先日、心底腹の立つ出来事がありました。
営業で、お客様(人事担当)のところへ行ってああでもない、こうでもないと話をし、終わりがけにその方が言いました。
「今後、法律的な問題があるから、障がい者採用をしなきゃ行けないんだよね。
御社、障がい者採用ってやっていない?
できれば、車椅子くらいで事務のできる若い女の子がいいんだけれども・・・」
それを聞いた時、この人事担当が一瞬で嫌いになりました。
世間の動きを全く知らない・無知ってやばいと思った
なぜそんなに嫌いになったかというと・・・
「そんなクララみたいな子がわんさかいると思っているのかよ、バーカ!」
という一言に尽きます。
なぜ、足だけが不自由な障がい者が目の前に現れて、自社で雇用できるとか思っているのか?というと、「知らないから」だと思うんです。
障がい者を取り巻く状況や、世間の障がい者雇用に向けての動き、そして障がいを持った方が職場で働くことの職場や本人が感じる難しさ・・・そんなことを全く知らず、「障がい者=クララみたいな子」みたいな安易な考えで雇用しようと思っているなんて、無知にもほどがある。
ちょっと調べればわかるのに、調べもしないで、自分のイメージだけで語っているところも、ほんとバカみたい。
そして、障がい者雇用において、肢体不自由な人というのは売り手市場だということも全く理解していないんですよね。
知らない・わからないけれども、調べることもしないから、自分のイメージだけで物事を語るから、ズレてしまう。
モテない女も「無知」だから都合のいいことを考えてしまう
そんな感じでイライラした私なのですが、モテない女もこんな風に、自分の感覚・イメージだけで語ってしまうことがあるのではないか?と、ふと思いました。
今の恋愛マーケット・婚活マーケットはどういう状況で、自分が付き合いたいと思う人は世間ではどんな位置づけで、どんな倍率で・・・そんなことを全く知らないから、イケメンがいいとか、高学歴がいいとか、高収入がいいとか、夢見たことを言ってしまい、周りはドン引きしているのかもしれません。
そんな人がどのくらいいるのか?それを知るためにはどうしたらいいのでしょうか?
数字はうそをつかない、数字で理解できる場を持つ
仕事の場だったら、私は「数字」で伝えます。
「御社が求めている条件だと、何人くらいいますね」という人数だったり、「御社が求めている人を採用するためには、年収は何百万円以上じゃないと厳しいです」という金額だったりと、数字でできるだけ伝え、想定していることがどのくらい無茶苦茶なのかを理解してもらいます。
そういう「相場観」を知ることで、理想と現実の差を縮めることができます。
これと同じように、婚活の場でも「相場」を知ることは大切だと思います。
自分の求める条件で絞り込みをかけたら、何人くらいいるのか?そのターゲットは逆に女性に対して何を求めているのか・・・数字や客観的なデータで理解すると、理想と現実の差が縮まるのではないでしょうか。
私は経験していないので何がいいかはわかりませんが、会員制の婚活サービスで、自分でターゲットの検索・絞り込み機能のついているようなものだったら、相場観はわかるのではないか?と思います。
正しい相場観を理解して、正しく狙う、これが婚活の極意だと私は思っています。
間違っても、クララがぽいっと現れると思わぬよう、常に自分のイメージではなく、「現実」「事実」に目を向けていきましょう。
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