こんにちは、ドクダミ淑子です。
はてな匿名ダイアリーで「妻がオーバースペック過ぎて辛い」というつぶやきを読みました。
結論から言うと、何言ってんじゃこの男は!?とイラっと来ました。
妻はオーバースペックって・・・そこまでか?
タイトルに「オーバースペック」と書いてあるからどんなもんかと思って読んだのですが、別にそこまでオーバースペックかぁ?と思いました。
※オーバースペックとは
オーバースペック(和製英語・過剰性能)とは、機械や装置の利用者が求めるよりも、更に高く持っている性能と、その性能を持つ機械装置の総称。
過剰という言葉が指し示すとおり利用者にとっては不要なものであり、時として邪魔となる場合もある。(wikipediaより一部加筆)
- 夫は大卒、妻は夫と同じ大学の院卒で2つ年下(だから社会人としては夫さんが4つ上)
- 妻は家電や家具の説明書を見なくても手際よく組み立てられる
- 妻は外食で食べた料理を再現できる
- 洗濯・掃除・料理が手際よく仕上がりもよい
- 家計管理、資産運用もきちんとできる
- 旅行などの下調べをして、選択肢を残してくれる
- みんな妻のことが好き
- 夫は劣等感で泣きそう
読んでいて、そこまでオーバースペックかぁ?と疑問になりました。
まぁ普通に仕事も家事もできそうな女性、優秀な人だねレベルなのに、なぜそこまで夫さんは心を痛めているのか?と思ったのです。
夫が何もできない系っぽいけど、妻ができるんだからいいじゃないか
これを読んでいると、夫さんは結構な何もできない人なのかなぁと思いました。
ここは想像ですが・・・
- 買い物を頼んでも、間違ったものを買ってくる
- 脱いだものを片付けるなどの基本的なことがあまりできない
- 同時並行に様々なことができないので、一品ずつしか料理できない
- お金の管理は苦手、あればあるだけ使ってしまう
- 仕事が忙しいと言い訳にして、旅行などの休みの日の準備はギリギリまでしない
こんな感じの人なのではないでしょうか?
そして、そんなだらしない男と結婚してくれる妻ということで、妻の株が上がり、夫の両親からも好かれているのではないか。
人には向き・不向きがあるのですから、できる人に任せればいいと私は思うのですが、夫さんは、日々辛いと思っているようです。
なぜでしょうか?
男は女よりも優れているべき、という幻想
この夫さんは、男の方が女より優れているべき、いう幻想から抜けられないのではないのでしょうか?
自分の方が男だし、年上なのに、女で年下の妻に、学歴から何から何まで勝てない、だから辛い。
それって、物事を勝ち負けで見ている、妻のこともライバルだとみているから苦しいのではないでしょうか。
「学歴上昇婚」という実態
「何をバカなことを」と思うかもしれませんが、ここ日本では、『学歴上昇婚』という用語があり、男性よりも女性の方が学歴が上のパターンが多いというデータがあるようです。
大学で「女性学(要するにフェミニズム)」という講義があり、私はそこでその話と、「だから(優秀と言われる大学の)貴女達は、結婚相手の選択肢が少ない」という呪いをかけられました。
それだけ、「男性が女性よりも優秀」と見えるような、カップルの方がバランスが良く、結果として総数が多いというのが実態のようです。
男性は、競争社会の中で生きている生き物です。
「男の子なんだから」と言われて制約を受ける(「女の子なんだから」もあるけど)中で、女の子は男に守られるべき存在で、弱いからこそ大切にしなければいけないという教育を受けます。
それはいいにしても、「弱い女の子よりもできない」=「男の自分、弱すぎ」となってしまうと、男性も苦しいのでしょう。
それで、こんな書き込みをしてやり場のない気持ちを満たそうとしたのでしょう。
結婚生活は戦いではないということを男も女も理解すべし
この書き込みの主は、いろいろな人の意見を聞きながら、優秀な妻は夫の不足する部分をしっかりこなし、自分も優秀な妻の癒しになれているーお互いに補い合っていることに気づき、心が晴れたようです。
勝ち負けではなく、一緒の方向を向いて歩いていく、夫婦とはそういうものだと気付けてよかったですね。
何でもテキパキこなせる素敵な奥さんと、いつまでも素敵な生活を送ってほしいなぁと思いました。
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