こんにちは、ドクダミ淑子です。
些細なことがとても気になってしまう性質で、それだけで1記事書けることが、自慢にならない自慢ですが、今日も飛ばして行くよ!
※ちなみに私は関東に住んでいますので、他の地方でこれが当てはまるかはわかりません。
いつもの挨拶に疑問を持った
ある日、いつものようにコンビニに入ると、いつものように店員さんが声をかけてくれました。
「いらっしゃいませこんにちはぁぁぁ~」
私はいつものように聞き流そうとしたのですが、「ん?」と立ち止まってしまいました。
この挨拶、おかしくない?
「いらっしゃいませ」の持つ意味
私は日本語学者でもなんでもありませんから、適当に書いていますが、いらっしゃいませって、色々な意味を含めた挨拶だと思うんです。
- こんにちは
- ようこそお越しくださいました
- ありがとうございます
- どうぞごゆっくりなさってください
このへんを合わせて、「いらっしゃいませ」って言ってるのではないかと思うのです。
アメリカでは「Hello」、韓国では「アニョハセヨー」とそれぞれ「こんにちは」的な一言ですが、日本語の「いらっしゃいませ」はもう少し言葉に含蓄というか、深みがあるような気がします。
あくまでも私の感覚ですが。
少し前までは、「いらっしゃいませ」だけでよかったのに
私は今33歳ですが、子供の頃の挨拶は「いらっしゃいませ」だけのお店がほとんどだったと思います。
なのになぜ、「いらっしゃいませこんにちはぁぁぁ~」になってしまったのか。
気になる。
なんなら、いらっしゃいませの「せ」と、こんにちはの「こ」がすごく近いのも気になる。
なぜこうなったんだろう、日本よ。
ファミレスが発祥な気がする
「いらっしゃいませ、デニーズへようこそ~!」
ファミリーレストランのデニーズがこんなことを言い出したのが、この問題の初期症状だと思います。
「いらっしゃいませ、ポンポコポン」
お好み焼きの「道とん堀」というチェーン店も、いらっしゃいませ+何かの先駆けでしょう。
それにしても、ポンポコポンってなんなんでしょう?
「こんにちは(ポンポコポン)」のタヌキ語ですか?
バイトに辱めを与えるためですか?
マニュアルがしっかりしているファミレスが、「いらっしゃいませ、○○と言え」というマニュアルを書いたことが、すべてのきっかけなのではないか――私はそう推測します。
このように、いらっしゃいませの後には何かを付け加えなければ、挨拶として成立しないという感覚が、私たちの中に浸透していった結果、「いらっしゃいませだけでは物足りない症候群」にかかってしまったのではないでしょうか。
そのうち、どんどん言葉が増えていくのかもしれない
日本のチェーン店は、どこも「差別化をして、競合に勝とう」としていますから、この挨拶もさらにセリフが増えていくのではないかと思うのです。
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・・・コンビニだと実際にこのくらい言っているところあるなぁ、大変だなぁ。
シンプルに「いらっしゃいませ」だけで完結してほしい
もうさ、この辺で原点回帰しましょうよ。
店員さんにムダに喋らせないで、レジ打ちや品出しに集中してもらえばいいじゃない。
みんなで声掛けして売れる、というのは声掛けしないと売れないってことの裏返しで、バイトの努力が足りないんじゃなくて、商品のクオリティと、MDとかディスプレイの問題なのよ。
変な挨拶したり、何でも声掛けたりしないで、ゆっくりお買い物をさせてちょうだい!
・・・と、今日もババアはぼやくのでした。
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