こんにちは、ドクダミ淑子です。
ある日、お客様から問い合わせがありました。
声から察するに、おそらく40代以上の、男性です。
「言われた通りに電話番号を入力しているのに「誤りがあります」と出て、進めないんだけど」
「番号はXXX-XXXX-XXXXですよね?」
「だから、それ入れているのにダメなの!」
「おかしいですね・・・」
もしや・・・と思った私は、聞いてみました。
「数字、全角になっていませんか?」
「全角?なにそれ?」
「・・・」
その後、全角・半角の変更の仕方を電話で説明し、結局入ることができました。
「まったく・・・困るね、こういうの」
「申し訳ありません」
謝りながらも「なぜここで私が謝らなければいけないのだろう・・・」という疑問は消えませんでした。
全角と半角の違いがわからないオッサンのせい?それも違います。
オッサンは、だいたいそういう生き物です。
そこではなく、なぜか全角と半角というものが存在する、この日本の入力方式について、私は疑問を呈したいのです。
全角数字って必要なの?
全角数字。
これって必要なのでしょうか?
- 住所入力の時に全角指定してくることがある
- 「1」は全角で「11」は半角でという印刷ルールがある
1.はおそらく住所の大部分を占める漢字と同じマスの大きさ(byte)にしたいという意図があるのでしょう。
2.は見映えの問題ですね。
しかし、こういう全角/半角があるからこそ、そしてその違いを知らない人がいるからこそ、冒頭のようなトラブルが生まれるのです。
全角・半角を混ぜて書いてくる人プロファイリング
この全角・半角。
私は日々の仕事の中では割と意識しています。
ブログでは面倒くさがりが発動していたり、スマホで打つと全角なのか半角なのかわからないときもありますので、たまに揺らいでいると思うけど。
その中で、全角・半角を織り交ぜて打ってくる人がいると、ドクダミプロファイリングが発動します。
「あ、この人、いい加減な人だ」
「細かいことは気にしない人なのかもしれない」
「見直しとかしないですぐにメール出しちゃうタイプなのかしら?」
勝手に性格について推し測られることになる、全角/半角。
全角数字、読みにくくない?
全角数字って本当に読みにくいと思うのです。
例えば、1億円。
半角数字だと、100,000,000円。
全角数字だと、100,000,000円
全角だとむしろ000円なのではないかと思うほどの区切り感。
私はお客様から全角で来ると、大体丁寧に半角に変換しています。
「半角で統一しました」と言うと、大体が「ああそうですか」で終わります。
半角カタカナが好きなおじさんがいる
元上司で1人だけ、「半角カタカナ大好きおじさん」が存在していました。
「ドクダミさぁ、この『プラン』なんだけど、『プラン』にしてよ。そうするとスッキリ見えるだろ?」
「・・・たしかに、余白は増えますね」
「そうだろ?そういうところ気を遣わないとダメだぞ」
・・・なぜ半角?
どこからどう見ても、違和感しかないのですが、どうして半角カタカナがそんなに良いのだろうか?
とはいえ、会社関係でSMSメールを送るときは、文字数を節約したくて半角にすることはありますけどね。
そんな時、この半角カタカナおじさんを思い出すのです。
全角数字&半角カタカナを廃止したい
色々と書きましたが、結論として、全角数字&半角カタカナと全角数字は、廃止したほうがいいと思うのです。
存在しているから、使う人がいるのです。
だから、存在しなければいいのだ。
「とはいえ、過去のデータには全角があってですね・・・」
という人達は、どうか変換してくださいと言いたい。
過去に縛られていたら、良い未来は開けないのです。
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