ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

なぜ他人が300万円の婚約指輪を貰いたいと言うのを批判するのか?

f:id:dokudamiyoshiko:20200714195349j:image
こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

定期的に出てくる、男女の金銭感覚問題とか、おごりおごられ問題とか、プレゼントの金額とか問題。

 

最近また、婚約指輪に300万円だのという女性に、色々なご意見がついていました。

 

私は毎回不思議に思うんですよね。

 

なぜ、他人の金銭感覚に、ここまで他人が文句を言うのか?と。

 

 

300万円の指輪が欲しかったと書いただけで

今回見たのは、「300万円のティファニーじゃなくて、安物のクソダサい指輪でプロポーズされたことを何十年も根に持っている私の母」みたいな話だったんですね。

 

それについていたご意見は、だいたいこんな感じ。

 

  • 男のことをATMとしか思っていない
  • そういう考えの人は結婚できない
  • 平均年収を考えると300万円の指輪は高すぎる
  • 貰ったものに文句を言うな

 

まぁ、わかるんですよ。

でも、なんでそんなに、他人の金銭感覚とか、憧れの指輪に口を挟んで、顔真っ赤にして怒るのかが、私にはよくわからないのです。

 

 

自分の身近にいたらと想像してしまう

人間は、想像力のある生き物ですから、自分の身近なところにこういう人がいたら・・・と想像するのでしょう。

そして、自分にこの言葉がかけられたら、と想像して、怒る。

 

だって、自分は300万円の指輪なんて、買えないし、買いたくないんだもの。

もしも自分の彼女(空想上であっても)からこういう台詞が出たらと想像すると、絶望と怒りがわいてくるのでしょう。

 

 

婚約指輪300万円がスタンダードになることへの恐怖

そしてもう1つ。

これも私の妄想ですが、「結婚指輪が300万円=別に普通じゃない?」って世の中になることも恐れている気がする。

 

そうなったら、自分はどうなるのだろう?と。

 

こういう心配をする人は、世間の相場とかスタンダードとかに敏感なのでしょう。

自分が平均的な日本人から外れてしまいたくない。

だから、「いやいや日本人の平均年収からすると300万円の指輪は高すぎる」とか、反論して、自分が平均的な金銭感覚を持っていることをアピールしているように、私には見える。

 

 

違う世界の住人が簡単に出会ってしまうSNS空間ならでは

でもね・・・

そもそも、この指輪の話を書いている方のご両親は、かなりお金持ちのようなのです。

 

だから、相場だの平均だの言っても、あまり意味をなさない。

 

彼女からすれば、「それはあなたの世界の問題でしょ?」って話なんですよね。

言いたいのはそこじゃなくて、憧れていたものが手に入らなかった悲しみとか、そういうのの話。

別に300万円だからその指輪が欲しかったんじゃなくて、欲しかった指輪がたまたま300万円だったって話。

 

そういう世界の住人と、値札ばっかり見ちゃう住人が簡単に交わるのが、SNSの世界の楽しいところであり、難しいところでもあるのです。

私も少し前に「ルンバなんて買うお金はありません!」ってコメントいただいたしな。

そう言われても、「私はルンバの話を書きたいんですよね、すみません」としか言えない。

 

 

自分の常識を相手に押し付けてはいけない

このブログで何度も何度も書いているけれども、やっぱり、自分の常識を、相手に押し付けちゃいけないのよ。

婚約指輪に300万円ポーンと出せる人もいれば、300円の指輪でも余計な支出と考える人もいるわけで。

 

そして、この世界のどこかに、300万円の指輪をプレゼントする人がいるかもしれないけど、そんなこと、あなたの人生にはほぼ関係のない話なのよ。

「私は買わない」と言うのは自由だけど、目くじら立てて、本人を責める話ではない。

 

あなたが欲しいと思ったものがいくらであろうと、おねだりしたものがいくらであろうと、プレゼントしたものがいくらであろうと、他人がとやかく言う筋合いなんてないのです。

 

まぁ、しいて言うなら、付き合ったり家族になったりする人とは、金銭感覚は近い方がいいよね、とは思う。

だから、ネットですれ違う人に文句を言うよりも、深いお付き合いをする人と、しっかり話し合う方がいいと私は思うのです。

 

 

こちらもどうぞ 

www.dokudamiyoshiko.com