こんにちは、ドクダミ淑子です。
先日、書店をぶらぶらしていて、タイトルが気になった本を3冊買いました。
その中の1冊が、こちら。
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『すべての女子はメンヘラである』ですか・・・
しかも、藤原史織(元ブルゾンちえみ)さんの推薦ですって!
いや、別にブルゾンのファンでもないけど、なんかピンときたんですよね。
ということで、買って読みました。
内容も面白かったし、色々考えることがありました。
どういう内容なの?
公式サイトによると、こんな内容です。
元メンヘラ、現ハッピーリア充の私は、どうやってメンヘラの沼から抜け出したのか?
cakesの人気連載「メンヘラ・ハッピー・ホーム」待望の書籍化!
22歳で夫と出会うまで、私はずっとメンヘラだった。どれぐらいメンヘラだったかといえば、学生時代はバンドサークルでボーカルをやって、椎名林檎が世界で一番好きで、サークル内で複数の男性と付き合って承認欲求を満たしたり、夜中に彼氏を泣きながら電話で呼び出してリストカットするぐらいにはメンヘラだった――。
自分でも後悔しつつも、自分でも止められない激しい感情の嵐に飲み込まれ、まわりの人にも迷惑をかけてドン引きされてしまう。
そんな元メンヘラ、現ハッピーリア充の著者はどうやってメンヘラの沼から抜け出し、現在の心穏やかな平和を手に入れることができたのか?
本書では、自身のメンヘラ脱出経験をもとにcakesでお悩み相談の連載を行う著者が、そこから導き出された「悩まないセブンルール」をはじめとする独自の「脱メンヘラ=感情を整理する方法」について紹介します。
元々、noteでコラムを書いている方で、cakesでの連載「メンヘラ・ハッピー・ホーム」を再構成、大幅に加筆・修正したのが本書のようです。
スイスイさんのnoteはこちら。
メンヘラ・ハッピー・ホームはこちら。
メンヘラとメンヘラホイホイの話
まずはこちらの本は、メンヘラの定義からはいります。
CoCo壱のように、1重(おも)~10重があって、男性も女性もその求める重さがあっていると需要と供給が成り立つ、という話があって、確かになぁと思いました。
- 1重:メールも電話もほぼしないでも平気。むしろ特定の恋人がいなくても良い。複数とも付き合えるし相手に他に恋人がいても大丈夫
<中略>
- 5重:毎日会いたい。「僕も毎日会いたい」って同じくらい求められないとアウト。
- 6重:自分が会いたいときに会えないと泣くかキレる。原宿レベルの大きな駅前で電話越しに1時間以上泣ける。相手から返信が来なくても、一方的に10通以上メールが送れる。
- 7重:手首に傷がある。
- 8重:相手の物を平気で壊せる。相手の友人か親など、二人の仲を心配する第三者が登場する。
- 9重:二人の間に警察官か医者という登場人物が現れる。
- 10重:隔離される、もしくは逮捕される。
女性の重さと、男性が欲している重さが成り立つからこそ、メンヘラは成立するという話なんですね。
たしかに、重め希望していない男性は、手首に傷のある女性が来たらきっと逃げ出すし、「いつでも頼ってほしい(という名の依存してほしい)」タイプの男性が、連絡全然しない女性と付き合っても、きっと続かないでしょう。
私自身は2重~3重くらい、「週1くらいは会いたいかな」レベルだったし、夫もその程度(むしろ1重くらいかもしれない)なので、まぁ上手く行ったのかなと思いました。
ちなみに著者は「8.5重にチーズトッピング」くらいだったそうです。
言語化することの大切さを実感する
そんな彼女ですが、現在の夫さんに出会ったときに、「これが最初で最後のチャンス絶対運命逃さない!」と感じて、メンヘラお祓い大作戦を行ったのです。
そこが面白い。
具体的なことはぜひ本を読んでほしいけど、ポイントとしては「言語化」「客観視」「仕組み化された具体的な行動・フロー」などなどで、とてもわかりやすい。
新卒で就職した先も、リクルートの営業職ということで、「お前はどうしたい?」「結果が出ていないヤツは、やってないか、やり方が間違っているか、どっちかだ」「自責と他責」など、まぁ人材業界にいるとよく聞くお言葉で・・・だけどメンヘラとの相性が良い仕事というのも納得。
ブレーキなく突っ走る人を面倒見よく見守ってくれる会社だよね。
そのへんの仕事の進め方も、「言語化」「客観視」「仕組み化された具体的な行動・フロー」などが上手くはまったのだろう。
特に、その後のお悩み相談とかも読んでいて思うんだけど、この「言語化」というのはとても大事だと思う。
「自分は一体何に悩んでいるのか?」って意外と言語化しきれていないことが多かったり、2つの問題があるのを一緒くたにして考えてしまっていたりする。
そういう悩みを言語化して、切り分けていくと・・・自然と答えが出てくるんだなというのを感じた。
メンヘラを自力で脱出できたのも、彼女のこの「言語化」という力が大きかったと思う。
パートナーシップについて「自分ルール」と「マルチ夫」の話
今の私の関心ごとは「パートナーシップ」「産後の体制」なんだけど、その点についても勉強になるなと思ったことがありました。
後半の、「お悩み相談神回TOP10」の4番目に、書かれていたことです。
ざっくり言うと、結婚して夫とだけの生活になり、友達や家族との接点がなくなったことや、男友達からチヤホヤされなくなったという相談でした(+セックスレスの話もあり)。
それに対する答えとして、「自分ルール」と「マルチ夫」という話をしていて、すごく納得したんですね。
「自分ルール」っていうのは、「結婚したら遊びに行ってはいけない」とか勝手に自分でルールを作って縛られているという話で、「マルチ夫」というのは、夫に家族・友達・相談相手・仕事の上司・趣味仲間などなどを全部求めていない?という話。
そうだよな・・・勝手に縛られて、勝手に窮屈になって、勝手に夫に理想像を押し付けて・・・ってなっちゃいそうだから、気をつけねばって思ったのです。
メンヘラでも、メンヘラじゃなくても役立つ本
タイトルは「すべての女子はメンヘラである」という通り、この本は誰が読んでも、わかる!って部分もあるし、勉強になるなって思うことがあると思いました。
メンヘラ脱出したい!って人には、特に効くと思う。
ということで、人間関係とか、自分のメンタル不調とか、モヤモヤしているけれども原因がわからない・・・みたいな悩みがある人は、ぜひ読んでほしいと思いました。
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