考える時間を作ることは、結構大事だと思う

こんにちは、ドクダミ淑子です。

私は時短勤務おばさんとして、日々「企画営業職」を頑張っているのですが、周りを見ていて思ったことがあります。

「考える時間を取る」って大事だと思うけど、意外とそれをやっている人って少ないんだな・・・ということです。

私の中では基本中の基本だと思ってたけど、考える時間っていうのを取らず、一気に企画書を作り始める人が結構多いなぁ・・・なんて思うことがあった。

んで、企画書が出来てから上司にチェックしてもらって、また直して・・・23時までかかっちゃいました（汗）みたいな若手と、「遅くまで頑張ったね、お疲れ様」みたいな他部署のマネージャーのチャットを見て、「いやいやいやいや！」と思ってしまった。

その子と同行だったから移動中に話を聞いたら、「最初は初回だし大まかな方向性を決めればいいやって言ってたのに、21時くらいから〇〇さんがノリノリになってきて・・・」結局壮大な企画書が出来上がったとのこと。

私は夕方に帰ってしまうので申し訳ないんだけど、「明日のアポの準備大丈夫？」「忙しくて出来てなくて・・・でも今日の夜に直属の先輩が手伝ってくれるので大丈夫です！」みたいな感じになり、翌日ふたを開けたらとんでもないことになっていたってこと、わりとあるんだよな。

そういう子には個別に注意するんだけど、会社全体がそういう非効率なやり方を「これが企画書作り！」と思っているようで、なんだかなぁ・・・と思う。*1

こういうのは、「とにかく手を動かすが吉！」みたいな社風から来るのかもしれない。

こうやって、若い子の迷走を見ていると、「考えるだけの時間を取る」って大事なんだろうなぁと思う。

企画書のラフ画を書く、アジェンダ的なものを書く、要点だけまとめて、話をどういう方向に持っていき、どういう着地にさせるのか・・・

あらかじめゴールと大まかな道筋を決めて、それにそってデータを探したり、肉付けをしていく・・・

そうやって先に考えることで、色々なことが上手く行くのになぁ、と思う。

なんだけど、これが難しい理由が2つある。

1つは、そういう「提案の筋」みたいなのを考えるということがそもそも上級者向けなのかもしれないという点。

私は「10から考えて逆算して組み立てる」って書いたけど、ゴールである10を先に設定して、そこからパーッと9が出てきて、1までの道が見えるっていうのが出来るようになるのも、経験がものをいうことなのかもしれない。

若いうちはそういうことをせずに、1から順番に考えていく必要もあるのかもしれないな。

そしてもう1つ。

私の働く会社では、「手を止めて考える」というのが、サボっていると思われがち、というのもちょっとある。

私なんかはコーヒーを飲みながら画面とにらめっこして頭の中でああでもない、こうでもないと考えたりしているんだけど、誰もがPCで忙しそうにカタカタとキーボードを叩いている会社で腕を組んで何もしていないように見える。

若い子にはそういう「アイツ、何もしていないぞ・・・」みたいな周囲の目に耐えられないみたいなことがあるかもしれない。

・・・なんて書いたけど、私が若い頃も、「話の筋を考える」っていうのはやっていたし、ペンと紙だけでぐじゃぐじゃやりながらスライドのラフ案を考えたり、その中でちょっと手がとまって紙をジーっと見ながらフリーズとかもしてたしなぁ、とも思う。

まぁそんな感じで、日々の仕事をしていると、「それは考える時間が不足しているんじゃないか？」と思うことがあるんだけれども、私に出来ることとしては、そういう子の大まかな筋が出来たタイミングで相談に乗ることとと、会話しながら考えを深めていく「壁打ち」作業のお手伝い（＝壁になる）とかかな。

それは最終的には自分で出来るようにならなければいけないけれども、私が手伝うことで少しずつ頭が整理されていって、「次はこうすればいいんだ」と思ってもらえれば、それでいいと思う。

日々忙しいと、「とにかく手を動かせ！何もしていない時間は悪！」とか思われがちなんだけれども、それでも一旦立ち止まって、提案全体を見ながらやって行くことと、それを見直し考える時間をとることはとても大事だと思うのだ。

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*1:そもそも、前日に慌てるのが問題だと思っていて、私は1週間前くらいから毎日リマインドしているのだけど、「忙しくて」「まだ先輩に相談できてなくて」みたいな感じでギリギリ着手になりがち。

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