ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

「それ、どういう風に聞けば良いですか?」とトークマニュアルを求められる

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

年始早々、1月上旬の朝に朝礼で上司がこんな話をしました。

 

「年始は、今後の事業の見通しや人員計画を聞くチャンスだから、打ち合わせに行った際には2020年の目標や数年以内の計画について聞いてみるように」

 

うんうん、そうだよな、一年の計は元旦にありってやつだもんな。

・・・私はそう思い首を縦にコクコクしました。

 

そして、朝礼は終わり、上司がちょっと席を立った瞬間にこそっと隣の席の後輩が聞いてきました。

 

「あの、ドクダミさん」

「ん?何?」

「さっきの上司さんの話ですけれども・・・」

「うん?」

「どうやって、今後の見通しを聞けばいいんですか?」

「うん・・・?」

「見通しの聞き方がわからないんです」

 

おぉ、そうか・・・

 

 

トークマニュアルがないと喋れない営業なんて

私は優しい先輩ですので、その場で、たとえばこういう聞き方があって、ああいう聞き方もありだね、こういう切り出し方も・・・と丁寧に説明したのですが、なんとなくモヤモヤしていました。

 

なんで、この子は「どういう言葉でそれを聞くか」を考えないのか?と。

 

 

恋愛トークマニュアルと、営業トークマニュアル

さてさて、話は変わって。

私は、YouTubeでたまに恋愛四季報のフェリーチェチャンネルを見ているんですね。

テンポよく喋るMC2人とゲストとの掛け合いが面白くて、家事の合間にラジオ代わりに聞いています。

内容のゲスさもお気に入り。

 

さて、そんなフェリーチェchには、たまに「恋愛工学」の人がゲストとしてくるんですね。

 

それもなかなか面白いんですが、その時恋愛工学の達人は、こんな話をするのです。

「LINEを聞きたい時は、こう聞くんですよ。ほにゃららほにゃらら・・・こういう風に聞くのは理由がありまして、ほにゃららじゃなくて、ほにゃららって言うと、断りづらくなるんです」

「なるほど!」

 

・・・こういう風に、具体的に「〇〇という反応を得るために、××と聞け」までを教えているのです。

 

ここまでトークを叩き込む、こう言わなければいけないみたいなのが出てきているから、営業も同じようにトークまでを教えてほしいってなるのかもしれないなぁと思ったのです。

別にその後輩は恋愛工学とか関係ないけれども。

 

 

「営業」を構えてしまいがちだから?

ではなぜ、そんな風に一言一句教わったままで行きたいのか?

もしかすると、「営業という仕事」に構えてしまっているからかもしれません。

 

新人だと、「営業とはぁッ!作法にのっとりっ!礼儀正しーくっ!営業トークを繰り広げ!提案からクロージングを華麗に決めるものであーる」みたいな風に身構えている子が多いです。

だから、想定していることと違うことが来ただけで、パニックになっちゃう。

 

 

会話を楽しむことを意識してみると、結構楽しいよ

私なんぞもまだまだですが、「営業活動」「商談」も全部、人と人とのやりとりなんだと思うと、楽になります。

 

昔、上司がこんなことを私に言いました。

「マンション販売の会社との商談をしてごらん」

私は聞きました、組織課題、事業課題、人員計画などなど、「営業」らしいことを。

次に上司はこう言いました。

「じゃあ次に、マンションを買いに来たと思って質問してごらん」

違う質問が出てきます、マンションの広さは?どんな人向けなのか?特徴は?

スラスラと出てきました。

「そっちの方が会社のこと、よくわかるよね。構えすぎだよ」

そう、営業だからといって無駄に構えてマニュアルトークをするよりも、普通に会話する方が自分も楽しいし、聞き出せる情報が多くなるのです。

 

「久しぶり?元気~?」の後に何を言うか?

「実は最近・・・」と相談されたら、どうやって話を整理するか?

「もしかして、本当は〇〇したいんじゃない?」と突っ込んで聞けるか?

 

そう、普段の友達とのコミュニケーションとさほど変わらないのです。

「マニュアル通り言わなきゃ!」じゃなくて、言葉のキャッチボールを楽しむ。

さらに「この言葉を引き出すためにどう言おうか?」と自分でゲームにしてみる。

 

そんな風に会話そのものを楽しめるようになると、心も楽になるよ!と思います。

 

 

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