こんにちは、ドクダミ淑子です。
定期的に出てくる、男女の金銭感覚問題とか、おごりおごられ問題とか、プレゼントの金額とか問題。
最近また、婚約指輪に300万円だのという女性に、色々なご意見がついていました。
私は毎回不思議に思うんですよね。
なぜ、他人の金銭感覚に、ここまで他人が文句を言うのか?と。
300万円の指輪が欲しかったと書いただけで
今回見たのは、「300万円のティファニーじゃなくて、安物のクソダサい指輪でプロポーズされたことを何十年も根に持っている私の母」みたいな話だったんですね。
それについていたご意見は、だいたいこんな感じ。
- 男のことをATMとしか思っていない
- そういう考えの人は結婚できない
- 平均年収を考えると300万円の指輪は高すぎる
- 貰ったものに文句を言うな
まぁ、わかるんですよ。
でも、なんでそんなに、他人の金銭感覚とか、憧れの指輪に口を挟んで、顔真っ赤にして怒るのかが、私にはよくわからないのです。
自分の身近にいたらと想像してしまう
人間は、想像力のある生き物ですから、自分の身近なところにこういう人がいたら・・・と想像するのでしょう。
そして、自分にこの言葉がかけられたら、と想像して、怒る。
だって、自分は300万円の指輪なんて、買えないし、買いたくないんだもの。
もしも自分の彼女(空想上であっても)からこういう台詞が出たらと想像すると、絶望と怒りがわいてくるのでしょう。
婚約指輪300万円がスタンダードになることへの恐怖
そしてもう1つ。
これも私の妄想ですが、「結婚指輪が300万円=別に普通じゃない?」って世の中になることも恐れている気がする。
そうなったら、自分はどうなるのだろう?と。
こういう心配をする人は、世間の相場とかスタンダードとかに敏感なのでしょう。
自分が平均的な日本人から外れてしまいたくない。
だから、「いやいや日本人の平均年収からすると300万円の指輪は高すぎる」とか、反論して、自分が平均的な金銭感覚を持っていることをアピールしているように、私には見える。
違う世界の住人が簡単に出会ってしまうSNS空間ならでは
でもね・・・
そもそも、この指輪の話を書いている方のご両親は、かなりお金持ちのようなのです。
だから、相場だの平均だの言っても、あまり意味をなさない。
彼女からすれば、「それはあなたの世界の問題でしょ?」って話なんですよね。
言いたいのはそこじゃなくて、憧れていたものが手に入らなかった悲しみとか、そういうのの話。
別に300万円だからその指輪が欲しかったんじゃなくて、欲しかった指輪がたまたま300万円だったって話。
そういう世界の住人と、値札ばっかり見ちゃう住人が簡単に交わるのが、SNSの世界の楽しいところであり、難しいところでもあるのです。
私も少し前に「ルンバなんて買うお金はありません!」ってコメントいただいたしな。
そう言われても、「私はルンバの話を書きたいんですよね、すみません」としか言えない。
自分の常識を相手に押し付けてはいけない
このブログで何度も何度も書いているけれども、やっぱり、自分の常識を、相手に押し付けちゃいけないのよ。
婚約指輪に300万円ポーンと出せる人もいれば、300円の指輪でも余計な支出と考える人もいるわけで。
そして、この世界のどこかに、300万円の指輪をプレゼントする人がいるかもしれないけど、そんなこと、あなたの人生にはほぼ関係のない話なのよ。
「私は買わない」と言うのは自由だけど、目くじら立てて、本人を責める話ではない。
あなたが欲しいと思ったものがいくらであろうと、おねだりしたものがいくらであろうと、プレゼントしたものがいくらであろうと、他人がとやかく言う筋合いなんてないのです。
まぁ、しいて言うなら、付き合ったり家族になったりする人とは、金銭感覚は近い方がいいよね、とは思う。
だから、ネットですれ違う人に文句を言うよりも、深いお付き合いをする人と、しっかり話し合う方がいいと私は思うのです。
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