こんにちは、ドクダミ淑子です。
今回お伝えしたいのはタイトルの通りですが、久しぶりに歯医者に行ったという話です。
- 虫歯がある気がするけど、歯医者に行くのは気が引ける
- 親知らずが横に生えているきがするけど、抜くのってどうなの?
そんな恐怖に襲われている人に、私の体験談をお届けしようと思います。
[目次]
- きっかけは、黒い影
- 20年ぶりの歯科の技術革新にびびる
- 虫歯治療で医院の方針がわかる
- はじめての抜歯 ~左編~
- 抜歯その後、意外と残るダメージ ~左編~
- 歯医者の腕の差を知る抜歯 ~右編~
- 抜歯その後、ここでも差が出た ~右編~
- 思っていたより楽だった(私の場合)
きっかけは、黒い影
私が歯を4本抜くことになったきっかけは、ある日鏡を見ながら歯磨きをしていたら、黒い影が見えたことです。
奥の歯、両脇に見える、黒い影。
もしや、これは・・・虫歯だよね、どう見ても。
虫歯かぁ・・・。
最後に虫歯になったのは子供の頃なので、ほぼ記憶になし。
でも、とりあえず不調はとっとと予約してしまえ!ということで、ネットで検索をして、WEB予約を受け付けている、自宅から徒歩圏の歯医者にいくことにしました。
嫌なことは先回しにすると、行きたくなくなっちゃうから、思いついた瞬間に予約しましたが、後にこれは歯医者さんから褒められることになりました。
やっぱり、ネットで予約できるって便利だなぁと思う一方で、私は地元の病院情報を全然知らないなということも反省しました。
自分が子供の頃は、母親がママネットワークで、どの歯医者がいいとか、治療が雑だとかいう評判をゲットしていましたが、私にはそういう地元情報が全然ない。
だからネットに載っているところからしか選ぶことができないのです。
20年ぶりの歯科の技術革新にびびる
こうして、私は20年ぶりくらいに歯医者にいくことになりました。
実は、虫歯以外にもう一つ気になることがありました。
それは、「一番奥の歯が横に生えているような気がする・・・」ということです。
舌で触ることしかできず、鏡で見てもよくわからないので、実際どうなのかはわかりませんが、初診の時に記入するカルテに、虫歯と奥歯が横に生えている気がすると書きました。
さて、診察室に入って、そんな話をしたのですが、その後の先生の言葉に驚きました。
「では、とりあえずレントゲンを撮りましょう」
レントゲン?
何の?
と、驚く私をよそに、レントゲン室に連れていかれました。
そこで、右・左・正面と、ブロックのようなものをくわえながら、レントゲンを撮り、結果を見せられました。
その結果、分かったのは衝撃の事実
- 虫歯が3ヵ所
- 親知らずは両方とも下の歯が横に生えている
- 上の親知らずは正常に生えている
・・・そんなぁ。
っていうか、虫歯もレントゲンで見るのね、びっくり。
結果を踏まえ、治療の順番を話し合いました。
- まずは虫歯を治す
- その後歯周病チェック
- 親知らずは、口腔外科の先生が来るタイミングで抜く
親知らずについては、「どうしますか?」でした。
- 横に生えているものの、虫歯ではないので、すぐに抜かなくてもいいし、抜かないという選択肢もある
- ただし、隣の歯を圧迫してしまので、将来的には隣の歯が弱って抜けてしまう可能性もある
- 歯周ポケットが開いてしまい、歯周病菌が入りやすくなる(=歯周病になる)
将来的に困るなら、これも今のうちにやってしまおう・・・ということで、「抜きます」と即答しました。
ちなみに、「上の歯はどうしますか?」とも聞かれました。
- 下の歯を抜いてしまうと、相方がなくなるので、歯が伸びて下の歯茎を傷つける可能性がある
「それなら、そっちも一緒に抜きます」と宣言しました。
ここで回避したら、その後ずっとやらない気がするので、さっさとやってしまおうと決意しました。
虫歯治療で医院の方針がわかる
そこから、私の歯科医通いが始まりました。
虫歯で通っていてわかったのは、以下のことです。
(今の歯医者では常識かもしれませんが、 私は新鮮だったので書いておきます)
30分単位の完全予約制
通院は30分刻みで予約を取ります。
待ち時間はほぼなく、予約時間から3分以内に治療がスタートします。
待ち時間はほとんどありませんので、雑誌や本を読んでる時間もありませんし、待合室にはMAXでも3人くらいしかいないので席も余裕があります。
30分以内で治療は終わり、終わらないものはやらずに次回になります。
これを見ていると、待ち時間の長い歯医者って、すごく無駄があるんだなと思います。
- レントゲンを撮るから、治療のシミュレーションができる
- 事前に診察室を決め、器具やカルテなどを準備しておくからバタバタしない
つまり、この歯医者は事前準備がしっかりできているということですね。
だいたいデータ化されてそうな感じも管理がしっかりできるポイントだと思いました。
完全個室制
これはそこまで気にならなかったけど、個室の方がいいですよね。
治療方法の説明がしっかりしている
虫歯治療の方法についても、どんな方法があって、メリットデメリットがどうなのかとか、今の虫歯の進行度はどのくらいなのかとか、なんでもしっかり説明してくれます。
昔の歯医者さんのだと、当時は小中学生ぐらいだったからか、「虫歯を治しま~す」くらいしか言われなかった記憶があるので、これも新鮮でした。
すぐに麻酔を打つ
歯医者と言えば、「痛かったら手を挙げてね」→痛くて手を挙げる→「痛い?頑張ってね~」で手を止めない、という一連の流れを想像しましたが、虫歯も親知らずも、手を挙げたことは1回もありませんでした。
なぜなら、すぐに麻酔を打つから。
ちょっと削るだけでも麻酔を打ちます。
私は麻酔が効きやすいようですが、6時間くらい切れないこともありました。
この歯医者さんのおかげで、歯医者=痛いというイメージは払拭されました。
結果論ですが、始めに虫歯治療があってよかったと思いました。
治療方針や医院の様子、現場のオペレーション(運営方法)がよくわかり、これなら安心して歯を抜けるとわかったからです。
こうして、私は週1くらいのペースで歯医者に通い、虫歯治療が終わりました。
はじめての抜歯 ~左編~
さて、ここからが本番です。
歯を抜く、抜歯(ばっし)。
初めてのことなので、周りにも聞いたり、ネットで調べたりしました。
私の場合、下の歯が横から生えているものの、完全に歯茎に埋まっているのではなく、半分くらい出ているというものでした。
横に生えている場合は、歯茎を切り、歯を砕いて取り出すと言われました。
「下の歯は、腫れるよ」
「熱が出る可能性もあるみたいね」
そんな最悪なケースばかり聞いていて、とてもびびっていました。
「上の歯は、一瞬で抜けるよ」
「実は自分も横に生えているんですが、怖くて放置しています」
という声もありました。
手術は恐怖だった
手術は30分ではなく、30分×2の1時間枠。
麻酔を打ち、歯を砕きます。
これは、恐怖でした。
痛みは麻酔のおかげでまったくないのですが、音と振動はあります。
自分の口の中で自分の歯が砕ける感触は・・・怖すぎる。
口を思いっきり開けるので、目をぎゅっと閉じることができず、涙が開いている目からだらだらと流れ続けていたので、アイメイクしてこなくてよかったなと思いました。
歯が抜けて、下の歯茎を2針ほど縫い、終了しました。
上の歯は、3分くらいで抜けました。
抜歯その後、意外と残るダメージ ~左編~
抜歯のあとは、綿を噛み、血を止めながら鎮痛剤などを薬局でもらい、家に帰りました。
心のダメージが大きく、寝て回復し、夜ご飯はゼリードリンクでしのぎました。
薬もしっかり飲んでいたので、痛みは全くなかったですが、下顎はあめ玉を口に入れたままレベルで腫れました。
そして、腫れはそのまま血溜りになったようで、下あごが殴られたように青黒くなり、その後黄色くなりました。
経過は良かったようで、消毒という目的で3日後行きましたが、特に何もなく1分で終了し、1週間後の抜糸もさくっと抜けました。
歯医者の腕の差を知る抜歯 ~右編~
次は右です。
この歯科は、歯茎を切るオペの場合は、提携している口腔外科の先生が来ます。
前回と手術内容はほぼ一緒だったのですが、今回の先生の方が腕がいい気がしました。
所要時間が短く、前回は1時間弱かかったものが30分以内で終わりました。
上の歯は、30秒くらいで抜けたので、抜けたことも気づきませんでした(麻酔のせいもあり)。
抜歯その後、ここでも差が出た ~右編~
抜歯の後は、前回と同じように鎮痛剤をもらい、帰宅して、3時間ほど寝て精神と肉体を回復させました。
前回のことがあったので、冷凍庫の中にあった保冷剤であごを30分くらい冷やしました。
そのせいか、歯医者の腕がいいかはわかりませんが、今回は多少腫れたものの、殴られたような跡が残ることはなく、日常生活の支障はゼロでした。
思っていたより楽だった(私の場合)
個人差があると思うのであくまでも私の場合ですが、ほとんどトラブルもなく、虫歯と抜歯4本がほぼ終わりました。
「ほぼ」と書いたのは、抜けた後も骨格が少しずつ変わっていくとか、もろもろ変化があるからです。
ネット情報をあさると、悪い情報の方が圧倒的に多かったのですが、私のようにサクッと抜ける例もありました。
残しておいてもいいことはありませんので、少しでも傷の回復が早い若いうちに、パパッとやってしまうことを、私はオススメします。