こんにちは、ドクダミ淑子です。
現在、育休中。
空き時間を見つけて、ここぞとばかりに、ハードディスクドライブに入った録画番組を見ています。
先日観たのは、約1年前に録画していた金曜ロードショーでの名探偵コナン。
視聴者投票No.1という『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』を観てみました。
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観て・・・私はアグレッシブ烈子になりました。
「なんでこれが名作なんだボエェェェェェーーーーーーーーーッ!!!!!」
バーローと突っ込ませてくれ
ここからネタバレしまくりますが、この映画は、蘭ちゃんが犯人を見た後に記憶喪失になり、何者かに命を狙われて・・・というストーリーなのですが、私が最初から怪しいなと思っていた人が犯人でした。
最初からの「怪しいな」はただの勘だったのですが、中盤で確信に変わりました。
蘭ちゃんの記憶喪失の件で見てもらっている精神科医との診療中に「トロピカルランドに行ったら思い出すかも!明日行こう!」とか話をしていて、そのトロピカルランドで拳銃ピュンピュン打たれて狙われるんですよ?
・・・犯人、精神科医に決まってんだろ。
案の定、意外性も何もなく犯人は精神科医でした。
おいおい、ちゃんと推理させろよ・・・
ついでにその犯人は、スカウターみたいなスコープまでつけて連射して狙ってくるくせに、ほぼ当たらないというね・・・
おいおい、道具だけ一流で、腕は三流か?
って、園内でこんだけ拳銃バンバンしているのに気づいていないってどういうことよ?
さらに、ジャングルクルーズ的なアトラクションで、コナン&蘭も犯人も小型ボートを奪取して勝手に運転してカーチェイスならぬボートチェイスするし、コナンくんなんか、秘密道具のスケートボードでジェットコースターのレールを走ってから特大ジャンプしてケガなく着地しているんですよ!?
スケボー選手か!?
ボートは「ハワイで親父に習ったんだ」と言っていましたが、スケボーは?
ガチャピンみたいに中の人違うのか!?
気になる動機は、第一の被害者が犯人と一緒に手術している時、妬みで犯人の手をメスで切って外科医として再起不能にしたという、どっちもどっち案件で、その後の殺人は全部、第一の殺人の件で警察が自分にたどり着く前に始末してしまえ的なものでした。
クズ過ぎる・・・
コナンは推理マンガなのか問題
ツッコミどころが満載のコナン映画ですが、映画は特に、推理らしい推理がない気がするのです。
むしろ推理よりも多いのが、爆破。
そこらじゅうが爆発してますからね。
蘭ちゃんが米花百貨店に行けばそこが爆発しますし、テーマパークに行けばそこも爆発する。
今年の映画でもきっとどこかしらが爆発するでしょう。
そして爆風の中、煙をかき分けて進むコナンくん。
阿笠博士の作ったその超高性能な電動スケートボードは、一体いくらするのだろうか?
そろそろ道路交通法違反でつかまるんじゃないか?
ターッタタララター、ターッタタララター、ターッタタララター、ターッター♪(犯人の自白シーンの音楽)
なぜ人気なのか?
コナンの映画と言えば、だいたい推理は小盛、爆破は特盛って感じなのですが、この『瞳の中の暗殺者』は、おそらく(思い出の中の)工藤新一が出てきて、蘭ちゃんと一緒にデートをするシーンが盛りだくさんなので人気が出ている気がします。
冷たい缶コーラをほっぺたにギュッ・・・とか、噴水の中心で「3・2・1・・・ほら(噴水ピュー)!お前、こういうの好きだろ?」などの、高校生らしい、低予算でキュンとできる取り組みを名探偵・工藤新一くんが機転を効かせて実践!みたいな。
もう、推理関係ないじゃん。
そう、推理なんてオマケみたいなものですよね。
推理推理言う私が野暮でした。
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