ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

ラクーア・ユニクロ・吉野家

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

朝5時。

 

私を早朝から起こした子どもは、飲むもの(母乳)を飲んで満足してコテンと寝ました。

そう、この子はいつもそうなのだ、私のことを置いて自分は夢の中へ戻ってしまう。

残された私は、そのまますぐ寝ることもあるし、しばらく眠れないこともある。

ついつい、スマホを起動させてしまうことも、ある。

 

そんな朝5時に、脳がバグったのか、ふと昔の出来事が浮かんできました。

 

 

傷心の友達と、私

これは10年ほど前の話で、記憶も曖昧だし、前後のことはあまり覚えていません。

もしかしたら、別の日の記憶が合体しているのかもしれない。

 

まぁ前置き(言い訳)はここまでにして、私の記憶の中に残っている話を書いていきましょう。

 

その友達は、ひどく落ち込んでいました。

ざっくり言うと、結婚詐欺的な目にあって、お金も取られた・・・らしい。

その辺は、故郷のお父様と弁護士さんがやっているので彼女はもう知らないそうですが、「騙された」ということよりも、「彼の今までの言葉が全部嘘だった」ということに傷ついていました。

仕事も、出身校も、家族構成も、名前も、そして「好きだ」と言ってくれたことも。

 

その話を聞いたのは確か複数人がいた飲み会だった気がするのですが、その後(これもどんな流れでそうなったのかは覚えていない)2人きりになり、私は彼女を元気づけようと、その日の夜~早朝までのコースをプロデュースしたのです。

 

 

まずは、ラクーア

私は当時、片田舎にある実家に住んでいたので、家には帰らないと決めました。

そういう時に、よく行っていたのがラクーア。

1泊すると5000円くらいかかるので、当時の私には痛い出費でしたが、「それを上回る癒しがあるから実質タダ」とも思っていました。

 

温かいお風呂でのんびりって、心も身体もリラックスできるよね。

 

露天風呂で、しょっぱい黄土色のお湯に浸かりながら、他愛もない話をたくさんし、リラックススペースでも喋ったり雑誌を読んだりして・・・気づいたら寝ていて朝になっていました。

 

 

風呂上がりのユニクロ

たしかラクーアは、朝8時に退館しなければいけません。

リラックススペースからのそのそと起きて、館内着を脱ぎメイクをし、エレベーターを降りて外の空気を吸いました。

・・・といってもまだ、ジェットコースターがよく見えるラクーアの施設内なので、なんとなく非日常感の残る都会の空気なんですけれども。

 

たしか露天風呂の中で、「次の恋がしたい」みたいな話をしていて、「おしゃれしたい」なんて話をしていたんですね。

そこから次に行く場所を決めました。

 

・・・それは、ユニクロ。

 

「なんで『おしゃれしたい』と言っているのに、ユニクロやねん!?」と思うでしょう。

それにはいくつか理由があるのです。

まず、彼女は「気にしていない」とはいえ、相当のお金を失っているのです。

そして、たしか私は社会人、彼女は大学院生だった(気がします)。

ここまで書いたら、「じゃあお前が買ってやれよ」と思うでしょうが、彼女はお嬢様育ち、プライドもちょっと高めなのです。

この傷心状態で普段「社会人になってもお金がちっとも貯まらん」と嘆いている私におごられるなんて、逆効果だなと思いました。

しかも、「お金使いなさいってお母さんがお小遣いくれた」って言ってたしな・・・なんて寛大な親御さんなんだ。

 

いろいろ総合して、お財布にも優しいお店といえば・・・ユニクロじゃね?と当時の私は考えたわけです。

 

さらにその日はユニクロ創業祭。

ラクーアから朝放り出されてその足で行ってもお店は開いているのです。

ナイスタイミング!

 

そのまま、丸の内線の後楽園駅から、ユニクロのある某駅に行きました。

 

私は、店内では「彼氏に徹しよう」と決めていました。

友人に、「この服似合うんじゃない?」とすすめてみたり、試着室の前で出てくるのを待ったり、出てきた彼女に感想を言ったり(ここはお世辞半分・率直な意見半分)・・・彼氏を通り越して、アパレル店員になっていたな。

 

そして、彼女は、ちょっと落ち着いたサーモンピンクのワンピースを買いました。

 

 

仕上げは吉野家

そして、最後。

吉野家で牛丼を食べました。

 

なぜ?と思うかもしれませんが、当時の私はある映画の、ある描写に感化されていたのです。

 

それは・・・モテキ。

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失恋した麻生久美子さんが、吉野家で思いっきり牛丼を食べて、食べながら泣いて、食べ終わって本当にすっきりした顔でどんぶりを置くシーンに。

いやぁ・・・やっぱり、肉と米って人を元気にするよね!

単純な私は、その映画を思い出して、彼女を吉野家に誘いました。

 

彼女がどんなリアクションだったか・・・は覚えていませんが、とりあえず二人とも牛丼をかき込んだことだけは覚えています。

 

 

社会人4年目のセンス

「そうだ、牛丼はモテキの影響だったな・・・」と思い出して、映画の公開を調べてみると、2011年9月。

ユニクロの創業祭は11月くらいなので、きっとこの話は2011年の11月ごろの話ですね。

 

2011年・・・・というと、私は社会人4年目、26歳。

26歳でラクーア・ユニクロ・吉野家ってどんなセンスやねん!とちょっと恥ずかしくなったのですが、まぁ今も同じ状況になったら、ほぼ同じセレクトをすると思う。

 

あったかいお風呂で心身ともにリラックスして、これからが楽しみになる服を買って、肉と米をお腹いっぱいを食べる。

しかもこれ、合計で1万円でお釣りがくるんですよ!?

 

日本って、結構いい国だよな・・・

 

 

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