ドクダミ自由帳

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口うるさいコンビニがあった

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郊外のある駅の改札を出て、階段を降りるとそこにはコンビニがある。

比較的新しい、デイリーヤマザキだ。

 

やっとできたコンビニの自動ドアをくぐろうとすると、入口に貼り紙があった。

 

『通り抜けはご遠慮下さい』

 

 

いたるところに貼り紙のあるコンビニ

私はその貼り紙を見た瞬間、悟った。

「ああ、このコンビニは口うるさいコンビニだな」と。

そして同時に興味がわいた。

一体どこまで口うるさいのだろうか?

 

まずは、中に入ってトイレをお借りしようとすると、やっぱりあった!

『トイレを使う際は必ず 店員に声をかけてください』の貼り紙が。

そうですよね、じゃあ店員さんに声をかけてお借りします。

そして、トイレ内部のドア・壁には多数の貼り紙が、やっぱりあった。

 

『節電にご協力ください』

『付けたらきちんと消してください』

『鍵をきちんと閉めてください』

『出る時に、ドアは半分開けてください』

 

指示、多いな・・・

 

このデイリーヤマザキは、袋に入ったコンビニパンではなく、パン屋さんのように並べられたパンと、トングと、ビニール袋とパックがあって、お客さんが自由に取ってレジに持っていくタイプの店です。

そこにも貼り紙がたくさん。

 

『トングは一度使ったら店員に渡してください』

『袋はパン2個まで入ります(だから2個のパンに2枚の袋を使うなよ)』

 

ああ、口うるさいな・・・ 

 

 

別に無法者だらけの街でもないのに、とにかくうるさい

この駅前は快速も止まらないし、新興の駅過ぎて、少し前までリアルに何もなかった。

 

それが、スーパーができて、デイリーヤマザキができて、月々4万円台なんていうマンションができて、少しずつ発展している。

人の気配は少なく、田舎だけどヤンキーがたむろするイメージはない。

だだっ広い空き地に、整然とマンションや住宅地ができつつある、この土地。

 

そんな平和な街で、なんでここまで口うるさいコンビニがあるのだろうか。

きっとここのオーナー(奥さん)は、普段からいろいろなことが気になって仕方がない人なのだろう。

 

私はこのコンビニの貼り紙を見ながら、自分の母のことを思い出していた。

 

 

口うるさい母のおかげで、マナーを守れる大人になったかな

私の母も、ここのコンビニの貼り紙と同じくらい、口うるさい。

食事のマナー、話し方、外での振る舞い・・・とにかく細かく注意してくる。

1回の食事で、毎回3回は注意されていた。

私はよく、食べる時に不意にモノをこぼしてしまうのだ。

 

子どもの頃は、本当にうるさくて、いつもいつも常に見られて注意されるので気が狂いそうだったけれども、大人になってからは、母のおかげできちんとマナーを守れる人になったかもしれないと感謝するようになった。

 

温泉で「えー?身体って先に洗うの?普通、後じゃね?」と言いながら、身体を洗わずに入るギャル二人組。

同じく温泉で、長い髪を縛らずそのまま入っている子どもとその親。

電車が着たら、降りる人を待たずに乗り込もうとする人。

電車の中で、靴を脱がずに座席に乗る子どもとその親。

 

・・・道行く、マナー違反な人を見るたびに、私は母からの口うるさい注意が生きているんだと思う。

 

 

最後の最後まで、口うるさいコンビニだった

さて話はコンビニに戻って。

トイレのお礼にパンとトマトジュースを買おうとカゴに入れ、レジに向かいました。

 

『2番目にお待ちの方は、この(足元)マークのところまで下がってください」

そんなの分かってるよ、ちょっと前のめっちゃっただけじゃん、悪気はないよ。

 

そして順番が回ってきて、会計作業をするおじさんの後ろには、ドアがありました。

『厨房 店内で焼いています』

そこまで教えてくれるのか・・・

 

「お会計、Edyでお願いします」

そしていつもの読み取り端末にスマホを置こうとした瞬間、なんとそこにも貼り紙があったのです。

 

『ピピッ』

 

・・・

 

最後だけ、うるさい小言ではないそのセリフに、私は力を抜かれながら、入口とは逆の『通り抜けご遠慮下さい』の貼り紙のついたドアから、店を出ていきました。

 

 

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