こんにちは、ドクダミ淑子です。
私は仕事で、大小さまざまな法人を訪問し続けています。
この仕事も2008年に新卒入社してからですから、11年半。
その間に沢山の数の会社を見てきました。
その中で、「ボロボロの社屋の会社」というのも、いくつか見てきました。
ボロボロの会社というと、なんとなく悪い会社のイメージもあるかもしれません。
でも、逆に「何この会社!建物ボロボロだけど、いい会社やん・・・」ということもあるのです。
その違いはどこにあるのでしょうか?
社屋がボロボロだけど、いい会社もある!?
社屋がボロボロだけどいい会社は、こんなパターンがあるのです。
建物にお金をかけるより、社員に還元したい
会社のリフォームにお金をかけるよりも、その分社員に給与で還元したい、そういう意気込みの社長は何人かお会いしたことがあります。
実際、社員さんも、周りが思っているより、びっくりするほど多く給料をもらっていることがあるのです。
「会社が汚い?そんなこと気にならないですね」と言うのですが、それはそれなりの給与をもらっているのと、社長の意気込みをしっかり理解しているからなのでしょう。
社屋はボロボロだけど、整理・整頓されている
そしてもう一つ。
社屋がボロボロでも、私がいいなと思う会社は、きちんと整理・整頓されています。
建物が古いというのと、清潔感がないというのは別問題なのです。
整理・整頓されていない環境というのは、イコール「紙が多い」ということですから、今のご時世、仕方ない業種・職種を除いて、ちょっと心配になります。
パソコン・プリンターなどは最新のもの
「建物」にお金をかけなくても、いい会社というのは見ればわかります。
そういう会社は、パソコンやプリンターなどの電子機器、椅子などの「仕事環境」に直接関わってくるところには、しっかりお金をかけているからです。
社屋がボロボロでも、快適に仕事ができるように設備はしっかり整えていると、いい会社だなと思います。
社屋がボロボロで、悪い会社もある
しかし、社屋がボロボロで、「ここは良くないぞ」「っていうかヤバいぞ」という会社もあります。
まぁ、こちらが大半です。
経営者が自分にお金をかけている
社屋がボロボロ、設備も古め、しかし社長の車は高級車。
そんな会社も存在します。
お察しの通り、こういう会社は、ヤバいです。
さっきまでの「建物よりも社員にお金をかけたい」ではなく、「建物よりも社員よりも自分にお金をかけたい」という会社です。
近寄ってはいけません。
と言っても私は仕事だから、とりあえず行かなきゃいけないですが・・・。
でも、私がこういうところに行った時は、そもそも社員さんがやる気がなくてとりあえず話を聞いただけだったり、社長がむちゃくちゃを言ったりで、結局契約に至らないことが多いです。
でも、それでいいと思っています。
キレイな社屋だからといって、いい会社でもない
では、建物がピカピカだったら良い会社かというと、必ずしもそうではありません。
もちろん、社員の働く環境をしっかり考えているからこその快適空間の会社もありますし、そういうところが大半です。
ただ、こういう可能性もあるのです。
「ただの見栄っ張り」
他の人から見えるところはしっかり着飾ったり、自分たちを必要以上に大きく見せようとして、分不相応の見映えを求めてしまう会社もあるので注意が必要です。
そういう会社をどういうところで見分けるかというと・・・
上手くは言えないんですけれども、「地に足がついていない感」と言うような感じでしょうか。
「ちゃんと費用対効果を考えてその発言しているのかな?」と思ったり、「そこにお金かけるのに、ここはケチるのか」みたいな、ちぐはぐ感を感じる時は、社屋がピカピカであっても、ちょっと構えてしまいます。
会社は「見た目」に騙されてはいけない
「人は見かけによらない」「人は見かけが9割」と言いますが、こと会社においては、社屋という見た目の新しさ・古さによらないと思います。
だからこそ、ブラック企業というのは、見抜くのが難しい。
見た目で「この会社、よさそう」とか、「この会社、ヤバいかも・・・」と思うとその後の印象も変わってしまいますよね。
だから、最初は社屋の新しさ・古さを気にせず、それ以外の部分に目を光らせる。
それが、正しい眼で会社を見るためには大事なのではないかと思います。
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