は何で育つのか?

育った環境なのか、環境は関係なく遺伝的な要素が大きいのか?

 

私はどっちもだなぁと思う。

 

先日、会社の中で「陽キャと言えばこの人」みたいな陽キャの塊みたいな男性の先輩と話をしていた。

 

陽キャの先輩の奥さんも社内恋愛で出会った陽キャ(というか元ヤン系)のお姉さまなんだけれども、そのお子さんは全然タイプが違うと言っていた。

「意外ですね」というと、「俺もそう思うよ」と返って来た。

聞けば幼児期が病気がちであまり公園に行ったりできなくて、今も家でずっと過ごしているとのこと。

 

結局のところ、遺伝というよりも育った環境なのだろうか?

 

 

親の性格も「環境」に含まれる

遺伝のことはよくわからないけれども、育てられた親の性格っていうのは影響大きいと思う。

 

私の兄弟は、なんだかんだでネチネチしている。

ネチネチしている私が見て「ネチネチしているな」と思うんだから、相当ネチネチなのだろう(ネチネチ言いすぎ)。

 

そりゃ、20年近く一緒に生活している親の言動や考え方って、自然とインストールされていき、染み付いていくものなんだろうな。

 

だから、たとえ週に数時間の習い事だけ陽キャにしても、それで陽キャになるかなんて言ったらそうではなく、親の言動ってもっと影響されるんじゃないかと思う。

 

 

「こういう子に育ってほしい」が行き過ぎないように

私がなぜ冒頭のツイートにモヤモヤするかというと、親が環境を与えれば、「子どもが親の思う通りに成長していくと思っているんじゃないか?」という点なんだろうと思う。

 

「陰キャでいじめられた」というツイート主だって、その両親は「陰キャでいじめられる子になるように」と思って育てたわけではないだろうけれども、結果としてそういう子になったのだ。

 

それを上手くコントロールして、自分と同じ轍を踏まないようにしたい、というのがなんか・・・怖い。

 

そして、その「こういう子にしたい」という気持ちが行き過ぎると、趣味や好みに口を出す親になって・・・結局それって子どもに干渉したりコントロールしたり支配したりしようとする、いわゆる「毒親」になってしまうんじゃないか?と思う。

子どもの幸せを祈るが故に色々考えたくなるのもわかるし、私もどちらかというとそういうことを考えてしまうんだけれども、他人がそういうことを言っていると「おや?」と思ってしまうのだ。

 

陰キャ陽キャだって、陰キャだったら不幸で陽キャだったら幸せというわけではないのは、大人になった私たちの方がよくわかっていることじゃないか。

(その人は陰キャで今も不幸なのかもしれないけれども)

 

だから、干渉はほどほどに、習い事なんかは好きなことを好きなようにやらせていけばいいのかなと思う。

 

 

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